"ちょっと外から見た日本"

今、スペインに住んでいます。
大好きな日本のこと、
外からの視点で触れて見たいと思います。

“時の人”

2011-02-28 01:50:19 | 日記
東京マラソンでの川内選手の活躍、とてもうれしいニュースでした。

春日部高校の定時制で事務作業をこなす公務員の方が、練習豊富な実業団の方々を上回る実績を上げての3位。

見事、次回世界選手権の日本代表選手となりました。

2時間8分台、素晴らしい記録ですよね。

川内さんを、応援する同僚の方が、

「時の人ですね。」

とTVインタビューに答えていました。


私は、川内さんのように、意図的に作られたのではない、正真正銘の“時の人”に強い興味を覚えます。

競技の内容や記録もそうですが、むしろ、どのような方なのか、またその方がどのようなコメントをされているのか、ということにとても関心が湧くのです。

そこには、これからの時代に繋がるようなヒントがあるのではないか、と思うからです。


川内さんは、午後1時半から同9時半までフルタイムで働き、残業もこなします。

毎日午前中に地元で2時間ほど走り、昼過ぎには出勤します

高校時代には、故障も多く、決して順風満帆とは言えませんでした。

本領を発揮し始めたのは、学習院大学生の時。

箱根駅伝にも出場して活躍しました。

実業団の誘いもありながら、埼玉の公務員となりました。

「学生時代、強豪校に勝つとうれしかったんです。社会人でも強豪がすべてではないと見せたくて。ひねくれているんですけど」

「自分は強豪校から強豪大、実業団へいく日本のエリート育成システムからの落ちこぼれ。働きながら自分で練習を決めて、市民ランナーでやっていくことにこだわった」

そして、

「県職員として埼玉のための仕事をしたい。公務員としての仕事を身につけたい」

と話されています。


川内さんは、最近も挫折を味わっています。

1月の全国駅伝に、埼玉県代表のアンカーとして出場したのですが、順位をかなり落としてしまったのです。

その時のビデオも流れましたが、

「埼玉の名誉に傷をつけてしまった」、

と涙の中でおっしゃっていました。

そして、今回の東京マラソンで、その埼玉のユニホームを着て、見事リベンジを果たしたのです。

倒れこみながらのゴール、それはまるで駅伝を見ているようでした。


川内選手は今回の記録について、

「自由に好きなように、楽しく走るというスタイルでやってきたからこそ出た結果」


と話しています。


やはり、たくさんのヒントがあるように思います。

前回の駅伝、今回も、ユニフォームは“埼玉”でした。

そして、全国駅伝の時も、今回も、そして、仕事についても、“埼玉”への強い愛情を感じさせる発言をされています。

前回の名古屋での選挙、大阪等もそうだと思いますが、やはり自分たちの住む場所を大切にしていこうという流れであるように思います。

今、中東で起きている民主化とも、共通する流れにも思えます。

自分たちの地を、自分たちの手で、ということだと思うからです。


ご自分のことを“落ちこぼれ”と呼ぶ川内さんが“時の人”になったということには、様々な分野において、ヒーロー、トップ像が変化していくという意味も込められているように思います。

そして、それを達成するために、“自由に好きなように、楽しく”というキーワードもありますね。


川内さんの発言を聞いていても、自分が自分が、という感じはありません。

心の底に強さは感じますが、その奥ゆかしさに微笑ましく感じます。

郷土に対する深い愛情は、利他の心でもあると思います。


春日部東高時代に、陸上部監督として川内選手を育てた恩師は、

“山登りの練習では、全国トップレベルのチームメイトが音を上げるなか、
「行ける、行ける」と1人前向きな言葉を叫びながら前に出た”

“苦しい状況ほど力を出せる選手だった。東京マラソンも川内らしい勝ち方”と
おっしゃっています。

“苦しい状況で力を出す”ということは、今、そしてこれからの時代において、とても大切なことのように思います。

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“世界と繋がっていること”

2011-02-24 03:55:00 | 日記
ニュージーランド、クライストチャーチには、私も以前行ったことがあります。

新しさと伝統が調和した本当に美しい街です。

日本人にも、観光、留学、滞在含めてなじみ深く、大変過ごしやすい街です。

今回の地震の被害が最小限に留まりますよう、皆様のご無事を心よりお祈り申し上げます。


宮崎県・・・

口蹄疫でたくさんの大切な牛の命を犠牲にしなければなりませんでした。

ようやく一段落したところで、今度は鳥インフルエンザ、たくさんの鳥の命を犠牲にしなければなりませんでした。

そして、今度こそ再生を果たそうとする中での、新燃岳の噴火。

片付けても片付けても降り積もる火山灰との格闘の日々、今後の生活のこと・・・。


いつも一番大変なのは、現場にいらっしゃる方々です。


2月19日の日記にも書かせて頂きましたが、今、私たちにとって大切なことは、日本や世界で起きているこうした様々な出来事に対して、自らがその“当事者”になるということではないかと思っています。

離れていながらもその思いを一緒に受け止めていくこと。

そうしていく中で、今、自分が出来ること、そして、自分がやらなければいけないことも見えて来るのではないかと思うのです。


日本が、世界と相似になっているという説があります。

日本列島を構成する島々それぞれに、世界地図の各大陸をあてはめることが出来るのではないか。

確かに地図を見比べているとそう思えなくもありません。

九州は、アフリカ大陸に、四国は、オーストラリア大陸に、本州は、ヨーロッパ大陸からアジア大陸に、北海道は、南北アメリカ大陸に・・・。

すると、ニュージーランドは、淡路島のようにも見えます。

日本神話、イザナギとイザナミの国造りで最初に造られた、日本の発祥の地とも言われる場所です。


相似形の説が本当はどうなのかということについて、私にはよくわかりません。

ただ、自分が生まれた場所、今自分が住んでいる場所が、世界のどこと繋がっているのかを考えることによって、日本と世界が、そして自分と地球が繋がっているように感じることが出来るかも知れません。


さらに、もしかしたら、日本と太陽系のどこか、日本と銀河系のどこか、日本と全宇宙のどこかと繋がっているかも知れない、と思うことが出来るかも知れません。


そして、自分自身が宇宙と繋がっていること、そして調和しているのだということを感じることが出来るかも知れません。


そうすると、今度は・・・

私たちの生活における何気ない一つ一つの行為や思いが、実はどんなに深く大切なことなのか、ということに思い至ることが出来るのかも知れません。

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“日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか” 竹田恒秦著

