致知出版社の「人間力メルマガ」より転載させて頂きます。
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◆『致知』最新号の名言
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生前親交のあった住友生命元会長の新井正明さんが
常々おっしゃっていたのは、
物事を暗く考える人間は暗い運命を引き寄せる。
天を信じ、明るく明るく考えれば運命からも愛され、
幸せな人生を築くことができるということでした。
渡邉五郎三郎(福島新樹会代表幹事)
『致知』2011年8月号
特集「リーダーの器量」より
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新井正明氏は先の戦争で応召し、
ノモンハンでソ連軍の砲撃を受けて右足を切断する
という悲劇に見舞われます。
この現実をどう受け止めるか──。
新井氏は述懐されています。
「私は運命というのは自分で
切り開いていくもんだという考えを持っているのです。
ケガをした後、どういう具合に歩んでいくか。
その歩み方で、運命は自分が切り開いていけるんじゃないか、
というのが私の考え方です」
同じ状況で運命を呪い、
将来を諦めてしまう人生もあるでしょう。
しかし新井氏は、マイナスと思われる状況から、
住友生命の経営を担うまでに頭角を現し、
同社を業界大手に大躍進させます。
新井氏はこんな言葉も残しています。
「私は仕事柄、いろいろな人たちにお会いしますが、
一流の人というのは例外なく明るい。
ただ、その明るさも個性とか職業によって
自ずから違いがある。
太陽のような明るさもあれば
月の光のような明るさもある」
「すぐれた人というのは、その体から独特の快い活力、
エネルギーを出しています。
それがまるで、韻を踏んでいるような快さを相手に与え、
あの人にまた会いたいと思わせるのです」
人生をどのようなものにしていくか。
それはひとえに、その人の心の姿勢に
懸かっていることを教えられます。
…………………………………………………………………………………………(以上)
“太陽のような明るさもあれば
月の光のような明るさもある”
その人がどんなエネルギーを出しているのか、ということ。
日常でもよくありますよね。
その方と接しているだけで、なんだかこちらの気持ちまで清清しくなって来たり、
楽しく幸せな気持ちになったり、いつの間にか心も体も癒されたり・・・。
そして、それは、ごまかしのきかないものでもありますね。
人前で話をするプロであるはずの政治家の方々が、カメラの前でその本性を現してしまったりするのですから。
今後益々分かりやすくなっていくようにも感じています。
自分がどんなエネルギーを放っているのか、それを確認することは極めて簡単です。
相手の方の表情を見ればいいのですから。(笑)