"ちょっと外から見た日本"

今、スペインに住んでいます。
大好きな日本のこと、
外からの視点で触れて見たいと思います。

“日本で感じたこと”

2011-02-06 09:25:06 | 日記
今、マドリッドに戻る中継地点のミュンヘンの空港で、日本のことを思い出しながら書いています。

今回の日本で、特に感じたのは女性の変化です。

この何年か、男性を意識しているのか、がんばっているという感じの女性を見ることが多かったような気がしていました。

今回は、自然体で落ち着いた、とてもいい雰囲気を感じることが多かったです。

内面から静かに出てくる、揺らぎのない自信のようなものを感じました。

ひとことで言えば、母性でしょうか。

母親ではない方々からも感じました。

高野孝子さんや、安倍昭恵さんのように、最近の日記で書かせて頂いた方からも、そして、街を歩いている時、電車の中でも、感じました。

本物の母性の開花が始まったのでしょうか。
海外で、あまり感じたことのない感覚でした。

一方で、そうした変化は、男性からは、あまり感じませんでした。(笑)

でも、やはり変化は起きているのでしょう。

日本サッカーのアジアカップ、決勝、準決勝含めて、オンタイムでTVで視ることが出来ましたが、感動しました。

自分の役割をきちんと理解して、個のレベルアップと、チームとしての和の働きがとてもバランスよく感じられました。

監督も、素晴らしいですね。

優勝後のインタビューでも、すべての選手の働きを、控え選手全員の名前を出しながらねぎらっていました。

ある意味、日本人よりも日本的な心を持つ、素晴らしい指導者に恵まれたと思います。

日本ハムの斉藤投手の騒がれ方もすごいですが、今の時代を代表するような雰囲気を持った方だと思います。

ゴルフの石川遼さんもそうですね。


話は変わりますが、映画の「宇宙戦艦ヤマト」を見ました。

特撮面とか、やはりハリウッドの映画とは、違いはあると思いますが、色々なメッセージがちりばめられているように感じました。

面白いな、と思ったのは、自然や平和を愛するイスカンダルと、破壊的な力を持つガミラスが、同じ星の中に存在していることでした。

何か、陰陽の世界を見ているように思いました。

その星に着いて、無数の敵の中を進んでいくにつれて、自分の身を盾として犠牲になっていく仲間たち。

その数はどんどん減っていき、イスカンダルのエネルギーまでたどり着いたのはわずか3人でした。

それは、闇の中をどんどん進んで行くと、光に到達するという感じでもありましたし、無数の精子が犠牲となりながら、最後に卵子に到達する、受精のようでもありました。

ヤマトに一人乗った古代進が、地球を守るために、敵に突っ込んでいく最後のシーンも印象的でした。


今、女性は、静かに、しかし、大きく変化、進化していると感じます。

そうした女性をサポート出来るように、これから男性の変化も起きてくるのだろうと思います。

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