2011-02-23 08:40:53 | 日記
著者の竹田さんは、いわゆる旧皇族で明治天皇の玄孫にあたる方です。

以前、“皇室典範に関する有識者会議”が、女性及び女系天皇容認のコメントを出した際、旧竹田宮家の子孫である竹田さんは、「男系でない天皇の誕生は『万世一系の天皇家』の断絶」としてそれに反対しました。

そして、「旧皇族の男系男子は、皇籍復帰の覚悟を持つべき」とおっしゃっています。

この本では、そのことについて触れていませんが、こうした背景については押さえておいた方がいいかと思います。

1月16日の日記でも書きましたが、私自身は、旧皇族復帰がいいとは思っていません。


この本で、著者は、世界から見た日本及び日本人に対する評価の高さについて、豊富な例を挙げながら説明をしています。

その中からいくつか紹介させて頂きます。

英国BBCの世論調査“世界に良い影響を与えている国”の第一位はどこでしょうか?

2006年は、なんと日本でした。
そこから三年連続一位、2009年は四位、2010年はドイツに次いで二位となっています。

私にも思い当たることがあります。

スペインから、お客様やスタッフと一緒に日本に行くと、皆一様に驚くのです。

街が清潔であること、人々がとても親切であること、景観も含めて、伝統と近代が調和していること、ヒロシマ、ナガサキ・・・。

文房具店での品揃えの豊富さ、そのクオリティの高さにも感激していました。(笑)


日本の『食』についても触れています。

栄えあるミシュランが☆をつけた日本のレストラン数が、フランスより断然多かったこと。

にも拘わらず、日本では、リストに出ていないレストランがまだまだあると受けとめられていること。

日本に行くと、おいしくて手頃な店がいかに多いかということにいつもビックリします。

著者もおっしゃっていますが、日本では、料理が、その種類毎に専門化されていることも素晴らしいと思います。

ラーメンを食べに行くのか、そばなのか、しゃぶしゃぶなのか、鰻なのか、それによって行く店が異なるということは、世界的には普通のことではないのです。

まだイギリス等に比べると、スペインでは、魚がおいしい店とか、肉料理がおいしい店とか、バルでのタパスであったり、タベルナ(笑)と呼ばれる庶民的な店でのプルポ(タコのぶつ切り)であったりと、比較的店の種類はある方です。

それでも、日本のレベルにまで細分化されている訳でありません。


ホテルに宿泊する顧客の国別評価、日本人は、3年連続世界のベストツーリストに選ばれているそうです。

行儀の良さ、礼儀正しさ、部屋をきれいに使う、騒がしくない等がその理由だそうです。

さもありなんですね。

「来た時よりも美しく」、「立つ鳥跡を濁さず」という言葉は、素晴らしい言葉であり、習慣だと思います。


では、国民の自国に対する評価はどうでしょうか。

なぜか、日本を評価する日本人の比率は43%と、大変低い数字になってしまいます。

中国や韓国の約80%と比べてももちろん、米国の60%、英国62%と比較しても低い数字です。

世界から評価されている日本が、なぜか日本人には評価されていないのです。

著者は、これは、戦後日本が占領政策によって植え付けられた“自虐史観”によるものだと言います。

私も全く同感で、著者がこの本を出されたのも、その認識を変えて行こうという目的からだと思います。


この本では、ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんの言葉、「もったいない」にも触れています。

マータイさんは、「もったいない」という言葉は、“経費削減(リドュース)、再使用(リユース)、資源再利用(リサイクル)、修理(リペア)という四つの『R』”の意味が全て含まれた素晴らしい言葉だとおっしゃいます。

考えてみるとその通りですね。

これら全ての意味を同時に含んだ言葉は、他の国にはないようなのです。

この言葉があるということは、その思いが日本に昔からあったという証明でもありますね。


私たちが何気なく使っている、「いただきます」、「ごちそうさま」という言葉。

「いただきます」は、“「あなたの命を頂きます」という意味で、食材そのものに対する感謝の気持ちを表す言葉”、

「ごちそうさまでした」は、“食材を作ってくれた人と食材を生産した人に対する感謝の言葉”なのだそうです。

あまり意識せずに使っていました。

そして、その言葉には、そうした機会を与えて頂いた様々な方々への感謝の気持ちも入っているような気もします。

それは、その料理を食べさせてくれた両親やご先祖様への感謝でもあり、八百万の神々への御礼でもあるのかも知れないと思います。

著者は、日本の歴史が、その長い間、皇室とともにあったことに大きな意味があると説明します。

私もその通りだと思います。

他の国々では、力や権力で征した者が、その国の王となりました。

しばらくすると、それを倒すものが出て来て、別の王、その家系に移って行きました。

世界の歴史とは、その変遷の歴史だったとも言えるでしょう。

日本では、皇室が、権力の側にいつもいらした訳ではありません。

にもかかわらず、その長きに渡って万世一系のシステムが引き継がれて行きました。

世界のどこを見渡しても例を見ない、大変ユニークな様式なのです。

そしてそれは、日本に引き継がれてきた「和」の精神を象徴しているのだと思います。


著者は、孔子の言葉、「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」を使って、「和」と「同」の違いを説明します。

“「和」とは、自らの主体性を維持しながら他と協調すること”

“「同」とは、自らの主体性を失って他に妥協すること”

「和」という言葉、そしてその意味するところは、私たちにとっても、とても大切なものなのではないかと思います。


この本の中には、海外の人々の心に長く刻まれて来た日本人の話も出て来ます。

八田與一さんは、台湾の歴史の教科書にも出ている日本人です。

日本統治時代の台湾で、当時世界最大の『烏山頭ダム』の指揮を執られた方です。

そして、張り巡された水路は実に1万6000キロ。

著者は、その建設工事の慰霊碑を見て、“日本人と台湾人の名前が交互に分け隔てなく表示されていた”ことに感動します。

“八田は台湾人のみならず、日本人をも危険な作業に従事させ、自らも率先してそれを行った”のだと。


旧ソビエト連邦だったウズベキスタンには、『ナヴォィ劇場』という、中央アジア最大のオペラ劇場があります。

その建物は、ソ連によって強制連行されてしまった日本人によって建設されたものです。

後年、震度8の大地震が起き、市内三分の二の建物が倒壊する中、このナヴォイ劇場は、

“まったくの無傷で、見渡す限りの瓦礫の山のなかで、凛と輝いていた”

