鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

行った模型店、などなど  その6  デルライン

2024年08月13日 | 鉄道模型全般

行った模型店、今回は大阪、京橋にあったデルラインです。

仕事に通う途中、京橋で京阪電車から大阪環状線に乗り換えていました。

その京阪京橋駅から、歩いて5歩、狭い道を渡ったところにデルラインという模型店ができました。 1980年頃です。

メルクリン専門店で、ショーウインドウには機関車や客車貨車など、綺麗に展示されていて、店の外からもよく見えます。

そこを外から見るのですが、中に入らないようにしていました。 それはうっかり買ってしまわないようにです。でも、仕事の帰り道なので毎日見ているうちに、つい中に入ってしまいました。 店主はSさんだったかな? ものごしの柔らかい中年の紳士です。

模型のパーツでは無くて完成品が並んでいるというのはとても魅力があります。 何度か行っているうちにメルクリンの入門セットを買ってしまいました。 蒸気機関車と客車2台、エンドレスの線路とトランスです。 もちろんメルクリンが3線式なのは大昔から知っていたので、手を出さなかったのでもありますが、ついに購入。

 

こういう、入門キットは安いのです。 取り敢えず買ってみて、それから買い足して、という戦略です。

このメルクリン、走らせるとよく走る。 当たり前のようですが、それまでのNゲージがすぐに集電不良で線路を磨いたり車輪を磨いたりで嫌気が差していたところに、何もメンテナンスなどしなくてもストレスなく走る。

 

でもって、黒い機関車を緑に塗って、屋根板をつけたのですが、そのプラ板が曲がって見苦しいのですが、こうやって手を入れるのにもあまり気にしなくて良い。

 

当時のメルクリンは交流だったので、前進後進の切り替えに特殊なリレーが入っている。 

そして、驚くことに台枠からモーターまで一体構造の鋳物なのです。 壊れるところがないという感じ。 車輪も打ち込みなので、動輪抑え板もない。 これはおもちゃからの発想で、壊れないことが一番なのだろう。 メルクリンがおもちゃメーカーだったからだろうが、ヨーロッパの他のメーカーもこれに近い鋳物を使った構造が多かった。

日本の模型人は今でもメルクリンは交流だと思っているんじゃないですか?  この後メルクリンは「全面ディジタル」に転換したのです。 機関車にデコーダーを入れたDCCの一種であるメルクリンディジタルに。

 

メルクリンディジタルコントローラーです。 2組買いました、デルラインです。たぶん1984年頃です。 この頃にはメルクリンはすでにディジタルになっていた。

 

そこでこの機関車は走れないかというと、もちろんこのままでは走れないが、デコーダーやモーターの改造キットが発売されて、こんな古い機関車でもディジタルにすることができるようになった。 そのときにリレーを外すのであるが、そのスペースにデコーダーを入れられるので簡単に改造できたのでした。

こういう、メルクリンへの道を開いてくれたのがデルラインでした。

そして、私のウエルテン王国鉄道がメルクリンを使用してできたのでした。

線路はメルクリンKレールだから、3線式。 客車はリリプトの2線式。 機関車以外は2線式でも構わない。

 

このウエルテン王国鉄道、メルクリンディジタルコントローラーが並んでいます。 1984年にはすでにディジタルで運転していました。 ただし、サウンドはありませんが、同じ線路上に複数の機関車を置けるしそれぞれ独立して制御できる。

 

さて、メルクリンHOをデルラインから始めたのですが、

 

Zゲージの入門セットもデルラインで買ってしまった。

これって、小さくて上等な鉄道模型だと思うので大事に扱うんですけれど、入門キットは安いんです。

 

そして、ノイシュヴァンシュタイン城を作って、Zゲージのレイアウトができました。 もちろん客車など買い足しています。

さらに、このレイアウトが進展して

 

雪景色に変わったのであります。

そして、この頃にはデルラインは閉店して無くなりました。

 

デルライン 終わり

行った模型店 つづく

 

 

コメント
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