みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

深夜のお年始

2017年01月05日 | 俳句日記

 年末には茨城から二十六、二十八日。それから大晦日には福島沖から御歳暮が届きました。

そして、年明けの今日、ご丁寧に三度もお年始です。それがまた深夜の0:44分と2:53分、

最後に10:10分。いずれも福島沖からでした。

 ここ郡山市では、二十八日と今日の二時のものが震度4の揺れです。後は2・3度でしたが、

今の今でも、感覚に残っている揺れです。我が宿も、街も、何の被害もないのですが地震の

メカニズムを知れば知るほど、地震の歴史を紐解けば紐解くほどこのままでは済まないような

不安感に襲われます。

 ちょうど今、災害と日本の政治史をテーマにして雑文を書いています。年末と今日の揺れを

立て続けに経験すると、参考書の「日本地震列島」(尾池和夫著)「地震の日本史」(寒川旭著)、

「天災から日本史を読み返す」(磯田道史著)の中に記される知見や警鐘が実感として伝わります。

 そういう意味で、私にとっては有難い御歳暮とお年始でした。

 

一月五日(木) 快晴一時雪、風すこぶる強し。

      0:44 揺れを感じて目が覚める。ただちにNHKを点ける。

           震度3、福島沖。何時ものことぐらいに思い、寝る。

      2:53 再び揺れ。地鳴りを伴い、今度は違うと身構える。

           震度4、福島沖M5.8。

           時間差の襲来にいやな予感。点灯し防寒着を着る。

           夜明けまで起き明かす。

      7:00 日の出、快晴、川へ向かう。風強く身が煽られる。

           アイに悪いが、今日も断念。帰って朝食。

     10:10 資料を整理しているとまた揺れ。体感で3度くらいに思う。

           0時よりやや弱し。

           日差しすこぶる強く、風も治まるにつき布団を干す。

     15:20 PCに向かいながら外に目を転じると突然の吹雪。

           慌てて布団を取り込む。30分後には青空。

           郡山ではよくあること。今日は大自然に翻弄された。

              奥の道 なゐと吹雪の 年始かな

                                     放浪子

            

 

 


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