と言います。

劇場の建設には、500人の抑留者が充てられ、そのうち60人が事故などで亡くなってしまいました。

本来でしたら、敗戦後の日本に戻る筈だったのに、理不尽で過酷な仕事でした。しかし、

“そのような理不尽かつ非人道的な状況のなかにあっても、手抜き一つすることはなかった。”

自分の生命がおびやかされるような環境下においても、

“完成度の高い仕事を成し遂げることを美徳としてきた”日本人の姿を、そこに見るのです。

日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか (PHP新書)
竹田 恒泰
PHP研究所

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“9.11テロ疑惑・国会追及” 藤田幸久著

2011-02-20 07:45:00 | 日記
9.11、米国同時多発テロに疑惑があるという話、聞かれた方も多いと思います。

実は、米国では、“2006年10月に行われた「ニューヨーク・タイムズ」とCBSの共同世論調査では、アメリカ政府が何かを隠していると思う人が53%、嘘をついていると思っている人が23%という数字が出て”います。

一方、日本では、この話はまだまだ“トンデモ陰謀論”としての域を出ていないのではないでしょうか。

私は、そのこと自体、日本の政治、マスコミが、いかに米国に依存、従属しているかということを示していると思います。

この問題を日本の国会で追及した方がいます。

この本を書かれた藤田議員です。

2月18日の日記で引用させて頂きましたブログのきくちゆみさんも共著となっていらっしゃいます。

私は、この国会質疑について最近まで知りませんでした。

知らない方も多いでしょう。

国会中継を流したNHK含めて、大手マスコミは、そのことを全く採り上げなかったからです。


9.11は、知れば知るほど、おかしなことが多い事件です。

私自身は、これは、アフガニスタンやイラクに戦争を起こう為に行った米国の自作自演だったと確信しています。

当時ニュースを見ていて、大変なことが起こってしまった!と大きなショックを受けると同時に、なんか変だな、という印象もあったことを思い出します。

それは、2棟のビルがあまりにも見事に崩壊してしまったこと。

まるで爆弾を使って古くなったビルを壊すビデオを見ているようでした。

また、飛行機が突っ込んだ(と言われている)ペンタゴン、それから、飛行機が墜落した(と言われている)ペンシルバニアの現場、そこに飛行機の残骸がないのが不思議で、なんでだろう?と思いました。

その時の違和感は正しかったのだと思います。

ワールドトレードセンター(WTC)ツインタワー、そこで救助活動にあたった多くの方々が、ビル内で大きな爆発音を聞いています。

実際、崩れるビルの下方で順番に爆発が起きている様子もビデオで確認することが出来ます。

飛行機が衝突した、なんとその1時間前に、ビルの地下で起きた爆発の爆風に飛ばされ、やけどを負いながら救助活動をされていた方もいらっしゃいます。

しかし、この多くの人々が体験した爆発音のことは、委員会の報告書では、なぜか無視されて出て来ません。

それどころか、ツインタワー崩壊に関する公式見解自体、未だに出ていないのです。


防衛の中枢である筈のペンタゴン、突っ込んだと言われている飛行機の破片は、なぜかそこにありません。

全て溶けて無くなったと説明されているのです。

そんなことがあり得るでしょうか?

その割には、ペンタゴンの破壊現場の壊れた壁のところに、書類やPCが燃えずに残っていたりします。

そして、破壊箇所は、突っ込んだと言われる飛行機の大きさに比べて明らかに狭すぎるのです。

ペンシルバニアに至っては、ほとんど茶番の世界です。

やはりそこに墜落した飛行機は、高熱の為消失してしまったと言います。

なのに、なぜか犯人の一人と言われるプラスチックカードの写真が出て来たり、その回りの草は全然燃えていなかったりするのです。


しかし、私が最も決定的だと思うのは次のことです。

9.11で倒壊したビルは何棟だったでしょうか?

答えはツインタワーの2棟ではありません。実は3棟です。

なぜか、ツインタワーから離れた第7高層ビル、飛行機が衝突した訳ではないのに、ツインタワー全面崩壊から7時間経って、全く同じように倒壊してしまいました。

委員会の報告書では、このビルの崩壊のことについて全く触れていません。

人為的な爆発原因以外に説明がつかなかったからでしょうか。

しかも、その全面崩壊の前に、火事の消火にあたっていた消防士たちが全員引き揚げ命令を受けています。

更に不可解なのは、英国BCC、米国FOX5テレビ、米国CNNテレビ、3つの大TV局が、そろいもそろって、このビルの実際の崩壊以前に、このビルが「崩壊した」とレポートしていることです。

CNNに至っては、実際の崩壊1時間前に「第7ビルが崩壊しました」とレポートしています。

9.11の不可解な点は、実は他にもたくさんあります。

飛行機が突っ込んだことを知ってからもブッシュが、その時いた小学校から動かなかったこと、シークレットサービスもその時彼を守ろうとしなかったこと、前の日、次の日にWTCの飛行機テロが起きるという話が出たこと、しかしそれに対して何のアクションも取らなかったこと、犯人だと言われている19人のうち少なくとも8人はなぜかまだ生きていること、後年、WTC近くのビル屋上から800人分の遺骨が出てきたこと、報告書における無数の時間軸のごまかし、隠蔽等・・・。


藤田議員は、“9.11とは何の関係もないアフガニスタンの子供たちが犠牲になっている”としてそうした子供たちを支援しようと学校作りのプロジェクトを起こしました。

そして、24名の日本人犠牲者親族に対する日本政府からのきちんとした説明、対応の必要性を訴えます。

9.11の事実解明、国会での質疑内容含めて、事実をきちんと伝えていくことは、マスコミの義務であるはずです。

私がこの件をあいまいにしておいてはならないと思うのは、中東やアジアにおいて、また同じようなことをする可能性があると思うからなのです。

戦争を始めるためのデッチ上げです。

9.11テロ疑惑国会追及―オバマ米国は変われるか
藤田 幸久,デヴィッド・レイ・グリフィン,きくち ゆみ,童子 丸開,千早
クラブハウス


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“これからの日本”

2011-02-19 05:05:05 | 日記
支持率がついに18%を割ってしまった菅内閣。

方針の違いをものともせずに連立の秋波を送っていた社民党からも、子ども手当、特例公債法案の反対方針を突きつけられ、3分の2以上の賛成が必要な法案成立が、いよいよ難しくなりました。

そんな中、小沢さんに近いと言われる民主党議員16名が、新会派結成届けを提出。

一挙に政局が動き始めましたね。

もちろん、菅さんは、小沢さんを封じ込めようと必死だと思います。

そして、小沢さんを封じ込めたいのは、菅さんだけではありません。

小沢さんが動くことによって、今までの利権構造、そして力関係に大きな変動が起きると予想される官僚、警察、検察、裁判所、米国、マスコミ。

あの手この手を使って、なんとか小沢さんを政治の世界から遠ざけようとしていますね。

当然、今回も、マスコミ含めたくさんの組織や人々が、小沢さん、そして造反した議員を強烈にパッシングするでしょう。いわく、

“こんな大切な時に内紛を起こすとは何事か?”

