"ちょっと外から見た日本"

今、スペインに住んでいます。
大好きな日本のこと、
外からの視点で触れて見たいと思います。

“白鵬横綱と、昭和の大横綱大鵬氏との対談”

2011-10-10 01:50:22 | 日記

致知出版社、「偉人たちの一日一言」よりです。


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    「偉人たちの一日一言」
 
     〜致知出版社が贈る人生を養う言葉〜
               発行 (株)致知出版社

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 今日の言葉【特別編】 2011年10月9日(日)
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先の大相撲秋場所で史上6人目となる
20回目の優勝を飾った横綱・白鵬関。

相撲界の歴史に名を刻む、
平成の大横綱としての道を歩んでいます。

その強さの秘訣は何か。

この連休は、その白鵬関が尊敬する
昭和の大横綱・大鵬氏との特別対談をお届けします。


明日は体育の日。
スポーツの枠を超えた国技・相撲の世界で
頂点を極めたお二人のお言葉から、
仕事や人生を極めるヒントをつかんでください。


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【大鵬】
 私は弟子たちには
「相撲社会に入ったら、一般社会の考えは捨てろ」
 と言っています。

 要するに、「相撲バカ」になれということです。
 愚直に体を痛めつけて、自分の体で覚えろ、自分の体で体得せよ、と。
 みんな夢だとか目標だとか言うけれども、そういうことではないよと。

 毎日毎日同じことの繰り返し。
 コツコツ、一つのことを繰り返し続けることです。

 大事なのは何の変哲もない丸い土俵から何を学ぶか、
 ということですよ。

 いろいろな人に会って話をするのもいいけれども、
 自分の心ができていないのにいくら話を聞いても
 それ以上のことは吸収できません。

 相撲取りが心をつくるのは、土俵でしかないんです。


【白鵬】
 相撲や武道は「心・技・体」が大切だといわれますが、
「体・技・心」でもない、「技・体・心」でもない。
 やっぱり心が一番上です。

 体をつくることや技を磨くことと比べて、
 心を育てるのは難しい。

 だけれども勝つためには心が八割、技が二割、
 体はゼロじゃないかと思います。


【大鵬】
 だから、不動心もそうだし、「忍」も刃に心。
 大切なのは心だという意味でしょう。


【白鵬】
 心は一番大切だけれども、目に見えないから、
 忘れないように「心・技・体」と一番上にあるのかもしれません。
              (明日につづく)


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11ページにわたる対談が反響を呼んでいます!

●『致知』2011年11月号より
「対談/吾、相撲の道を極めん」
   納谷幸喜(大鵬/第48代横綱)&白鵬翔(第69代横綱)
⇒ 
http://www.chichi.co.jp/monthly/201111_pickup.html#pick1

(転載以上)


 

横綱白鵬関と、白鵬関が尊敬する 昭和の大横綱・大鵬氏との特別対談、迫力があります。

 

“大事なのは何の変哲もない丸い土俵から何を学ぶか、ということですよ。” (大鵬氏)

“勝つためには心が八割、技が二割、体はゼロじゃないかと思います。” (白鵬関)

 

「心・技・体」の三要素のうち、“体はゼロ”と言い切るところに底知れない迫力を感じます。

私は、なぜか白鵬関に三度もお会いしたことがあります。

と言っても、ただすぐ横をすれ違っただけなのですが。(笑)

 

たまたまスペインから東京への別々の出張中に、一度は、空港で、2度はホテルですれ違いました。

そのとてつもなく大きく、包み込むようなオーラに圧倒され、ただただ立ち止まって眺めるのみでした。

 

3度目の時は、こちらに目を向け、微笑みかけて頂きました。

なので勝手にご縁を感じています。(笑)

 

白鵬関は、真の日本の心を持った横綱さんだと思っています。


“神様の女房・松下むめの氏が遺したもの”

2011-10-10 01:25:23 | 日記

「致知一日一言」よりです。

(転載開始)


