目で追う母

こんにちはぽんたです。
九州地方が梅雨入りですって！
憂鬱な季節が近づいてますね。

母の面会に行ってきました。

もう車椅子なので
面会用の個室ではなく、リビングでの面会です。

他の入所の皆さんや、スタッフさんがいらっしゃいますが
母は、いつものように宙を見つめ
意思の疎通のないまま
私が勝手に話しかけていました。

私達の目の前を
洗濯物を持ったスタッフさんが通りすぎました。

母が、スタッフさんの動きを目で追いました。

えっっ？？　わかるの？　

宙の一点を見つめるか、目を閉じているかの最近の母でしたが
たしかに、目が動いたのです！

私が、母の目の前を通り過ぎてみました。

目で追ってくれました！

「わかる？　ぽんただよ！　あなたの娘のぽんただよ！　わかる？」

焦って少し大きな声を出してしまいました。

母は、動き回るスタッフさんを目で追っていました。
そのうち疲れたのか、白目になってました。（白目コワイ・・・）

視力がしっかりしない小さな赤ちゃんのように
ただ動くモノを、目で追っているだけのようでした。

期待してしまった分
なんだか疲れてしまいました。

まぁね。　私のことなんかもうわからないよね。

「あなたは誰ですか？？」
「お手伝いさんなのね」
「娘なんかいません！」

施設に入る前にも
母はよくそう言ってました。

本当に波のある認知症の症状に
一喜一憂してしまいました。