"ちょっと外から見た日本"

今、スペインに住んでいます。
大好きな日本のこと、
外からの視点で触れて見たいと思います。

“『一燈照隅』から、『万燈遍照』へ”

2011-10-29 03:48:37 | 日記

致知出版社の「人間力メルマガ」よりです。

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     致知出版社の「人間力メルマガ」

                【2011/10/28】 致知出版社編集部 発行
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本日ご紹介する新刊は『安岡正篤 活学百言』(安岡正泰・編著)です。
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本書は10万部を突破し、
いまなお、好評を博しているいるロングセラー
『安岡正篤一日一言』(安岡正泰・監)の
続篇的な位置づけとして編集されました。

安岡師の膨大な著作や講演の中から、
特に現代に活かすことのできる
名句・名文百言が並ぶ、珠玉の言葉集です。

    *     * 
    
「どんなに仕事ができても、手柄があっても、それ故に地位を与え、
 禄を与えて人を支配させてはいけない人がある。
 又これといって仕事のできないでも、その地位にその人を据えておれば、
 自然に治まる人がある。
 これを使い分けることが東洋政治哲学の人事行政の根本問題である。
 これが「賞禄有功(しょうろくゆうこう)である」


「人間の言葉で案外確かなものは『酔中の言』だといわれる。
 酔えば理性が麻痺(まひ)するために本当のことをいう。
 しかしそれでは余りに真実で生々しいから、
 約束で酔中の言はとりあげぬことにした。
 古人の粋(いき)なはからいではあるが、
 この酔態の中によくその人物を観ることができるものだ」


「賞禄有効」や「酔中の言」――。
これら日常の行動指針となる100の言葉が収められています。


また、

「『一燈照隅』とは、おのおのが、それぞれ一燈となって、
 一隅を照らす、則ち自分が存在するその片隅を照らすこと。
 (中略)
 聞くだけなら愉快だが、つまらない人間も
 「世界のため、人類のため」などと言います。
 あれは寝言と変わらない。寝言よりももっと悪い。
 なにも内容がない。
 自分自身のためにも、なんて大口きけるか。
 それよりも自分がおるその場を照らす。
 これは絶対に必要なことで、またできることだ。
 真実なことだ。片隅を照らす!
 この一燈が万燈になると、「万燈遍照」になる」
 

といった大局的な物の見方・考え方も説かれ、奥深い内容となっています。


    *     * 


編著者である安岡正泰氏は安岡師のご子息です。
本書では、ご家族だからこそ語れる貴重なエピソードとして
安岡師が戦犯に指名されかかった時の
家庭での鬼気迫る様子も「序」で描かれます。


選び抜かれた100の言葉をコンパクトにまとめた本書は
身近に置いておける座右の書、心の糧の書として、おすすめです。

ぜひ、この機会にご覧ください。


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★厳選100言が人生を潤し、生き方を深める★
『安岡正篤 活学百言』
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● 目次 ●
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第一章 活学
第二章 洗心
第三章 照心
第四章 為政
第五章 百朝集
第六章 風雅
第七章 信條


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(転載以上)


“おのおのが、それぞれ一燈となって、一隅を照らす、則ち自分が存在するその片隅を照らすこと。”
 
『一燈照隅』、いい言葉です。

それなら自分にも出来ると思えます。


安岡さんは、「世界のため、人類のため」という言葉に厳しいです。


“あれは寝言と変わらない。寝言よりももっと悪い。
 なにも内容がない。”

ひえ〜、と思います(笑)。


でも確かにそうかも知れませんね。

「世界のため、人類のため」、本来は、そんなに簡単には使えない言葉なのかも知れません。

良く使っている人は、その行動をちゃんと観察してみた方がいいのかも知れません(笑)。


“それよりも自分がおるその場を照らす。
 これは絶対に必要なことで、またできることだ。
 真実なことだ。片隅を照らす!
 この一燈が万燈になると、「万燈遍照」になる”


『一燈照隅』がたくさん集まって、初めて、『万燈遍照』となる。


今ほど、この言葉が大切な時はないような気がします。


“調和を保つようになるに従って、しっとりと落ち着いてくる”

2011-10-29 03:39:39 | 日記

致知出版社「偉人たちの一日一言」よりです。

(転載開始)
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    「偉人たちの一日一言」
 
     〜致知出版社が贈る人生を養う言葉〜
               発行 (株)致知出版社

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 今日の言葉  2011年10月28日(金)
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【静 和】

人物・人間も、呼吸も同じことであって、
人間もいろいろの人格内容・精神内容が
深い統一・調和を保つようになるに従って、
どこかしっとりと落ち着いてくる。

柔らかい中に確(しっか)りとしたものがあって静和になる。
そういう統一・調和が失われてくると鼻息が荒くなるように、
人間そのものが荒くなる。
ガサガサしてくる。

   『安岡正篤一日一言』より


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(転載以上)


読んでいるだけで、何か心の底が静まってくるような気がします。

調和が失われてくると、鼻息が荒くなる(笑)だけでなく、人間そのものが荒くなるという感じ、わかりますね。

仕事でも家庭でも、いつの間にかそうなっていないか、自分で意識して確認して見るというのもいいですね。

調和が失われている時は、自分ではなかなか気がつかないもの。

だから、意識して、われに返って見ることが出来るということは、もうその時点で、大きく好転しているということなのでしょうね。