"ちょっと外から見た日本"

今、スペインに住んでいます。
大好きな日本のこと、
外からの視点で触れて見たいと思います。

“これからの日本”

2011-02-19 05:05:05 | 日記
支持率がついに18%を割ってしまった菅内閣。

方針の違いをものともせずに連立の秋波を送っていた社民党からも、子ども手当、特例公債法案の反対方針を突きつけられ、3分の2以上の賛成が必要な法案成立が、いよいよ難しくなりました。

そんな中、小沢さんに近いと言われる民主党議員16名が、新会派結成届けを提出。

一挙に政局が動き始めましたね。

もちろん、菅さんは、小沢さんを封じ込めようと必死だと思います。

そして、小沢さんを封じ込めたいのは、菅さんだけではありません。

小沢さんが動くことによって、今までの利権構造、そして力関係に大きな変動が起きると予想される官僚、警察、検察、裁判所、米国、マスコミ。

あの手この手を使って、なんとか小沢さんを政治の世界から遠ざけようとしていますね。

当然、今回も、マスコミ含めたくさんの組織や人々が、小沢さん、そして造反した議員を強烈にパッシングするでしょう。いわく、

“こんな大切な時に内紛を起こすとは何事か?”

“国民の生活をないがしろにしてはならない。”等々。

そして、その動きはもう始まっているようです。

確かにそうしたコメントは正しいと思いますが、菅民主党のままで、足が地についた政権運営をして行けるとはとても思えません。

私達国民一人一人がこれからどう反応していくかということは、今後に向けての大きな分岐点になるのではないかと思っています。

小泉さんが、以前追い込まれた時に、郵政民営化に絞りこんだ“郵政選挙”をやったように、菅さんが “TPP選挙”をやる可能性もあるでしょう。

もしそうなった時、国民が、それに反対し、菅さんの民主党を追い込むことになるのか、

それとも、“平成の開国”の標語に乗って、米国の輸出拡大目的の政策に乗っかるのか、

そうした判断もポイントになってくると思います。

まあ、仮に自民党がまた政権を取り返しても、米国の意向を無視してまでTPPに反対出来るのかどうかは、それもまたちゃんと見ていく必要があると思いますが。

いずれにしても、どこかに寄りかかった状態では、これからの時代を乗り切ることは出来ないと思います。


世界的にもそうだと思いますが、今、日本は過渡期にあると思います。

火山の噴火や大雪を含めた自然災害もそうですし、借金国家日本のデフレ経済、政治の混迷、山積みの外交問題・・・。

どんどん大きな試練に向かっているような気もしないではありません。


私は、今、起こっている現象一つ一つに目を向け、関心を持つということは、とても大切なことなのではないかと思っています。

自分自身がその当事者なのだという意識を持って考えること。

反対に、自分が無関心であると、それを直接経験する機会を与えられることになる、のではないかとも思っています。

それは、更なる自然災害であったり、国家の破綻であったり、食糧不足であったり、戦争であったり・・・。

自分の身で実際に経験出来るということは大変ありがたいことだとは思いますが、事前に予想して、避けることが出来ればそれに越したことはないと思います。

その為には、自分自身が当事者となり、どうすればいいのかを考え、実行していくというプロセスがとても大切なのではないかと思うのです。

逆に、今からそのようにして行けば、万一、将来何か起きた場合にも、慌てることなく、周りの方々を励ましながら、ベストを尽くしていくことが出来るのではないかとも思うのです。

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