“国民の生活をないがしろにしてはならない。”等々。

そして、その動きはもう始まっているようです。

確かにそうしたコメントは正しいと思いますが、菅民主党のままで、足が地についた政権運営をして行けるとはとても思えません。

私達国民一人一人がこれからどう反応していくかということは、今後に向けての大きな分岐点になるのではないかと思っています。

小泉さんが、以前追い込まれた時に、郵政民営化に絞りこんだ“郵政選挙”をやったように、菅さんが “TPP選挙”をやる可能性もあるでしょう。

もしそうなった時、国民が、それに反対し、菅さんの民主党を追い込むことになるのか、

それとも、“平成の開国”の標語に乗って、米国の輸出拡大目的の政策に乗っかるのか、

そうした判断もポイントになってくると思います。

まあ、仮に自民党がまた政権を取り返しても、米国の意向を無視してまでTPPに反対出来るのかどうかは、それもまたちゃんと見ていく必要があると思いますが。

いずれにしても、どこかに寄りかかった状態では、これからの時代を乗り切ることは出来ないと思います。


世界的にもそうだと思いますが、今、日本は過渡期にあると思います。

火山の噴火や大雪を含めた自然災害もそうですし、借金国家日本のデフレ経済、政治の混迷、山積みの外交問題・・・。

どんどん大きな試練に向かっているような気もしないではありません。


私は、今、起こっている現象一つ一つに目を向け、関心を持つということは、とても大切なことなのではないかと思っています。

自分自身がその当事者なのだという意識を持って考えること。

反対に、自分が無関心であると、それを直接経験する機会を与えられることになる、のではないかとも思っています。

それは、更なる自然災害であったり、国家の破綻であったり、食糧不足であったり、戦争であったり・・・。

自分の身で実際に経験出来るということは大変ありがたいことだとは思いますが、事前に予想して、避けることが出来ればそれに越したことはないと思います。

その為には、自分自身が当事者となり、どうすればいいのかを考え、実行していくというプロセスがとても大切なのではないかと思うのです。

逆に、今からそのようにして行けば、万一、将来何か起きた場合にも、慌てることなく、周りの方々を励ましながら、ベストを尽くしていくことが出来るのではないかとも思うのです。

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“子宮頸がんワクチンについて”

2011-02-18 04:45:00 | 日記

丹波-浪速道さんより、子宮頸がんワクチンの件でブログを紹介頂きました。(http://kikuchiyumi.blogspot.com/2011/02/machpvbyfda.html)

実際に婦人科に勤めていらっしゃる方からの大変切実なコメントも入っています。

また、最近の日記で紹介させて頂いているTHINKERさんも、体系的にまとめていらっしゃいます。(http://www.thinker-japan.com/hpv_vaccine.html)

是非、ご覧ください。


私は、この地球におけるあらゆる生き物の存在は、奇跡だと思っています。

人間の体は約60兆個の細胞で出来ていると言われています。

その無限とも思える数の細胞は、それぞれが膨大な情報を有するDNAを持ち、生きています。

ある細胞は心臓になり、ある細胞は肺になり、ある細胞は血管になり、ある細胞は手や足になり・・・・

と、それぞれ異なる機能を持つパーツを形成して行きます。

そして、そのたくさんのパーツが融合、調和して、人の体が出来ています。

しかも、私たちの体は無限のプロセスを通して、常に変化しています。

古い細胞が、役割を終える一方で、新しい細胞が生まれ、その役割を引き継いでいきます。

私たちは、一つ一つの細胞やそれぞれの器官の働きを意識することなしに、呼吸をしたり、食べ物を消化したり、歩いたり走ったり、考えたりすることが出来ます。


なので・・・

「この世に人智を超えた奇跡なんてない」

という言葉を聞いたりすると、複雑な気持ちになってしまいます。

その言葉を発する、まさに私たちの体が、人智を超えた奇跡だと思うからです。

私たちが授かった体に感謝して生きたいと思うのです。


自分の体に入っていくものに興味を持つということも大切だと思います。

口から入る食べ物、水等の飲み物、鼻から入る空気。

不純物の入った燃料を入れた車からは、煙が出たり、故障したりします。
当然、エンジンにもよくないでしょう。

人の体も同じことでしょう。

自然治癒という、やはり私たちが授かった素晴らしい機能があります。

それを働かせるためには、心の持ちようも大切だと言われています。

健康な心には、健康な体。

あまり神経質になり過ぎないことも大切で、そこはバランスを取って行けばいいのだと思います。


太古より、人は、体に必要なものを外部から摂取して来ました。

口から摂取したものは、胃や腸で分解され、空気は、鼻から肺を通って、それぞれ血管を通して、体全体に運ばれていきます。

健康な人が普通の生活を送っている限り、血管に直接何かを送りこむということはありません。

インフルエンザ等の病原菌も同じです。

目や鼻や口等の粘膜を通じて入って来ます。

ワクチン接種、それは、血管の中に、直接病原菌を送りこむ行為です。

そのこと自体、体にとても危険な行為だと思うのです。


“子宮頸がんワクチン”、ご紹介頂いたブログでも様々な問題点が指摘されています。

HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスは、約200種あるそうですが、そのうち発ガン性の高い15種類が、子宮頸がんの原因とされています。

