えー、こないだ書こうと思ってたんですが時間なかったので今日書く。
センター試験準備で休みっていいですね。
閑話休題。
まずは記事から。
インパクト失格の薬物、日本でも禁止に
これ、18日の日刊スポーツです。
ディープインパクトが凱旋門賞失格となる原因になったイプラトロピウムが、日本の禁止薬物リストに追加されることが17日、明らかになった。現在は全国の競馬主催者による「禁止薬物に関する連絡協議会」で協議中だが、早ければ2月中にも決定し、08年1月1日から実施される。
あのイプラトロピウムが、来年から日本でも禁止薬物として取り扱われるようになる。JRA、NAR(地方競馬全国協会)と全国の競馬主催者で構成される「禁止薬物に関する連絡協議会」で、禁止薬物リストに加える方向で協議が進められており、2月中にも決定する。JRA馬事部の伊藤幹(もとき)副長は「イプラトロピウムは競走能力に影響を与える。明らかな禁止薬物。これまで日本では使われていなかったが、今後使用される可能性が非常に高い。1、2カ月の間に決めたい」と早急な決定の必要性を認めた。
主にぜんそく治療に用いられるイプラトロピウムは昨年の凱旋門賞後にディープインパクトの体内から検出され、それが原因で失格処分が下された。日本国内では、動物用としては流通していなかったため禁止薬物リストに入っていなかったが、失格騒動で認知度が高まり、全国の主催者が対応を迫られた。すでにJRAの薬物検査機関である理化学研究所では検査法確立へ準備を進めており、獣医師へも今後の使用に関して注意を呼び掛けている。
あくまで競走能力向上を目的とする使用を禁じるもので、治療目的であれば使用可能。体内に残留していない状態でレースに出走する限りは、何ら問題はない。
連絡協議会では昨年8月、現在禁止されている65品目に、新たに19品目を追加して84品目とした。さらにイプラトロピウムが加わる。今後は正式決定を受けて競馬施行規程が改定され、08年から実施される。
さて、聡明な皆様はお気づきになられたと思いますが。
JRAの人のコメントです。
「イプラトロピウムは競走能力に影響を与える。明らかな禁止薬物。これまで日本では使われていなかったが、今後使用される可能性が非常に高い。1、2カ月の間に決めたい」
イプラトロピウムは競走能力に影響を与える。明らかな禁止薬物。
これは「JRAにおいても『ドーピング』という認識を持った」と考えても差し支えないですよね。
つまり、JRAはディープインパクトのあの強さは多少ドーピング込みと認めたとも受け取れるんですが。
大半のミーハーの皆様はとっくに興味なくなってる方が多いのでいいんだろうけど、コアなファンはどう受け止めるんだろう。
ちなみに10月20日のスポーツ報知の記事でのJRAの人のコメント
「日本では流通していない薬で、競走馬の能力を高めるために、どのような影響があるかは、データがなく分からない」
(ここから見れます)
ついでにしばらく「影響ない」って見解も見たんだよなぁ。
最初の騒動のとき。
医療とか薬学専攻してる人間じゃないので(興味はありましたけど)なんともわかりませんが、上記青文字で完全に「競走能力に影響を与える」と言っているのでデータは採取したということになりますよね?
データ採取の方法は公表されてないので推論になりますが、
同等のレベルの馬を数頭ピックアップ(1頭じゃデータとして不足だろうし、ある程度比較する必要あるだろ)
↓
走らせてタイム等必要と思われるデータ採取
↓
イプラトロピウム投与(1回ってことは無いと思う。量もまちまちか。比較のため投与されないのもいるよなぁ)
↓
んでもって再度(数回?)走らせてデータ採取(凱旋門賞のディープの騒動のときに出た情報から考えると体内に残るのは1週間程度だからソレよりは早いか)
くらいのことはやってるはずですよね。
やってなくて、データをディープからだけ取ってたら(幼いときに採取してた心拍数とかのデータとの比較とか。単純な成長もあるだろうから意味無いと思うけどさ)尚更「ディープのあの強さはイプラトロピウムのおかげ」ってことになっちゃうくらいわかるはずだし。
「今まで禁止してない」ということは、逆にとれば「禁止してないからレース後に検査して反応でても問題なし」と扱ったとも言えると思うんですよ。
日本のお役所的仕事スタイルだし、禁止してなかったら当然の話ですし。
んと深読みしまくってますが別に今更遡及的にディープ失格とか言う気ないです。
んなのムダだし。
これで今までのディープのレース後の検査結果データ残っててそこでイプラトロピウムの反応出たらちょっと面白いんですけどw
あ、あっても公表しないですね。
それこそディープは常時使用におけるドーピングってことの証明になるから。
いやー、いろんな意味でディープの残した影響って大きいですねぇ。
作られたスーパーホースって雰囲気は増したけどな。
センター試験準備で休みっていいですね。
閑話休題。
まずは記事から。
インパクト失格の薬物、日本でも禁止に
これ、18日の日刊スポーツです。
ディープインパクトが凱旋門賞失格となる原因になったイプラトロピウムが、日本の禁止薬物リストに追加されることが17日、明らかになった。現在は全国の競馬主催者による「禁止薬物に関する連絡協議会」で協議中だが、早ければ2月中にも決定し、08年1月1日から実施される。
