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映画感想「007ノー・タイム・トゥ・ダイ」2021/10/8 @ユナイテッドシネマ豊洲

2021-10-15 20:16:03 | 映画感想
「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」

2021/10/8、ユナイテッドシネマ豊洲、10番スクリーン。H列。



ダニエル・クレイグ、レア・セドゥ、レイフ・ファインズ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、ラシャーナ・リンチ、
ラミ・マレック、クリストフ・バルツ、アナ・デ・アルマス、ジェフリー・ライト。



ワーキング・タイトル「Bond25」

ダニエル・クレイグ版007史上最も情けないジェームス・ボンドが登場。
MI6を止めてしばらくしてからのことになっているが、カジノ・ロワイヤル以来、上司(M)の規制をものともせず、
敵にどれだけ痛めつけられようと反発して見せるあのボンドが、敵に対して頭を下げて許しを乞い、よいしょして見せる。

今までも敵につかまったり、けがをしたり、ぎりぎりの状況に追い込まれることはいくどとなくあったが、
同僚や女性や子供のために武器を捨て全面的に敗北を宣言するようではどういえばいいのかよくわからん。

行動そのものは理解できても、それがジェームス・ボンドかと言われるとちょっと違う気が。
MI6を止めて「一般人」になったんだなって感じでした。



冒頭は凍った湖の傍に立つ一軒家。
ぐうたらな母親が酒をあおり、ソファに寝転がっている。
父親は殺しの仕事に出ているらしい。
家に近づく能面の男。娘は母を起こそうとするが果たせず、隠し部屋に退避する。

能面の男は旦那はどこかと聞き、母親がいないと答えると知っていると言いつつ、
旦那に家族を殺されたので復讐すると言って母親に乱射する。
娘は隠し部屋で潜んでいたが見つかり、隠し持っていた銃で反撃する。
能面は顎の部分が割れ、男は転倒するが、娘が外に引きずり出すとやおら立ち上がる。
娘は湖を走って逃げるが氷が割れて落水。男は娘の周りに乱射するが、なぜか助ける。



時は移り、スワン(レア・セドゥ)と仲睦まじいジェームス・ボンド(ダニエル・クレイグ)
車で移動した先には、「カジノ・ロワイヤル」でベネチアに沈んだヴェスパー(エバ・グリーン)の墓がある。
過去を断ち切るため、ボンドはヴェスパーの墓を訪れ「許してくれ」と書いた紙を燃やす。

墓にスペクターのマークのカードを見付けたボンド。
とっさに身をかわすが間に合わずヴェスパーの墓が爆発。ボンドは吹き飛ばされる。
敵に襲われながら、何とかホテルに戻ったボンド。
居場所をブロフェルドに教えていたのはスワンだと確信し、スワンと決別する。

**

初っ端から大問題発生のジェームス・ボンド。
この後、MI6の研究所が襲われ、研究員のオブルチェフを除いて全員が殺害され、オブルチェフは拉致される。
CIAのフィリックス・ライター(ジェフリー・ライト)と会い、新しい007ノーミ(ラシャーナ・リンチ)とも会う。
ボンドはパロマ(アナ・デ・アルマス)と合流し、物語は能面の男(サフィン、ラミ・マレック)も参戦して
世界規模への大虐殺に向かって突き進む。



監督(キャリー・ジョージ・フクナガ)はその名が示すように日系の血を引いており、父親は第2次大戦中の
日本人強制収容所で生まれたそうだ。

本人が意識してか知らずか、今までのボンドとは明らかにメンタル面が違った表現になっていると感じた。

以下、重大なネタバレ。白黒反転してお読みください。

**

ラストがあんなふうになってしまったので、まさかボンドは終わり? と思った。
エンディングの最後に「007 will return」と出るか(007が誰か言及されない)
と出るか「James Bond will return」と出るかやきもきした。
答えは後者だった。




また、次も読みたい方は白黒反転してください。

ボスキャラであるラミ・マレックの死は当然の帰結として、ブロフェルドが死に、フェリックス・ライターも死んだ。
次のボンドが誰になるのかも大関心事ではあるが、MやQやノーミ、パロマの続投はあるのか。
スワンはどうなる、その娘(ボンドの子でもある)マチルドは出るのか。
早くもBond26が気になる。

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