一方で、子宮頸がんワクチンで予防できるのは、HPV16型と18型の2種類。

全ての発ガン性HPVの感染を防げるものではありません。

特に、日本人の子宮頸がんの原因はHPV 52型、58型が多いと言われているので、その効果は限定されているのです。

他の多くのワクチンと同じように、副作用による死亡報告も出ています。

更に、ワクチンの有効性自体を崩すような話もあります。

米国FDAは、食品や医薬品等の許可、違反品の取締り等を行っている政府機関です。

そのFDAが“HPVは子宮頚癌の原因ではない”と発表しているのです、

このように様々な問題を抱えたワクチン接種を、ギリシャ、そして米国でも動きが出ているように、法律で義務付けたりするのは、私には何らかの意図があるとしか思えません。

ビルゲイツ氏の「予防接種には、人口増加を抑制する(人口削減)効果がある」という発言には、“ケムトレイル”にも似た意図を感じてしまいます。(http://www.abovetopsecret.com/forum/thread660139/pg1)

子宮頸がんワクチン、日本では幸い、まだ強制接種の動きは出ていないようですが、無料のワクチン接種は、すでに各地で始まっています。

効果や副作用に関するメーカーのごまかし、無責任な政府の対応、危険性を追求しないマスコミ、よってその実態をきちんと知らされない国民・・・

今まで幾度となく繰り返されて来たパターンではないでしょうか。

実際に接種を受けるかどうかは、もちろんそれぞれの方々の判断ですが、少なくとも出来るだけ現状を理解しておくことは大切だと思います。

それが、これからの未来を創っていく子供たちのことであれば、なおさらのことです。

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“選挙について”

2011-02-17 06:15:00 | 日記
私が、日本で素晴らしいなと思うことの一つが選挙です。

日本でも選挙における不正は散見されます。

しかし、そうした行為に対して、きちんと処罰されるのであれば、きちんと機能している、と言えると思います。

ただ、私がここで素晴らしいな、と強調したいのはそのことではありません。

それは、投票の集計結果における信頼性です。

投票用紙一枚一枚が正しく数えられているのか否か、そして、それがきちんと数字に反映されているかどうかということは、言うまでもなく大変重要なことです。

しかし、世界には、選挙結果が信頼出来ない国々があります。

そこでは、疑心暗鬼が常について回ることになります。

民主主義の根幹に関わることです。

更なる紛争の種にもなります。

国民の心の安定ということにとっても大きな問題でしょう。


幸いにして、私たちは、選挙の集計結果を信頼することが出来る国にいます。

一票でも間違いがないか、細心の注意を払ってチェックしている方々の姿を思い浮かべることが出来ます。

そうした喜びを感じながら投票に向かえればいいなと思います。


ですので、実は今日見つけたのですが、昨年名古屋で起きたこと、そして、その時のマスコミの対応には、大きな憤りを覚えるのです。

細心の注意を払って公正な作業を行っている方々に対して申し訳ない気持ちがします。

それは、昨年の名古屋市議会リコール署名でのことです。

‘名古屋市選挙管理委員会の伊藤年一委員長が、”本人署名で有効と認められたものをなんとか無効にすることはできないか”と事務局長に持ちかけたというもので、おまけに”議事録も非公開にしろ”と恫喝したという、とても公正な選挙を守る公的機関の代表が行ったとは思えない驚くべきものでした。’ 
(http://yokotakanko.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/nhk-eb35.htmlさんのプログより)

さらに驚くべきことは、12月4日朝のNHKニュースで大きく取り上げられたその内容が、半日もたたずに跡形もなく消去されてしまった、ということなのです。

即ち、選挙管理委員長の不正な発言があり、そのことをニュースで発表したところ、(多分)なんらかの圧力がかかり、NHKがそのニュースを削除してしまったということなのです。

ご存知の通り、リコール署名、紆余曲折がありながらも必要人数に達してリコールが成立し、今月行われた愛知・名古屋のトリプル選挙で、“河村陣営”圧勝という結果となりました。

しかし、この選挙管理委員長が処分されたという話は聞きません。

下記は、昨日の日記でも紹介させて頂いたTHINKERさんが、NHKに電話で確認された内容です。

‘追記:NHK名古屋に電話で確認したところ、ホームページ上から削除されたニュースは、12月4日の朝7:30に放映されたもので、その内容は「市議会リコール署名で河村市長の支持団体が2万2000人分の無効署名について一括異議の申し立てをしたところ、選管が会議を開いた。そこでいろいろな意見が出て、伊藤委員長の問題発言があった。それは、署名に本人の意思があっても無効にできないかというもので、選管の委員の中には反対する者もいた。当日の議事録を残すな、という発言があったが、それが選管の中の誰の発言であるかは不明」とのことでした。
また、ホームページ上のニュースは通常、5-7日残すが、内容によっては、編集的な判断(意味不明)のもとに早期に削除することがあるとのことでした。’(http://thinker365.blog130.fc2.com/blog-entry-50.html)

NHKの対応含めた全容解明も、まだ残っています。

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“ケムトレイル”

2011-02-16 04:30:00 | 日記
この言葉、ご存知の方もいると思いますし、初めての方もいると思います。

飛行機雲、以前は、短時間で消えていたような気がします。

しかし最近、飛行機が去ってからも、その雲が長時間残っていることがあることに気がつきませんか。

色の濃さも変わらないのに、空いっぱいにどんどん広がって残る雲。

そのように拡散しながら長時間残る雲のことを“ケムトレイル”と呼ぶ人がいます。

そして、その雲の中には、有害物質を含んでいると。

即ち、人体にとって有害な物質を飛行機で散布している、という説なのです。

飛行機が去った後、何かが降ってきたという証言も出ています。

何かを散布する理由については、地球温暖化を防ぐために、空に膜のような障害物をつくって地表が熱くなるのを防ぐとか、雨を降らせて天気を人工的に操作するとか、人によっては、人口削減策(!)と言う人もあり、いくつかの見解があります。

