"ちょっと外から見た日本"

今、スペインに住んでいます。
大好きな日本のこと、
外からの視点で触れて見たいと思います。

“なでしこジャパンに背中おされて”

2011-07-15 04:57:22 | 日記

 

毎日新聞の記事、転載させて頂きます。
 
 
サッカー:被災地支援のドイツ人 なでしこに背中押され
 【ベルリン篠田航一】「日本の勝利は、他のどんな勝利より意味がある」−−。東日本大震災の発生後、自分の車を売るなどして旅費を捻出し、3月と5月の2回、被災地に救助ボランティアとして駆け付けたドイツの元消防団員、アンドレアス・タイヒャートさん(43)は、サッカー女子ワールドカップ(W杯)で快進撃を続ける日本チームの姿を、必死で生活再建に取り組む被災者の姿に重ねる。「日本チームの頑張りが、私をさらに奮い立たせてくれた。また被災地に行き、日本人の力になりたい」。タイヒャートさんは14日、日本に向けて出発する。
 現在はベルリンで防災・危機管理コンサルタント会社を経営するタイヒャートさんは、市の消防団員として10年以上活動。インド洋大津波の被災地インドネシアなどにも赴いた経験を持つ。震災発生2日後の3月13日には、ボランティア団体「災害対応チーム・ドイツ」の仲間と4人で日本に飛んだ。岩手県遠野市の民宿を足場に、現地のキリスト教団体が手配した通訳を伴い、釜石市や大槌町で、がれきの撤去作業などを続けた。
 忘れられない光景がある。津波で家を流された80歳ほどの高齢女性が、泥の中から木の人形を拾い上げ、4時間以上も一心不乱に布でふいている。通訳の話では、家族も家も失ったショックで、精神状態に異変をきたしていたという。帰国後もこの光景が脳裏から離れなかった。数十万円のボランティア資金は底をついたが、再来日を決め、車を売った。「全てを失った人を見た後、私の車なんか何の価値があるのか考え込んでしまった」
 5月5〜25日に再び訪日し、福島市などで水や物資の配給に奔走した。避難所で互いにマッサージし合う人々。今も救助活動へのお礼メールを忘れずに送ってくれる人々。自らが被災しながら、他人への思いやりを忘れない日本人に驚くという。
 そんな中、6月の開幕以来、必死にボールを追う「なでしこ」の姿はタイヒャートさんの背中を再び押した。スポンサーを探し、日本語の名刺も作った。「頑張る日本人のために、自分ができる限りのことをしたい」。今は被災地で、日本の優勝を見ることを願っている。
(毎日新聞 2011年7月14日 20時14分)
 
“数十万円のボランティア資金は底をついたが、再来日を決め、車を売った。
「全てを失った人を見た後、私の車なんか何の価値があるのか考え込んでしまった」”
 
東日本大震災発生後、今度でなんと3度目の日本出発・・・
その思いの深さ・・・
言葉が見つかりません。
 


“どんなエネルギーを出しているのか”

2011-07-15 04:54:00 | 日記

致知出版社の「人間力メルマガ」より転載させて頂きます。

                
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◆『致知』最新号の名言
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        生前親交のあった住友生命元会長の新井正明さんが
        常々おっしゃっていたのは、
               物事を暗く考える人間は暗い運命を引き寄せる。

               天を信じ、明るく明るく考えれば運命からも愛され、
               幸せな人生を築くことができるということでした。


       
            渡邉五郎三郎(福島新樹会代表幹事)

             『致知』2011年8月号
              特集「リーダーの器量」より


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新井正明氏は先の戦争で応召し、
ノモンハンでソ連軍の砲撃を受けて右足を切断する
という悲劇に見舞われます。
 
この現実をどう受け止めるか──。
新井氏は述懐されています。
 
「私は運命というのは自分で
  切り開いていくもんだという考えを持っているのです。
 
 ケガをした後、どういう具合に歩んでいくか。
 その歩み方で、運命は自分が切り開いていけるんじゃないか、
 というのが私の考え方です」
 
 
同じ状況で運命を呪い、
将来を諦めてしまう人生もあるでしょう。
 
しかし新井氏は、マイナスと思われる状況から、
住友生命の経営を担うまでに頭角を現し、
同社を業界大手に大躍進させます。
 
新井氏はこんな言葉も残しています。

 
「私は仕事柄、いろいろな人たちにお会いしますが、
 一流の人というのは例外なく明るい。
 ただ、その明るさも個性とか職業によって
 自ずから違いがある。
 
 太陽のような明るさもあれば
 月の光のような明るさもある」
 
 
「すぐれた人というのは、その体から独特の快い活力、
 エネルギーを出しています。
 それがまるで、韻を踏んでいるような快さを相手に与え、
 あの人にまた会いたいと思わせるのです」
 
 
人生をどのようなものにしていくか。
それはひとえに、その人の心の姿勢に
懸かっていることを教えられます。

…………………………………………………………………………………………(以上)


 “太陽のような明るさもあれば
  月の光のような明るさもある”

その人がどんなエネルギーを出しているのか、ということ。


日常でもよくありますよね。

その方と接しているだけで、なんだかこちらの気持ちまで清清しくなって来たり、

楽しく幸せな気持ちになったり、いつの間にか心も体も癒されたり・・・。


そして、それは、ごまかしのきかないものでもありますね。

人前で話をするプロであるはずの政治家の方々が、カメラの前でその本性を現してしまったりするのですから。

今後益々分かりやすくなっていくようにも感じています。


自分がどんなエネルギーを放っているのか、それを確認することは極めて簡単です。

相手の方の表情を見ればいいのですから。(笑)