中央選挙管理委員会は3月18日、最大野党・前進党の解党を憲法裁判所に請求する手続きをとった。20日の会議で解党請求を受理するか否かが協議される見通しだ。
選管による解党請求は、前進党とピタ同党前党首が昨年5月の総選挙の運動中に同党が不敬罪を規定した刑法112条の改正を公約に掲げていたことが君主制転覆の試みとされ、今年に入り憲法裁から有罪判決を受けたことに伴うもの。
この判決に基づき中央選管に憲法裁への同党解党の請求を求める訴えがあり、検討の末に中央選管は訴えを受け入れ憲法裁に解党請求することとなった。
仮に前進党が解党となった場合、ピタ前党首を含む同党幹部10人ほどが10年間の公民権停止処分を受ける見通し。
いよいよ先の選挙で大勝した最大野党の解党処分が決定するようです。
若者の票を集めるため、徴兵制度と不敬罪の廃止、改正を公約にして大勝をしましたが、
選挙違反などを指摘され、与党になることを阻止され、当然党首のピタ氏は首相にはなれませんでした。
当局と前進党の争いを虎視眈々とみて政権についたのがタクシン貢献党で、有罪判決で海外逃亡中のタクシン氏とその妹のインラック女史はともに無罪に近い超法規的措置が取られました。
まさに漁夫の利を得たのがタクシンです。というかこういう筋書きを描いたのはタクシンだと思います。
その後も当局の追訴は続き、不敬罪について触れたことが憲法違反に抵触し、国家転覆をたくらむ極悪人とし党の解党及び幹部10名の公民権停止(10年間)が決まるでしょう。
前進党はこれらの処遇を不満とし、支持者の若者たちへ不満をあらわにしてます。
決定すれば大規模なデモがバンコクなどで発生し、交通や経済などに大きな影響が出るのは明らかです。
争い好きのタイ人は双方とも引くということを絶対しません。
20日以降のタイの動向には十分ご注意ください。
以前赤シャツと当局がもめたときには、赤シャツによる空港選挙、バンコク閉鎖など内乱に近い状態になり、軍が出動、戒厳令、夜間外出制限が出されました。混乱は2か月続き、国際線もSTOPしました。
日本人も銃殺されなくなっています。
タイは誰もが銃を所持している国です。
大規模デモ=内乱へとすぐつながっていくのがタイです。
ここのところタイは静かでしたのでそろそろ大きな爆発が起きるころなのかもしれません。
こういうことはタイでは定期的に起きています。
おまけ
麻薬が大量に入った袋が海から流れ着き、回収しているのは麻薬Gメンのようですが、いかつい顔、びっしり入れた刺青、どう見ても組織の殺し屋にしか見えませんね。