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日常と好きなものと母の自宅介護の極私的記録

食べて寝ないと死んじゃうから

2014-12-05 04:53:41 | ロンドン 旅行
「ロンドン滞在記02」

タクシーの荒々しい運転でホテルへ着いた我々は
(ロンドンのタクシーは皆等しく、かなりジェットコースター運転なのでお気をつけを)
ハイアット・リージェンシー・ホテルの
親切丁寧なチェックインで少し癒され
部屋へ通されました。

靴を脱いで
フカフカのベッドに寝転んで
「ああ、ほんとに来たのだなあ」
と感慨に浸ると
お腹の虫が鳴るわけです。



ホテルからすぐのオックスフォード通りに出て
沢山の電飾で豪華に装飾された建物を見ながら
どこかで食事を買って
ホテルの部屋で夕食を食べようということになりました。


事前に調べていった結果
ホテルからほど近くに
セルフリッジというデパートの地下に
おいしいフードホールがあるとの事で向かいました。


しかし本に書かれている内容は所詮机上の何とやら。


確かにおいしそうな食材が並んではいるのですが、
ほとんどレンジでチンするような食材ばかり。

デパ地下のフードホール…
食材売り場…
何かがおかしい。
………

しまった!

その名の通り
売っているものは
食材
つまり
レンジでチンや
一手間必要なものばかり。


スプーンやフォークはどうするねん。
温められへんねんけど、どないすればええねん。
英語も早口で通じへんし。
しかも円安で高い、どれも高い。
そうでなくてもロンドンの物価は世界一というのにー。

加えて12時間のフライトが
ここへ来て
思いの外
体力を奪っていることに気が付きます。


ううむ。
やはり買って帰るのはあきらめよう。
フードホールにある
イートインのスペースでサンドイッチでも食べよう。
お、名物とガイド本に書いてあった
「ソルトビーフ」なるものがあるではないか。
パンに肉を挟んだシンプルな装いだが
美味しいと評判らしいぞ。
どんな味付けかな~
食べてみよう。


しかしロンドンをあなどってはいけません。
まだまだ関門は続くのです。


ようやっと飯にありつけるとなった我々に
英語という難題が降りかかります。

店員が容赦なく
こちらを舐めてかかってくる。
雑な対応で
説明書きは読んだのか?
ハヨ食材選べ。
どっちだ?
早くしろ。
俺は仕事やる気ねーんだよ。
旅行?知らねーよ。
そんな感じの悪意てんこ盛りの「ソルトビーフ」が出て参りました。

いやほんと、、、
そんな感じの喧嘩腰の対応だったのです。
おのれ!ソルトビーフの店員、もといソルトくん!

すっかりやられた我々。
ご飯がおいしかったのなら
まだ救いはあるのですが。



まずい。



とんでなくまずい。




味がしない。

塩辛い。

パンぱっさぱさ!


以降、
これがロンドンの食のデフォルトだということを学びました。
すっかり意気消沈して
ホテルのベッドで泥のように眠りましたとさ。


あ、ちなみに
隣のマークス・アンド・スペンサーというデパートの地下が
コンビニのように何でも揃うということを知り
翌日以降そちらを利用するようになりました。

と、隣って、、、、
つくづく運が悪すぎる。

但し、
味がないのは変わりません。はい。
日本のコンビニの食がどれほど豪華なのかを思い知りました。



つづく。


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