所謂、陰謀論の一つで、私も、そのようなことが行われているのではないか、とは思っていましたが、確信には到っていませんでした。

しかし、それが今回確信に変わりました。

ご関心のある方は、このビデオをご覧下さい。

我々の空に何がばら撒かれているのか
http://www.youtube.com/watch?v=9DauAV_XrSU

このビデオは、1月15日日記でも触れさせて頂いたTHINKERさんから紹介頂いたものです。

映像は、昨年2月にサンディエゴで開かれた“アメリカ科学推進協会(AAAS)”のシンポジウムの様子です。

シンポジウムのタイトルは、“ジオエンジニアリング(地球規模の気象操作プログラム)”となっています。

ここでは、なんと、地球温暖化対策として、アルミニウムを空から大量にばら撒くことが、公然と議論されているのです。

講演に参加し、危機感を感じたアメリカのジャーナリストが、このドキュメンタリーフィルムを製作したという経緯です。

プレゼンテーターは、まだ、空からの散布は一切行っていないと言っていますが、温暖化対策として、その必要性と緊急性を訴えます。

コストがかからない手段だとも。

一方で、人体の影響への質問に対しては、正式な調査をしていないと言います。


今回のシンポジウムは、人々の反応を見るための観測気球なのかも知れません。

しかし、すでに行ってきたことを後付けで正当化して行こうとする政策の一つなのではないかと思います。

最初のうちは反対するけど、だんだんとその感覚が麻痺してくるように。

取材したジャーナリストは、

「この散布の本当の目的は、人口削減なのかも知れないし、よくわからない。
いずれにしても、一部のエリートにとってのみ利益になるものだろう。」

と言います。

そうした流れを許さないこと、また、その為にも、何が行われているのか真実を明らかにすることが大切だと思います。

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“言論の自由について”

2011-02-15 04:40:00 | 日記
日本は民主主義の国ということになっていますが、そうでない部分もまだまだあるようです。

所謂、言論の自由についても同じことが言えそうです。

私たちは、普段、自分の好きなことを書いたり、話したりしていると思っています。

確かに、なにかの批判をしたからと言って、どこかの国のように、その途端に当局の人達が飛んで来て捕まえられてしまう、ということは、普通はありません。
(実際には、そういうこともかなり起きているようですが、ここでは、ないと仮定します。)

何かについて話をする時には、自分が多少なりとも知っていることを話しますよね。

では、その自分の知っていることが、実は事実でなかったとしたらどうでしょうか。

もしくは、当然知っておかなくてはならない大切な情報が抜け落ちていたとしたら。

その場合、正しい結論は出て来ません。

今日本で問題なのは、その状態が意図して作られているケースがあるのではないかということです。

それがなぜ起きるかというと、情報を流す側にとって都合がいいからです。


日本に行った時、どのチャンネルを回しても、同じテーマが扱われていました。

世界、いや日本の中だけでも、取り上げられるべきトピックはたくさんあるでしょう。

なのに、日本のニュースで取り上げる、例えば5つの話題、それがほとんどどこも同じ、というのは、正常なこととは思えません。

更に不思議なのは、その論調がどこも同じだということです。


記者クラブという組織があります。

理屈上、新しいメンバーも入れることになっていますが、実際は、外国人マスコミも、フリーの記者も入れない極めて排他的なクラブです。

そこで、記者は、その情報を流す側にとって都合のいい情報を得て、独自の分析もせずに同じような情報を流すことになります。

変な記事(?)を書いて記者クラブを追い出されでもするようなことになっては困るわけです。


今、日本で、偏っている情報の代表例は、小沢さんのことでしょう。

アンケートをとると、小沢さんやめるべし、が大部分になります。

必要な情報が国民に行き渡った上での結果なら、全く問題はないのです。

しかし、マスコミ報道を見ていると、そうとは見えません。

検察は、小沢さんを2回起訴しようとして、結局起訴出来ませんでした。

なのに、検察審査会という、だれが参加したのかもわからない人たちの判定によって強制起訴になりました。

現時点で問題になっているのは、収支報告書への記入時期がずれたことですが、なんだそんなことか、と国民に思わないようにするためなのか、報道でその内容が出ることはありません。

そして、悪いという印象だけが 植え付けられて行きます。

菅さんたちも、裁判の結果が出る前に、小沢さんの政治生命を絶とうとしているのか、党からの追放を模索しています。

無実であったら一体だれが責任を取るのでしょうか。

私は、小沢さんに政権を取って欲しいとの思いはありません。

その政治手腕は素晴らしいと思いますが、選挙で勝つことが最優先のように思えます。

しかし、それはこのこととは全く別の話です。


一方で、日本の変化を促すようないい現象も起きていると思います。

それは、チュニジアやエジプトでも活躍したネット。

今回、こうした国々でネットが活躍したということは、マスコミでも取り上げているようです。

この現象は、そうした日本のマスコミをも変えていくインパクトがあると思います。

NHK朝の討論で、ある政治家が、

「小沢さんは、証人喚問には出ようとしないで、ネットTVに出たりしている。表に正々堂々と出てくるべき。」

と言っていましたが、こうした発言は、だんだん出来なくなって来ると思います。


しかし、そんな時期だけに、様々な抵抗やフェイクはまだまだあるでしょう。

正しいかどうかの判断に迷ったとき、“体で感じること”、“直感”に委ねるのもいいのでないか、と思います。

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“エジプトのこと”

2011-02-13 04:55:00 | 日記
ムバラク大統領、辞任しましたね。

チュニジアから始まった民主化の流れ、今回は民主化運動においてネットが活躍したと言われていることもあり、関心を持って見ていました。

9月までなんとか持たせて、自ら指名した副大統領に移譲しようとしていましたが、デモは収まらず、結局すぐに辞めざるを得なくなりました。

軍隊との大きな衝突もなく、今ままでのところ、とてもいい流れで進んでいるように思います。

それにしても、オバマ大統領の民主化支持の声明は、米国の外交のうまさを感じさせます。

米国の中東政策において、重要な親米国、そして、ムバラク大統領をサポートして来た米国が、もうその政権が持ちそうにないと思うと、素早く姿勢を変える、その変わり身の早さには舌を巻きます。

やはり以前から様々なシナリオを設定し、周到に準備して来たのだと思います。


ただ、まだまだ安心するのは早いように思います。

一度動き出した流れは、時には行き過ぎが出ることもあるでしょうし、安定するのには時間がかかることもあるでしょう。

それは、エジプトの中についてもそうだと思いますし、近隣諸国への波及という意味においてもそうかも知れないと思います。

しかし、現在の民主化運動自体は、今の大きな流れなのだと思いますし、未来につながる流れだと思っています。


一方で、いくら米国が、民主解放をサポートする声明を出そうとも、今までの親米政治に対する反動が出てくることもあるでしょう。

中東における親米勢力と反米勢力の力関係に変化が生じることによって、それが戦争に繋がるような流れだけは絶対に避けなくてはならないと思います。

もし、それを知っていて、米国が、あえてその流れを起こしているのだとしたら・・・。


今日、“トランスフォーマー2”という映画を見ていました。

そこでは、エジプト、そしてピラミッドが、地球の将来に関する大きなポイントとして取り上げられていました。


エジプトを新しい時代への道しるべとして繋いで行けるかどうかということは、私たちひとりひとりの意識にも関係しているように思います。

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“ワンピース”