「致知一日一言」読者の皆様

いつもお読みいただき、誠にありがとうございます。

現在放映中のNHKドラマスペシャル『神様の女房』で、女優・常盤貴子が演じ話題となっている松下幸之助氏の妻・むめの夫人。

『致知』11月号では、松下家最後の執事・高橋誠之助氏が、むめの夫人の知られざるエピソードを語っています。

一代で松下電器(現・パナソニック)を世界的企業へと育て上げ、経営の神様といわれた松下幸之助氏を支えたむめの夫人とは如何なる人物だったのか。

松下むめの夫人の生きざまから、苦難困難を乗り越える心の処し方を学びます。

 * * *

大正6年、幸之助さんが22歳の時に電燈会社を辞め、ソケット製造の仕事を始めます。

しかし、まったく商売が分からず、売れない日々が続きました。

嫁入り道具として持ってきた指輪や着物を質入れして事業資金を調達していましたが、それも底を突き、ある時、風呂に行くお金もなかったといいます。

「当時はお風呂代が確か2銭だったと思いますが、その2銭がなかったのです。

主人は一日中、仕事場で没頭して、体は汗だらけ、汚れてしまっているわけです。

ですからどうしてもお風呂へ入らなくてはならない。主人は手拭いを持って『これから風呂へ行くからお金を』と言うのです。

その時、私は『お風呂代がない』とは言えません。主人にそんなことで心配させるのは悪いと思って……」

この時、むめのさんは「どうも調子が悪いから一度あなたに見てもらいたいといわれている品物があるのですが」と言ったそうです。

すると、幸之助さんは手拭いを放って、その品物を触り出し、お風呂に行くことも忘れて没頭してしまったといいます。

その間、むめのさんはお湯を沸かし、幸之助さんの仕事が終わった頃に

「きょうは遅くなりましたから、お風呂に行くのをやめて、行水でもしたらどうですか。ちょうどお湯も沸いていますし、捨てるのがもったいないので……」

と言って、その場を凌いだそうです。

夫に生活のことで心配をかけてはいけない。若き日のむめのさんの健気な思いが伝わってくるエピソードです。

晩年、むめのさんは創業期のことを振り返り、このようにおっしゃっています。

「よく皆さん“ご苦労なさったでしょう”と言ってくださるのですが、私自身は少しも苦労だとは思いませんでした。

“苦労”と“難儀”とは、私は別のものだと思っています。“苦労”とは心のもちようで感ずるものだと思うのです。

ものがない、お金がないというのが苦労だといわれる方がありますが、私はこれは“難儀”だと解しています。

苦労は気分の問題であり、難儀とは別のものではないでしょうか」

……続きは本誌30ページで!

※『致知』には毎号、あなたの人間力アップに役立つ記事が満載です。

☆詳細・お申し込みはHPにて
 ↓ ↓ ↓
http://www.chichi.co.jp/i/index.html


NHKドラマスペシャルで、『神様の女房』という番組があるのですね。

松下幸之助さんを支えた奥様、むねのさんのお話なのですね。

是非、見たいです!でも、スペインでは・・・(笑)

 

お風呂のエピソード、心に残ります。

“「きょうは遅くなりましたから、お風呂に行くのをやめて、行水でもしたらどうですか。ちょうどお湯も沸いていますし、捨てるのがもったいないので……」 ”

2銭の風呂代も払えない中で、ご主人に心配をかけまいととんちをきかせながらベストを尽くす姿、凄いです。

““苦労”と“難儀”とは、私は別のものだと思っています。“苦労”とは心のもちようで感ずるものだと思うのです。

ものがない、お金がないというのが苦労だといわれる方がありますが、私はこれは“難儀”だと解しています。

苦労は気分の問題であり、難儀とは別のものではないでしょうか”

 

“苦労とは心のもちよう”、苦労だと考えない思考方法に、大きな秘密があるような気がします。

 


“子どもは遊びが仕事、遊びが学び”

2011-10-10 00:44:44 | 日記

致知一日一言よりです。

(転載開始)


「致知一日一言」読者の皆様

いつもお読みいただき、誠にありがとうございます。

昨年、国内の建築物として初めてOECD(経済協力開発機構)が主催する学校施設好事例最優秀賞に選ばれた東京都立川の「ふじようちえん」。

「子どもは遊びが仕事、遊びが学び」というコンセプトのもと、広い芝生の園庭を囲むように建てられたドーナツ型の平屋園舎が特徴的です。

『致知』11月号では、園長を務める加藤積一氏に園舎の改築秘話と幼児教育に懸ける思いを語っていただきました。

 * * *

園舎には子どもが育つための様々な仕掛けが施されていますが、中でも皆さんが注目されるのは、園舎の屋根の上が円形の運動場になっていることです。

子どもたちは、この屋根の上で全力疾走をしたり、鬼ごっこをするなど、とにかく元気いっぱいに走り回ります。

1周は約180m、円形なので行き止まりがありません。そこを1日に30周したという園児もいるほどで、30周では5km以上にもなります。

ある大学生が、サッカー教室も行っている都内の幼稚園児と当園の子どもたちとの1日の運動量・歩数を比較したところ、驚くことに当園のほうが3倍も多かったという報告もなされています。

大人からの強制も特別な遊具もなく、子どもたちが自分の意思でこれほど走り回りたくなる環境は、いまの都会の生活には存在しないのではないでしょうか。

私たちは高度経済成長期以降、便利さを追求しオートマティックな社会を築いてきました。手を出せば水が流れ、部屋に入れば電気がつく。自ら身体を動かし筋肉を使わなくとも、自動で何でもしてくれる世の中です。

果たしてそれは本当に便利な社会といえるのか。よく考えてみると、いまの社会は子どもが育つにはとても「不自由」な環境だと思うのです。

自然の中に身を置き、本物の土や木、水や空気、一面に広がる空や風を感じながら、石に躓き転んだり、カブトムシを触って噛まれたりする。そうした実体験を通して子どもは育っていきます。

私は常日頃から、「“How to”で生きるより“To do”で生きる子どもを育てよう」と話しています。

子どもには、処世の術を教えるよりも、自分は何をしたいのかという意志を持たせることが大切だと思うのです。

……続きは本誌85ページで!

※『致知』には毎号、あなたの人間力アップに役立つ記事が満載です。

☆詳細・お申し込みはHPにて
 ↓ ↓ ↓
http://www.chichi.co.jp/i/index.html

(転載以上)


“園舎の屋根の上が円形の運動場になっている”ふじようちえん。

「子どもは遊びが仕事、遊びが学び」というコンセプト、素晴らしいですね!

“自然の中に身を置き、本物の土や木、水や空気、一面に広がる空や風を感じながら、石に躓き転んだり、カブトムシを触って噛まれたりする。そうした実体験を通して子どもは育っていきます。”

全くその通りで、今は、そうした場所を捜すこと自体大変です。

時間はかかるかも知れませんが、こうした意識をみんなが少しずつ持つ中で、いい環境が蘇っていくのだと思います。

 

“「“How to”で生きるより“To do”で生きる子どもを育てよう」”

“子どもには、処世の術を教えるよりも、自分は何をしたいのかという意志を持たせることが大切だと思うのです。”

 

今、この言葉こそ大切なものはないと思っています。

それは大人の私たちも同じことだと思います。