"ちょっと外から見た日本"

今、スペインに住んでいます。
大好きな日本のこと、
外からの視点で触れて見たいと思います。

“ユニクロ・柳井正氏が考える「一番いい会社」とは?”

2011-07-08 04:35:35 | 日記

致知出版社の「人間力メルマガ」よりです。

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   「僕が考える一番いい会社の条件」
       
       
      柳井正(ファーストリテイリング会長兼社長)

      『致知』2011年2月号
       対談「ドラッカーと本田宗一郎 〜二人の巨人に学ぶもの」より
      http://www.chichi.co.jp/monthly/201102_pickup.html#pick1

                         ※肩書きは掲載当時

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僕が考える一番いい会社とは、
末端の社員でも自分がトップの経営者だと
思っている会社。

自分が全部のことを決められるし、
この会社を支えている、
あるいはコントロールしていると思える社員が
たくさんいる会社です。

それが、大会社になってくると、
会社に使われるようになるんですね。
自分が会社を使うんじゃなく、会社に使われる。

そして自分が下っ端だと思った瞬間にダメになる。


我々の会社でいえば、部長級や課長級がそうなんですが、
自分の立ち位置に捉われ過ぎ。

それぞれの人が自分の立ち位置で物事を考えるから、
ごく限られた範囲内でしか物事が見えない。

そして全部見えていなくて失敗している。
ですから一度、自分もトップの経営者だと思って、
上からいまの仕事を見直したら、
すごく良くなるように思います。


結局、サラリーマン意識じゃダメなんですよ。


自分は会社という場所に、
「自営業」をするために来ている。


自分は給料を貰っている立場だとかじゃなしに、
自分が会社を食わせてる、というふうに
思わないといけないと思います。

────────────────────────────────────(以上)

ここでは、いい会社とはどんな会社なのかというよりも、むしろ、

組織の中で働く自分はどうあるべきか、どのような意識を持つべきなのか、

という個人へのメッセージとして受け取りました。


私もサラリーマンなので、柳井さんの言わんとされていること、よくわかります。

と同時に、日々、常に意識していくのは本当に大変なことだとも思います。


“自分の立ち位置に捉われ”、“ごく限られた範囲内でしか物事が見えな”くなってしまうのは極めて簡単なことです。

組織の中にいると、安心する、居心地がいい、人を批判する、ということになり易いですね。

全く同じことだと思います。

そしてこれは、会社だけではなく、PTAやちょっとした集まりなんかも含めた、ありとあらゆる組織に共通することだと思います。



“自分もトップの経営者だと思って、上からいまの仕事を見直すこと”

“自分は会社という場所に、「自営業」をするために来ている。”

“自分は給料を貰っている立場だとかじゃなしに、自分が会社を食わせてる、というふうに思わないといけない”


私も最近、思い当たることがありましたので、このタイミングで貴重なメッセージを頂いたと思っています。

そして、このメッセージは、一人一人の、今後の“生存”ということを考えてみても、大切なことだと感じています。