日本語教師ママの子育て in 世田谷

2012年3月9日男の子を出産。2013年12月24日次男誕生。日本語教師とママやっています。

「あなた」について

2009-09-28 20:08:04 | インポート

シルバーウィーク明け、久々の日本語教室。

来月から木曜日担当となるので、月曜日の

授業も今日で最後。

小学1年から中学生までの男の子5人のクラスに

初めての女の子が今日やってきた。

中学生の男の子達は「女だ、女だ」と恥ずかしがって

隣に座ろうとしない。

なんかどの国でも、男の子って可愛いな~(子供だな~)と

しみじみ母のような気持ちに。

そんなこんなで授業を始め、超ビギナークラスなのだが、

すっかり個人差がついてしまっている。

やはり、学校に上がる前に、きちんと勉強をする、

ということを家庭でやっている子、やっていない子とでは

差がついてしまうんではないかな、と考えてしまう。

そんな中、モンゴル人の女の子の隣に、男らしく

座ることを名乗り出た、礼儀正しい中国人K君からの

質問。中学校で英語を習っているのだが、

「英語のYOUは日本語だと何て言う?」

だった。

う~ん、直訳すると「あなた」なんだけど、日本人って

普段英語の「YOU」のようにしょっちゅう使うものでは

ないし、奥さんが旦那さんに呼びかけたりする時に

使ったりもするし。。(といっても私たちより(30代)下の

世代ではそうやって、使う人も少ないだろうし、学生が

先生とかに、「あなたは、・・・」と言ったらなんか失礼な

感じになってしまうし。。

こういうのを母国語で説明できたら、すごくいいんだろうけど、

残念ながら、私の語学力では、カタコトの英語で説明するのが、

精一杯。(なんとかヴェトナム人のF君は分かってくれたようでしたが)

とにかく、「あなた」を使うよりは、相手の名前などを言ったほうが

いいんだよと、いうことで落ち着きました。

この問題はおそらく多くの日本語教師が投げかけられている

質問かと思うのですが、ベストな回答って何なんですかね。。。