ロードとクロスとメンテとブルベ。。。とスノボ

自転車のメンテナンスや改造に特化してみました。あとスノボも。

ハブ 分解 グリスアップ

2014-01-30 15:44:23 | テスタッチ トレミニヨン

デュラ・アルテが11速化したことによる影響でしょうか、ハブフランジ間隔が狭まり反フリー側のスポークテンションが上げられないという、言わば「手組み殺し」の状況を打破すべくなんとかもがいてみようとしています。

以前の5600の105はもはや入手できず、MTB用ハブのディスクブレーキ台座はクロモリロードにはゴツく似合いません。
ディスクブレーキ台座の無いハブは入手できませんでした。

ストックパーツのRM30ハブがあったので使えるかどうか比べて見ました。

フリー側のフランジ高さを揃えるために座布団噛ませてますが1.6mmほどRM30の方がフランジ間隔が広いです。
両者を比べてみるとダストブーツやフリーボディの質感などが全然違います。

とりあえず両者をバラして見比べてみることにしました。


15mmと14mmのハブコンスパナでダブルナットでのロックを解除します。
スペーサーとロックナットにワッシャーが入っていますので組み付け時に忘れないように注意します。


玉押しを外す時には反対のフリー側にアクスルシャフトが出ないように注意します。
出てしまうと玉押しとフリーボディの隙間からベアリングボールが落ちてくることがあるからです。紛失の元。


こんな風に洗い用のザルの上でアクスルシャフトを抜きます。


ピンボケですが、新品のハブにグリスはあまり多く入ってはいませんね。


前回と同じようにシンナーでグリスを溶解してしまいます。
距離の出たハブのグリスアップの時にも同様に古いグリスを溶解除去しています。
キレイになったらエアブローして乾燥します。


フリーボディの脱着にはハブ単体の場合、固定方法が問題になってきます。
ウォーターポンププライヤーで固定してますが褒められた方法ではありませんね。
フリーボディー内のフィキシングボルトを10mmのヘキサゴンで緩めます。


分解できました。
フランジボディー側にワッシャーが残ってます。
組み付け時に忘れないように注意です。


同様にRM30もバラしました。
紙のボウルは部品の紛失防止や乾燥促進などで重宝します。
汚れたら燃やしてしまえばいいので処理も簡単。




嵌合様式が違います。
フランジだけを入れ替える事にはならないですね。



ダストブーツの有無。
うむ。ダメだこりゃ。


玉押しの違いはダストブーツの有無だけじゃなく、コーンやカップの表面処理にも現れていました。
10万円くらいまでのクロスバイクの部品はとにかく安物の部品が多いです。
精度が出てない部品ですからすぐにガタつく。
なので逆にガタついてイカレる前にバラして当たりを取り直してやるだけで相当良くなります。
これを数回行うと残留応力の抜けや表面粒度が整って滑らかな乗り心地と耐久性を得ることができます。

乗りっぱなしですぐに壊してしまうよりちょっと時間と手間をかけて、やたらビュンビュン走る耐久性のある自転車にしてみてはいかかでしょう?




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