あのイプラトロピウムが、来年から日本でも禁止薬物として取り扱われるようになる。JRA、NAR(地方競馬全国協会)と全国の競馬主催者で構成される「禁止薬物に関する連絡協議会」で、禁止薬物リストに加える方向で協議が進められており、2月中にも決定する。JRA馬事部の伊藤幹(もとき)副長は「イプラトロピウムは競走能力に影響を与える。明らかな禁止薬物。これまで日本では使われていなかったが、今後使用される可能性が非常に高い。1、2カ月の間に決めたい」と早急な決定の必要性を認めた。
主にぜんそく治療に用いられるイプラトロピウムは昨年の凱旋門賞後にディープインパクトの体内から検出され、それが原因で失格処分が下された。日本国内では、動物用としては流通していなかったため禁止薬物リストに入っていなかったが、失格騒動で認知度が高まり、全国の主催者が対応を迫られた。すでにJRAの薬物検査機関である理化学研究所では検査法確立へ準備を進めており、獣医師へも今後の使用に関して注意を呼び掛けている。
あくまで競走能力向上を目的とする使用を禁じるもので、治療目的であれば使用可能。体内に残留していない状態でレースに出走する限りは、何ら問題はない。
連絡協議会では昨年8月、現在禁止されている65品目に、新たに19品目を追加して84品目とした。さらにイプラトロピウムが加わる。今後は正式決定を受けて競馬施行規程が改定され、08年から実施される。
さて、聡明な皆様はお気づきになられたと思いますが。
JRAの人のコメントです。
「イプラトロピウムは競走能力に影響を与える。明らかな禁止薬物。これまで日本では使われていなかったが、今後使用される可能性が非常に高い。1、2カ月の間に決めたい」
イプラトロピウムは競走能力に影響を与える。明らかな禁止薬物。
これは「JRAにおいても『ドーピング』という認識を持った」と考えても差し支えないですよね。
つまり、JRAはディープインパクトのあの強さは多少ドーピング込みと認めたとも受け取れるんですが。
大半のミーハーの皆様はとっくに興味なくなってる方が多いのでいいんだろうけど、コアなファンはどう受け止めるんだろう。
ちなみに10月20日のスポーツ報知の記事でのJRAの人のコメント
「日本では流通していない薬で、競走馬の能力を高めるために、どのような影響があるかは、データがなく分からない」
(ここから見れます)
ついでにしばらく「影響ない」って見解も見たんだよなぁ。
最初の騒動のとき。
医療とか薬学専攻してる人間じゃないので(興味はありましたけど)なんともわかりませんが、上記青文字で完全に「競走能力に影響を与える」と言っているのでデータは採取したということになりますよね?
データ採取の方法は公表されてないので推論になりますが、
同等のレベルの馬を数頭ピックアップ(1頭じゃデータとして不足だろうし、ある程度比較する必要あるだろ)
↓
走らせてタイム等必要と思われるデータ採取
↓
イプラトロピウム投与(1回ってことは無いと思う。量もまちまちか。比較のため投与されないのもいるよなぁ)
↓
んでもって再度(数回?)走らせてデータ採取(凱旋門賞のディープの騒動のときに出た情報から考えると体内に残るのは1週間程度だからソレよりは早いか)
くらいのことはやってるはずですよね。
やってなくて、データをディープからだけ取ってたら(幼いときに採取してた心拍数とかのデータとの比較とか。単純な成長もあるだろうから意味無いと思うけどさ)尚更「ディープのあの強さはイプラトロピウムのおかげ」ってことになっちゃうくらいわかるはずだし。
「今まで禁止してない」ということは、逆にとれば「禁止してないからレース後に検査して反応でても問題なし」と扱ったとも言えると思うんですよ。
日本のお役所的仕事スタイルだし、禁止してなかったら当然の話ですし。
んと深読みしまくってますが別に今更遡及的にディープ失格とか言う気ないです。
んなのムダだし。
これで今までのディープのレース後の検査結果データ残っててそこでイプラトロピウムの反応出たらちょっと面白いんですけどw
あ、あっても公表しないですね。
それこそディープは常時使用におけるドーピングってことの証明になるから。
いやー、いろんな意味でディープの残した影響って大きいですねぇ。
作られたスーパーホースって雰囲気は増したけどな。
「イプラトロピウムは競走能力を向上させない」
が現在のまともな見解かと考えられます。
それを覆す見解を出すには、本来はある程度論文が出来るレベルで確かな反論を出してないといけないと思われますが、それが出来て無い以上は「蔓延するニセ科学」の世界内でのコメントとして扱っても良いのではないでしょうか。
そういう意味では、件のJRAの職員のコメントは超のつく失言、として扱えばいいんじゃないでしょうかねぇ。
コメントありがとうございました。
「アカデミックな見識」といえば、確かにおっしゃられるとおりでしょう。
ただ、現在の情報網を考えるとこういった報道がなされた段階で「なんだ、そういうことだったのか」と思う人が続出すると思うんですよ。
全員が情報の真偽・根拠を調べるわけではないですし、ディープはミーハーファン多かったこともありますから(ミーハーがそこまで詳細に調べるなんてことは考えにくい)。
凱旋門賞であんなオチがついたので、JRAがテンパってる感じもしますけどね(苦笑