2011-02-10 22:40:00 | 日記
今朝、NHKで漫画“ワンピース”の特集番組をやっていました。

なぜか昨日読んだ新聞でも、ワンピースを取り上げていたので、触れてみたいと思います。

私も、ワンピースは、子供につられて、漫画を読んだり、アニメや映画を見たりしています。

体が自由に伸び縮みする“ゴム人間”ルフィーが、“海賊王”目指して仲間と世界を冒険するというその設定自体もそうですが、主人公たちの発想や行動は、メチャメチャ破天荒です。

なのに、なぜかとてつもないリアリティーがあって、その世界にいつの間にかのめりこんでしまいます。

1997年に最初の本が出て、いまだに一巻から売れているマンガは今までなかった、と言います。

最近、まとめ買いをする人も多いようです。

それにしても、どこからそのストーリーの発想が出て来るのか不思議です。

当然、そのマンガを作った作者はどんな方なのかと、興味が湧いてきます。


でも、著者の尾田さんは、表に出ない人だそうです。

NHKの番組でも、尾田さんの机の上には、一枚の紙が置いてあって、そこには、尾田さんが描いた麦わらのルフィーの顔があって、その横に、

「インタビューは、やらねーぞ!」

というセリフが書いてありました。(笑)


しかし、今までに、一人だけ、ラジオで尾田さんと対談を行った方がいます。

それは、宮崎駿監督アニメで有名な、スタジオジプリの鈴木さん。

音声で流れた、その時の鈴木さんと尾田さんとの短いやり取りは印象的でした。

鈴木さん「(ワンピースは)義侠ですよね」

尾田さん「はい。(黒澤明監督の)“七人の侍”を意識しています。」

そして、「その時代のヒーローに関心がある」という意味のことをおっしゃっています。


それで私が、思い出したことがあります。

子供が小学校低学年だった時、クラスのまとまりが今一つと思ったのか、担任の先生が、

「ルフィーと仲間たちのように力を合わせて行こう!」

とおっしゃったそうです。

それを聞いた子供たちは、何か感じるところがあったようで、とたんにまとまりが良くなったそうです。

仲間とはなんなのか、助け合うというのはどういうことなのか、ということが、ルフィーと仲間達の姿を通して、体で理解出来たのだと思います。

先日触れた映画“宇宙戦艦ヤマト”も、仲間や同胞を守るとはどういうことなのか、ということがテーマになっていたと思います。

仲間たちの為に、自分の命を懸ける、犠牲にすることがある、ということも。

先週、日本からの機内で見た映画、“デ・ジャブ”もそうでした。

数日前にもう亡くなってしまっている女性、そして船の爆発で亡くなったたくさんの人々を救うために、主人公は、過去に戻ることを決意し、自分の身を顧りみず、奮闘します。

最近、そんなテーマの映画や作品を目にする機会が増えて来ました。

もしかしたら、近い将来、そのような場面に実際に直面する人々が出てくる、というメッセージなのかも知れません。

その時、あなたはどうしますか?と。

でも・・・

だからこそ、そんな方々には、最後の最後まで生き抜いて欲しい、と切に思います。


尾田さんのことに戻ります。

尾田さんを、表に出したい人はたくさんいるでしょう。

そして、それが実現すると、あっという間に、尾田さん自身が、時代のヒーローになるでしょう。

その選択肢を採っていないところに、この方の、なにか凄味のようなものを感じます。

ONE PIECE 1 (ジャンプ・コミックス)
尾田 栄一郎
集英社

ONE PIECE 61 (ジャンプコミックス)
尾田 栄一郎
集英社

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“神社と日本人”

2011-02-08 04:30:00 | 日記
帰国した際、空き時間を使って神社に行って来ました。

靖国神社、大宮の氷川神社、福岡の警固神社です。
いずれも、今回初めて参拝させて頂きました。

靖国神社には、戦争で亡くなった方々の英霊を慰め、平和な国家を建設するという願いが込められています。

大宮氷川神社は、武蔵の国に、たくさんある氷川神社の総本山です。
この氷川神社と、近くの中山神社、氷川女体神社の3つの神社が、浅間山と冬至の日の出の線上に一直線に並ぶそうです。

警固神社は、神功皇后による三韓征伐の際、船団を守護し勝利に導いた警固大神を祀ったのがその起こりと言われています。

それぞれ、その謂れや歴史、ご祭神も違います。
しかし、そこには共通して醸し出される、ある雰囲気があります。

私が、日本で素晴らしいと思うことは、日本にはたくさんの神社やお寺があることです。

それは、商店街やオフィスビルの隙間の、おやっ、と思う場所にもあります。
お地蔵さんもたくさんいらして、そこで人々は自然に手を合わせます。

私たち日本人は、自分たちが確固たる宗教を持っているとは思っていません。

正月には、神社に初詣に行き、お葬式には、お寺に行き、クリスマスもお祝いをする、という大変“柔軟な”過ごし方をしています。(笑)

しかし、神社で見る人々の姿には、全ての人に共通する、とても厳かで凛とした雰囲気があります。



神社の鳥居を、お辞儀をしながら順番にくぐっていくにつれ、自分の心が落ち着いていくのを感じます。

柏手を打ち、神様に向かってお辞儀をすると、生かされていることのありがたさを感じます。

このような場所を、他の国々で探すのは難しいように思います。

もちろん、教会や寺院はたくさんあります。

しかし、そこに流れる雰囲気は、やはり日本で感じるものとはかなり異なっているように感じます。

日本の人口1億2千万人のうち、実に9千万人の人々が初詣に行きます。

海外の人から見ると、大変敬虔な国民に見えるでしょう。

でも、自分たちには、そうした意識はほとんどないでしょう。

私は、それは、実は、素晴らしいことなのだと思います。

そうした行為が、自然に行われていることを表している、と思うからです。


靖国神社にも、大宮の氷川神社にも、長~い参道があります。
氷川神社の参道の横には、店が並んでいます。

警固神社は、“天神”という住所にあります。

人々の生活と自然と神々とが調和していることを感じさせてくれます。

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“日本で感じたこと”

