日本語教師ママの子育て in 世田谷

2012年3月9日男の子を出産。2013年12月24日次男誕生。日本語教師とママやっています。

高野優さんのエッセイ

2017-05-10 04:34:22 | 3歳2か月と1歳5か月
イラストレーター高野優さんのエッセイマンガを読んだ。
共感できるところがいっぱいでびっくり。

特に「おひさまランドセル」

の中の「娘の寝顔」という回。
~本文より~

 娘たちが寝静まったあと、夫が珍しく真剣な顔で、こう言った。
リンに対して、もっとやさしく接してあげてくれないかな」と。

 突然切り出されたので、ひどく動揺した、
わかっている、わかってはいるのに・・・・・。
長女を叱るときの私の口調は、荒くて厳しい。次女には、なだねるように叱ることができるのに、
長女にはそれができない。

 たとえば、ウサギのぬいぐるみを買ったとする。色あせるまで大事にするナギとは逆に、
リンは他のぬいぐるみまでほしがる。
その欲求の強さには、辟易してしまう。母親だというに・・・・。


 お互いの気持ちを修復しようとして、リンと二人だけの時間を作ったり、同じ視線で物事を
とらえるようにしたりと、できる限りのことをしている。けれど、しょせん、している「つもり」
だったのかもしれない。
夫の一言は、ゆっくりと積み重ねてきた私の子育てを、一瞬にして迷わせ、ぐらつかせた。

 寝室に入り、眠っているリンの姿を、そっと眺める。布団からはみだしそうなくらいに、ぐーんと
伸びた手足。それなのに、顔はあかちゃんのころの面影が残っている。この子があかちゃんのころは、
一挙一動に手を叩いて喜んでいたというのに、いつから叱ってばかりいるようになってしまったんだろう。

 子育ては楽しいことばかりじゃない。胸をもぎ取られるような痛みを感じるときもある。やりきれない
悩みや苦しみがあるからこそ、喜びの輪郭が、くっきりと映しだされるのかもしれない。

 今、抱えている悩みを乗り越えられたら、笑い話へと変わるのかな? 
 その日のためにも、明日こそは、もっとあたたかく接しよう・・・・。
娘の寝顔に向かって呟いてみる。








高野さんの文。
共感できることばかり。
やっぱり、第1子には期待も強かったりしてどうしてもきつくしかってしまうものなのかしら。
それとも、下の子は上の子が怒られているのを見て、怒られないように要領よくなるものなのかな。

気づけばお兄ちゃんばかり怒っている。
罪悪感。
可愛い寝顔を見ていると、こんな可愛い小さい息子をなんで叩いてしまったんだろう。
もう少し、冷静に怒れなかったのだろうか。
どうして、やめてって何回も言っているのに聞いてくれないんだろう。
あの時、1回でやめてくれていれば私もあんなに逆上することもなかったのに。。。。

後悔の思いはいくらでもでてくる。

毎日笑顔で過ごしたい。

彼らをぎゅーっと抱きしめると力がでてくる。
子供たちがいることで、私はママという自分が望んで望んでしかたがなかった人生を手にできている。

それなのに、なぜ。。。
いつも怒ってばっかり。
どうしてこの子は言うことが聞けないの。
人を叩いたり、馬鹿にしたりしたら、小学生になってママがいつもいるわけじゃなくなったら
どれだけやり返されるか。。
心配で心配で仕方ない。

子供を信じなさい。
よく聞く言葉。
でも、子どもが傷ついたり、泣いたりする姿はあまり見たくない。

そうならないように、いつも「気をつけて!」「どうしてそんなことするの」「いうこと聞きなさい!」
の連呼。

でも、子どもは親の所有物でもないし、いつかは巣立っていくもの。
心配ばかりしていても仕方がない。

今を大切に。
今、この瞬間は今しかない。
当たり前のことだけど、日々目の前のことに精いっぱいで、いつか子どもたちが成長して
いなくなることを忘れてしまう。

目の前にいるこの子たちとの今の時間を大切に。。。。