水徒然

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地球温暖化の要因に係る記載(その6:大気圏の水の偏りの影響とその評価方法)

2011-11-12 | 日記

'11-11-10投稿、追加・更新、強調
 既報までに記載しましたように、地球温暖化に係る要因の整理と現状考察をしています。
今年も冬がやってきました。当然寒くなります。
 我が国など北半球の中緯度地域では、「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」との感で、しばらく温暖化による豪雨・洪水の心配はありませんが、以下のgoogl画像解析から引用しました統計データから世界の海水温、気温の上昇はおおよそ半世紀前から紛れもない事実であります。
 地球温暖化によって引き起こされた海水温度の平均的な上昇に伴って、大気圏における平均的な水蒸気量は多くなるのは、季節を問わず原理的に自明であります。その場合に、増加した水(蒸気量)の状態変化によって、さまざまな地域において、豪雨洪水豪雪など天変地異・異常気象が引き起こされていると思っています。詳しく見る>>
 その反面、その地域以外では旱魃、渇水現象が発生していることも事実であります。詳しく見る>>
 したがって、これらの大気圏における「水の偏り」がどのようなメカニズムで発生しているのか?その影響(真因)を解明することが重要であると想われます。

<海水平均温度の推移>                  


<平均気温の推移>


 既報の引用文献から「・・・約3000年ほど前から気温は次第に低下し、2500年ほど前には一つの小氷期(弥生小氷期)を迎える。現在はその延長上にある。・・・」にも係らず、想定外の海水温の上昇によって温暖化(高緯度地域の熱帯化)を進行させて、特定地域で洪水を発生させていることが問題であると想われます。
 特に、海水温、気温の高い赤道付近の常夏の国々で洪水が発生し易いのは当然ですが、今までの治水対策を超えた想定外の降雨によって大洪水が発生している真因もよくわかっていません。詳しく見る>>
<海水面の平均温度分布>

参考投稿:
「世界の日照データ」
(赤道付近の照射エネルギーは年間を通じて多い)
UVインデックス、照射量に係る記載
(オゾン層の破壊などによって、環境中の紫外線は変化する)

 グローバルな気候変動要因について、「北極圏でのオゾンホール増大」、「南極になぜオゾンホールが発生し易いのか」という「風が吹けば桶屋が儲かる」的な切り口で断片的に調べてきましたが 個人的には地球表層圏変動の原因を雲の分布「水の状態変化」「水の局所的な偏り」がなぜ発生することが問題であると着目しています。

 専門的には気候変動に影響を与える現象として
・北極振動
・エルニーニョ・南方振動
・マドン・ジュリアン振動
・北大西洋振動
・太平洋数十年振動
・準2年周期振動
・対流圏準2年周期振動
・太陽活動
など、さまざまな理論が展開されているようです。引用本文詳しく読む>>

 今後は、「水の状態変化」「水の局所的な偏り」を調べるために、
MIMIC(気象衛星共同研究所の総合マイクロ波画像)」
(大気圏における可降水量の評価方法)*、既報に引用記載した「Cloudsat(クラウドサット)、カリプソなど)」(雲の分布、成分)のデータベースを理解して、可降水量および雲の発生状態、有害なエアロゾルの共存の有無、雲が停滞する地域の地質・地形、オゾン濃度、オゾン層破壊物質、人工降雨剤、有害電磁波の影響の有無との対応を調べることが必要であると想われます。
 一概に雲といっても、積乱雲など雨が降りやすいものとか、地震雲とかいろいろありますので、それぞれのもつ作用を理解することが必要とも想われます。
*(補足) 
J-GLOBALによれば、
MIMIC
A New Approach to Visualizing Satellite Microwave Imagery of Tropical Cyclones

熱帯低気圧の衛星マイクロ波画像を可視化する新方法
抄録:MIMIC(気象衛星共同研究所の画像変換した総合マイクロ波画像)と命名した新モーフィング・アルゴリズムを導入して,熱帯低気圧の可視化を改良し,これの解析と予報能力を強化した。このアルゴリズムを使って2つの成果品を作った,MIMIC-TCは熱帯低気圧が中心にあるLEO(低地球軌道衛星)マイクロ波画像アニメーションを与え,MIMIC-IRは静止衛星赤外画像上に層化した熱帯低気圧が抽出した降水場をアニメートした。複数の事例は補完映画を有し,オンラインで見る事が出来る。引用本文詳しく読む>>


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