2011-02-06 09:25:06 | 日記
今、マドリッドに戻る中継地点のミュンヘンの空港で、日本のことを思い出しながら書いています。

今回の日本で、特に感じたのは女性の変化です。

この何年か、男性を意識しているのか、がんばっているという感じの女性を見ることが多かったような気がしていました。

今回は、自然体で落ち着いた、とてもいい雰囲気を感じることが多かったです。

内面から静かに出てくる、揺らぎのない自信のようなものを感じました。

ひとことで言えば、母性でしょうか。

母親ではない方々からも感じました。

高野孝子さんや、安倍昭恵さんのように、最近の日記で書かせて頂いた方からも、そして、街を歩いている時、電車の中でも、感じました。

本物の母性の開花が始まったのでしょうか。
海外で、あまり感じたことのない感覚でした。

一方で、そうした変化は、男性からは、あまり感じませんでした。(笑)

でも、やはり変化は起きているのでしょう。

日本サッカーのアジアカップ、決勝、準決勝含めて、オンタイムでTVで視ることが出来ましたが、感動しました。

自分の役割をきちんと理解して、個のレベルアップと、チームとしての和の働きがとてもバランスよく感じられました。

監督も、素晴らしいですね。

優勝後のインタビューでも、すべての選手の働きを、控え選手全員の名前を出しながらねぎらっていました。

ある意味、日本人よりも日本的な心を持つ、素晴らしい指導者に恵まれたと思います。

日本ハムの斉藤投手の騒がれ方もすごいですが、今の時代を代表するような雰囲気を持った方だと思います。

ゴルフの石川遼さんもそうですね。


話は変わりますが、映画の「宇宙戦艦ヤマト」を見ました。

特撮面とか、やはりハリウッドの映画とは、違いはあると思いますが、色々なメッセージがちりばめられているように感じました。

面白いな、と思ったのは、自然や平和を愛するイスカンダルと、破壊的な力を持つガミラスが、同じ星の中に存在していることでした。

何か、陰陽の世界を見ているように思いました。

その星に着いて、無数の敵の中を進んでいくにつれて、自分の身を盾として犠牲になっていく仲間たち。

その数はどんどん減っていき、イスカンダルのエネルギーまでたどり着いたのはわずか3人でした。

それは、闇の中をどんどん進んで行くと、光に到達するという感じでもありましたし、無数の精子が犠牲となりながら、最後に卵子に到達する、受精のようでもありました。

ヤマトに一人乗った古代進が、地球を守るために、敵に突っ込んでいく最後のシーンも印象的でした。


今、女性は、静かに、しかし、大きく変化、進化していると感じます。

そうした女性をサポート出来るように、これから男性の変化も起きてくるのだろうと思います。

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トークイベント “アジアの世紀が始まった!”

2011-02-01 21:15:11 | 日記
1月29日(土)に、東京で参加させて頂いたイベントのタイトルです。

主催は、ミャンマーへの支援に取り組んでいらっしゃるNPO法人メコン総合研究所、
協賛は、JICA地球のひろばです。


第一部は、エッセイスト、ノンフィクション作家として有名な桐島洋子さんが、ご自分の体験を交えながら、これからのアジア、その中での日本、について話をされました。

19世紀は、欧州の植民地政策、20世紀は、天下のおせっかい国で巨大化願望の強い米国の時代、そして21世紀は、アジア、特に中国、インドの時代。

そうした中にあって、日本人は、“草食系”ではなく、どんどん外に出ていくことが大切であると、ご自身の体験を話されました。

海外を旅する船中での出産、ベトナムでの従軍記者としての経験、逆境の中でたくましく生きる子供たち。

「ミャンマーに行ったら、夜は真っ暗でなにも見えなかった。夜は暗くていい。」

という言葉は、先日触れさせて頂いた高野さんのお話に共通するものがありました。


第二部は、“ミャンマーを応援する方々によるトークショー”というタイトルで、写真家の関口照生さんがコーディネーターとなり、桐島さんのご長女桐島かれんさん、安倍元首相の奥様でいらっしゃる安倍昭恵さんとのトークショーでした。

皆さんは、ミャンマーに学校を建てる支援をされています。

ミャンマーは軍事政権ですが、お布施や寄付金を使って、お寺でも学校を運営しています。文字通りの寺子屋学校。

識字率は、9割以上となっています。

就学率も高いのですが、子供たちの両親が、その日生活するためのお金を得るのも大変な中で、子供たちも仕事を手伝う家庭が多く、その結果、学校に通う子供たちの数がどんどん減ってしまうのです。弁当を持ってくる余裕もありません。

寺子屋学校も、上はトタン屋根、机も床もない地面の上で勉強しています。

そうした中、寄付金を募り、今まで10校を建設することが出来ました。

まだまだ学校数が少ない一方で、教師の質、教材、給食等ソフト面の問題点も浮かび上がって来ました。

教育のことですから、政府に介入するようなことがないよう注意すると、出来ることと出来ないことも出て来ます。


安倍昭恵さんのお話は、私の心の中に大きく響いていきました。

「ミャンマーの子供たちは貧しく泥だらけですが、その目は輝いています。
仏教の信仰心も篤く、礼儀正しく、目上の人を敬ったり、家族で分け合うという気持ちも強いのです。日本で失われてしまったものがここにあるように思います。」

「ミャンマーでは戦争で亡くなった日本人兵士を手厚く葬ってくれています。
そうした方々に恩返しするのは日本人として当然のことだと感じています。」

「支援の在り方について悩んでいます。欧米流ではなく、日本、日本人だから出来ることとはなんなのか、日々自問自答しています。」


関口さんは、世界各地に行って、子供たちの写真を撮っている中で、見えてくるものがある、と説明されました。

桐島かれんさんからは、子供さんが通っているインターナショナルスクールでは、様々なイベントを通して、お金を集めていくことが当たり前になっているとの説明がありました。


続く懇親会では、様々な経歴、経験の中で、自分の出来ることをされている方々にたくさんお会いさせて頂き、私にとっても大きな刺激となりました。

ミャンマーの支援にご関心のある方は、下記に連絡してみてください。
http://www.gmijp.net/

私にとっては、先のガイアシンフォニー含めて、本当の幸せとはなんなのか、ということが深いテーマとなっています。

ものが“あること”と“ないこと”についても、よく考えてみる必要がありそうです。

そして、それは、今豊かな暮しをしている私たちにとっても無縁ではありません。

日本でも最近、色々な出来事を通して、その問題に実際に直面することも多くなっているように思います。

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