もう一度笑って

平成最後の秋に母が旅立ちました。
脳梗塞で倒れた夫をサポートする日々を記録する
のんびり主婦のブログ

母より仲良し?

2017-03-31 13:25:26 | 日々のこと
こんにちはぽんたです。
何だか寒いですよね。
ぽんた地方も桜の開花宣言が出ましたが
まだつぼみのほうが多いです。

母の面会に行ってきました。

母は、相変わらず私のことがわからず
不審な目で見た後は、どこを見ているのかわからないような
ぼーっとした目で宙を見つめています。

「こんにちは」 と、言うと 「こんにちは」 と、言えますが
会話はできず、私が一方的に
「少しずつ暖かくなったね」「もうすぐ桜が咲くよ」などと語りかけているだけです。
意思の疎通はできません。

そのかわり

ほかの入所者さんと、仲良く(?)なりました。

グループホームは特養などとは違い
認知症と診断されれば、要介護1からでも入所できますので
ひょいひょい歩く方から寝たきりの方まで、差があるのです。

介護度の軽い方々から、話しかけてくるようになりました。

ほとんど面会者のいない方々です。
私も面会に行くたびに、他の方々に向かって
「こんにちは」 とか 「今日は寒いですね」 とか
一緒に体操したり歌ったりしてきましたので気楽なのだと思います。

「また来たの~ゆっくりしていきな~」

「〇〇子(ご自分の娘さんの名前?)、久しぶりだね」

「お兄ちゃんだ、お兄ちゃん」 (ぽんたは、ショートヘアでGパンが多い)

「あのね~この前ね~」

私と誰かを間違えて話しかけてくれる方も、面会者だとわかっている方も
いっせいに話しかけてくれます。

返事を返していますが
スタッフさんからは

「エンドレスだから、相手にしなくていいですよ~」 と、言われます。

確かにエンドレスです。

同じことを繰り返し繰り返し話しかけてきます。

相手にしないほうが、母により多く語りかけられるのですが
その方々が 『寂しい』 ってわかるから相手をします。

母のような認知症重度の場合は除いて
リビングに入っていくと、一斉に向けられる期待の視線
母との面会中、ずっと見られている時もあり
帰る時には、名残惜しそうな目で見られます。

私がほかの入所者さんと話していても、帰る時も
母は無反応です。

本当は・・・本当はね・・・母と話したいです。

誰かと間違えてでもいいから
エンドレスでもいいから話したいです。
母に見つめてもらいたいです。

母よりも多く話しかけられて
母よりも多く声をかけて
なんだか複雑な気分です。
コメント (2)
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