みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

愛鳥週間と

2018年05月10日 | 俳句日記


見事に晴れた公園には、皐月の風が薫っ
ていた。
鳥は天空の使徒であるから、晴れた日に
は元気が良い。

今日から愛鳥週間、丁度良い時候だ。
先ずは鳩が出迎えてくれる。
いつも陣取るベンチに座ると、何処から
ともなく、三々五々足元に群がる。


紙袋からパンくずを取り出すや否や、気
の早い奴は即座に飛び上がり、私の手に
止まる。


時には争奪戦が始まる始末。


そんな時は立ち上がって、地上にいる奴
に万遍なく餌を撒いて再び座ってみる。
すると、私に懐いた奴は足元を離れず、
ワン公のようにこちらを伺う様子。


ならばと手を出し餌を与えるのである。


可愛いもんだ。
だからと言って、奴が私を好いてくれて
いる訳ではないとよく承知している。
手にしたメロンパンが好きなのである。

鳩が群れると、次にスズメが群れ近づい
て鳩の目を盗みパン屑をさらって行く。
何時ものパターンだ。


今日は巣立ちしたばかりの子雀が来た。
姿と鳴き声ですぐ分かる。
親のように羽根の着こなしがスマートで
は無い、毛が膨らみずんぐりしている。


鳴き声はというと、チュンチュンではな
くヒヨコに似て、ピョンピョンに近い。
親に餌を催促する時は、体を小刻みに震
わせてよく鳴く。

だいたい仲春に多く見られるが、こいつ
は遅生まれの子だ。
枝に止まった姿も愛らしい。


グルグルポッポ、チュンチュンと賑やか
なのに誘われて、アオサギが来た。
鴨も上がって来る。


ムクドリは餌というよりも、鳩の羽毛を
咥えにやって来た。
巣作りをしているのだろう。


どいつもこいつも楽しい仲間だ。
他に四十雀、コゲラ、メジロを見たが、
スマホで奴らの姿を捉えるのは無理だ。
これから夏鳥が次第に増える。

〈愛鳥日 鳥と遊びて 日もすがら〉放浪子
季語・愛鳥日(初夏)

5月10日〔木〕皐月晴れ
雑食のスズメや鳩はまだしも、野鳥に
人間様の味の付いた餌を与えるのは良
くないらしい。
このブログも、厳格な鳥獣保護家から
は顰蹙をかっているかも。
ゴメンナサイ!

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