みなさん、こんばんは。
今日は暖かいというよりは、暑さを感じさせるような陽気でした。昨日、おとといの花冷えが嘘のようです。
さて、今日は小説の紹介です。
「天と地の守り人<第1部>ロタ王国編」著:上橋菜穂子 新潮文庫
「天と地の守り人<第2部>カンバル王国編」著:上橋菜穂子 新潮文庫
「天と地の守り人<第3部>新ヨゴ皇国編」著:上橋菜穂子 新潮文庫
この3部作が守り人シリーズの最終作、つまり完結編となります。「精霊の守り人」からはじまった異世界ファンタジーも、本作で終わってしまうのです。
なんだか、一気に読みきってしまいました。年末年始やGWなど、比較的時間の取りやすい時期に、一気に読むには、ちょうどよい小説だと改めて思いました。
とにかく、バルサとチャグムの旅物語がもう読めないのかと思うと、寂しい限りです。
ちなみに、この3作品ですが、クライマックスに向けて、いろいろな伏線が収斂していき、とはいうもののハッピーエンドになるだろうという信頼感との兼ね合いで、グイグイと読めてしまいます。
とにかく、チャグムが成長したなぁと思えるし、ほんと皇太子としてふさわしくなっていく感じは、なんだか嬉しく感じました。
一方、バルサは年齢を重ねるごとに、圧倒的な力量を見せ付けるとまでは行かない場面もあるものの、最後は何とかしてしまう辺りは、物語に安心感を醸成し、締りを与えたと思います。
ファンタジーなんて子供の読むものだと思う人にこそ、是非読んでもらいたい至極の大河物語です。
それでは、今日はこの辺で。また、明日!