日本語教師ママの子育て in 世田谷

2012年3月9日男の子を出産。2013年12月24日次男誕生。日本語教師とママやっています。

自分のなかの不思議

2010-05-15 22:34:52 | 日本語教育

日本語学校で、教えはじめて早一ヶ月が過ぎました。あっという間だったなぁ。最近、ちょっと変なことに気付き始めました。

それは。。。。日本人と話していて何か物足りなさを感じるということ。日本語の授業では、限られた語彙の中でいかに学生にわかりやすく伝えるかが大事。ジェスチャーや片言の英語を使って、それはそれは一生懸命コミュニケーションをとります(まるでミュージカルのように?)。顔の表情も大事なポイント。いつもは比較的淡々と話す私も、留学生たちには、喜怒哀楽、表情豊かに話しかけています。そのためか、日本人同士日本語で何の障害もなく話していると、何か物足りなさを感じることがあるのです。(ちょっと大げさかもしれませんが)

また、留学生たちにとって私達教師は、数少ない日本語でいろいろな話を好きなだけ出来る人。教室では、ここぞとばかりに質問してきます。「先生、結婚しているの?」「どこに住んでいるの?」「どこで服を買うの?」「どこで結婚式したの?」果ては「毛の濃い男性と薄い男性どっちが好き?」とか単刀直入?にどんどん聞いてきます。

逆に、日本人同士で話す時は、相手に遠慮したり、婉曲に言ったり、言わなくてもわかるかな、とか考え、直接的に話すことが少ないように思います。そんなこんなで、留学生たちと話している時は、一生懸命に熱く話しているため、日本人と話すことに何か物足りなさというか、一生懸命になれない自分がいることに気付きました。

なんだか不思議ですが、毎日を一生懸命必死に生きている留学生からきっとたくさんのパワーを私の方がもらっているのでしょう。私もたくさんのパワーを彼らに与えられるように、もっといい授業を出来るように日々頑張りたいと思います。