鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

第57回 HNモジュール運転会 その5   運営

2023年09月14日 | HNモジュール

HNモジュール運転会です。

昨日の車両に載せ忘れたのですが、この近鉄のひのとりですが、プラレール車両利用だと思います。 実写より随分短い車両なのですがこれでもプラレールを3両切継して1台の車両にしたそうです。 え〜 3輌も! 2両編成なので6輌も使ったの?

そして、側面の黒い細い線。 これは何と0.4mmの真鍮線を貼ったそうで、たくさんあるし平行に貼るのも難しいはずなので思った以上に手をかけて作った車両です。

 

さて、

運転会では

受付ができて、受付嬢もいます。 そこで、パンフレットも渡しています。

 

ちゃんと印刷されたパンフレットです。

 

さらに

鉄道写真や絵のコーナーとか車両の展示などもあります。

 

そして、パンフレットを手に熱心見てくれている方々がいます。

こうやってみると、展示のための運転会のように思えますが、そんな事はなく基本的に自分達がHNモジュールを楽しむための運転会です。

 

観客が増えたのは、会場の変更が大きな理由です。

もともと、運転会の場所にメセナ枚方と、中百舌鳥の会議室を使っていました。 メセナでは公開で観客歓迎でしたが、場所と部屋の構造で模型好きのみが来られる程度でした。しかしメセナ枚方が改装工事で使えなくなり、その親たる、枚方市文化芸術センターを使用することになりました。(メセナ枚方は改装後枚方市文化芸術センターの別館になった)。 

一方、中百舌鳥は施設の関係で見学不可で自分達だけで運転会をしていました。 その中百舌鳥の会議室も使えなくなり、その分は千里公民館を使うことになりました。

ということで、昨年頃から枚方市文化芸術センターと千里公民館交互に使うようになりました。

すると何が変わったかと言いますと、人流です。 一般の人が前を通る機会が増え、見せてもらっても良いですかと次々に人が入ってくるようになりました。 もちろん、自分の作ったモジュールを人に見てもらって、こうやって作ったなど自慢を言って誉めてもらうのはとても気持ちが良いのです。

 

前回の千里ではもう人がいっぱい。 

 

こうなると、受付を作って、入場制限ではないですが、あきらかにHNモジュールというクラブの運転会ですとのアピールがいる。 そうすると説明の文章ぐらい欲しい。さらに感想も書いてもらえたら、と希望者に感想も書いてもらったり。

すると、ほとんどは褒め言葉なのですが、厳しい指摘もされるようになりました。

 

その一つが、走行のトラブルです。

実は、HNモジュールは各自が持ってきたモジュールを繋いで一つのレイアウトにするという特徴があるのですが、それが同時に欠点でもあるのです。 どうしてもモジュールの接続点でトラブルが起きやすい。 何度も使ううちにモジュールの端の線路が持ち上がったり、線路が短かったり、高さが少し合わなかったり、昔の線路は100番だったが新しいモジュールはユニトラックに決めたので83番の細いレールを使っている。  と、つなぎ目で脱線や電気的な接触不良が起こることがある。

私たちにすれば日常茶判事なので、それなりに対応しているのですが、見る人にとってはトラブルは興醒めになるようです。

特に、ダイヤ運転で時刻表に沿って運転しているのに、脱線したり、ポイントの操作間違い、ギャップの切り替え間違いなどでトラブルがあると、仲間内では、まあこれぐらい仕方がないか、と思う程度なのですが、観客が入っている場合には、様子が変わってきます。 仲間内で楽しむのが基本でも観客から見たら白けている。 これってなかなか厳しい状況になってきたのです。

 

皆さん、綺麗に並んでいるのはダイヤ運転のために持ち場についているところです。 これで観客がいなければ気楽なのですが、会場の関係でここからどんどん観客入ってくるようになった。

 

そして、これです。 数日前の載せた画像ですが、ダイヤ運転でこのポイントで必ずと言って良いほど脱線した。 今まで脱線した覚えはほとんどないんだけれど、この日は100%近い脱線。 そこで寄ってたかったポイントを点検しているのですが、どう見ても正常。 こういうのは困ります、正常なので直しようがない。

 

そこで、帰ってから考えたんだけれど、隣のモジュールの接続に問題がなかったか?

この部分ですが、写真では問題なさそうですが、はたしてモジュールの水平はどうだったのか?

 

家で写したのですが、線路が水平かどうかを水準器付きのメジャーで見ています。

 

これは線路が水平ではなくて傾いています。

こういう状態で隣のモジュールと繋ぐとモジュール間で水平が異なり車輪が浮きます。 線路はある程度の柔らかさがあるので多少の水平の違いがあっても繋げられます。

実は、モジュール間での脱線は線路の端処理もありますが、大きな原因は水平(ねじれ)です。 家では脱線しない車両なんだけれど、運転会では脱線するというのはモジュールの繋ぎ方が悪いのです。 もちろん車両もこれに対応できるぐらいの柔軟性(悪く言えばがたつき)があった方が脱線しにくいのですが、きっちりできた車両は脱線しやすい。

ということで、HNモジュールメンバーの皆さん、次回の運転会では「特に注意して線路の水平を見ながら」モジュールを接続してください。 水準器もしくは水準器付きメジャーぐらい購入して持ってきて、皆さんが保線作業員のつもりで、絶対に脱線させない、との意気込みでお願いします。 えー!厳しい、趣味の模型なのに! ですが、観客が入るという事はそういうことです。 

観客の人に走りも含めて感心、感動してもらえるのは気持ちが良いではないですか。

 

それから、関西鉄道模型連合の重鎮?が来られていて話をしていたのですが、最近は鉄道模型趣味誌にとても精密な模型車両やモジュールが載っていて、すごいなと思うのですが、走らせるとダメなんじゃないか? と

その人も、精密すぎるのはダメなんです、走らせるとトラブルばかりです、車両もレイアウトも。

そう、本は静止画なので出来るだけ精密なものが見てもすごいので載せます、それは当然です。 でも、模型を作る人はそれが理想の鉄道模型だとは思わないで欲しい、スムーズに走らなければ、値打ちがないですよね、と2人で意見が合ったのでした。

最後に私が持ち込んだCS3で、自動運転を披露しました。 線路にセンサーがなくても勝手に走って、止まって、逆転して走ってまた止まる。 すなわちシャトル運転を行ったのですが、、、、

何の準備もなく、デモみたいに行ったので、私のプログラム力が足りなくて、少しは動いたものの訳が分からなくなって、ご迷惑おかけしました。 その時には観客がいなかった、いや模型人が1人見てくれていましたが、うまくゆかないと恥ですね、それこそ白けます。 でもね、メルクリンの3線式ではなく2線式でセンサーもなくてもCS3なら自動運転ができることを見せたかったのです。

ということで、今回の運転会はモジュール数が少なく寂しかったのですが、良い事はモジュールの接続はあっという間に終わった。 でも、その後喋りが始まって、テスト運転が疎かになったのかな?

 

写真担当もがんばっていました。

 

9月のHN運転会終わり

 

 

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第57回 HNモジュール運転会... | トップ | 1999年 ヨーロッパ鉄道模型... »

コメントを投稿

HNモジュール」カテゴリの最新記事