単発メンテシリーズなので脱着ごとにまとめたほうが良いのでしょうけど、目的がないのにバラす人もいないでしょうし、トランスミッション系はリヤホイール以外チェーンが掛かっていることもあって単発では紹介し難い。
なのでここではトランスミッション洗浄をメインに記事を書いてます。
後ほど裏技的なものも書きますので。。。
リヤディレイラーの分解と洗浄。
実はリヤディレイラーを制御しているケーブルのフレーム側、「受け」の形状によってケーブルを切る・切らなくても良いの別が出ます。
トレック7.3FXのアウター受けはこんな感じ。
真下から見ると縦に割れています。
旗艦RNC7はこんなの
貫通しています。
トレックの方はディレイラーを押し込み
アウターを引っ張るとケーブルがフリーになりますからこのまま作業することができます。
こんな感じ
RNC7のようなアウター受けはケーブルを切らないと作業し難いのでここではケーブルを切って作業します。
まずはシフトインナーケーブルケーブルのキャップを引っ張って取り外します。
軽くかしめてあるだけですので引っ張ると抜けます。
プライヤーで軽くつまんでもOK。
余談ですがインナーケーブル先端を瞬間接着剤などで固めておくとばらけません。
ケーブルマウントボルトをアーレンキーで緩めてケーブルを解放します。
ディレイラーのマウントボルトを緩めてフレームから切ります。
両方のプーリーボルトを緩めます。
アームの先端のプーリーは「テンションプーリー」と言います。
ディレイラーのマウントに近い方は「ガイドプーリー」と呼びます。
「初心者でもメンテできること」を主眼とした単発メンテシリーズですから一気にバラすのではなく作業理解優先で極力シンプルにいきます。
まずは先ほど緩めたガイドプーリーボルトが作業中に抜けないよう極軽く締めておきます。
テンションプーリーの方からバラしますがこの時にプーリーの回転方向が決まっているものがあります。
この回転方向はプーリーのブレードに矢印で書かれていますから写メるなりなんなり記録しておきましょう。
ちなみにテンションプーリーの正転方向は時計回りになります。
テンションプーリーボルトを緩めて
こんな風に人差し指でボルトの頭を押さえ
ひっくり返します
アームを左に振ってプーリーを引き抜きます。
抜いたプーリーとワッシャーを洗浄液のザルに入れておいてプーリーボルトを押し落とし、残ったワッシャー共々洗浄します。
洗浄したプーリーをグリスアップして組んでおきます。
右下の部品はプーリーのボルトが貫通するカラーです。
プーリーの溝にグリスを盛り、
ワッシャーを被せます。
こんな感じでプーリーを保持し
ひっくり返して
グリスを盛り
カラーを入れて
ワッシャーを被せます。
はみ出したグリスは拭き取り保管します。
これでテンションプーリーのグリスアップは終了
ここでリヤディレイラーの本体に付いているケーブルアジャスターを反時計回りに回して抜き取ります。
こんな風に指で挟み持ち
アジャスターを回転させて
取り外します。
こんな感じになってます。
これも洗浄して保管
ここでディレイラー本体を洗浄します。
ガイドプーリーは付いたままでOK。
インナーケーブルを押さえる部分もバラして洗浄します。
この部品、シマノは構造的に正規の位置でしか組めないようになってますから安心してバラしてしまいましょう。
スプリングや入り組んだ部分もしっかりと。
エアで吹いて乾燥させます。
各部品をグリスアップし組み付けます。
手順はバラした時の逆。
アジャスター
ケーブルマウントボルト
テンションプーリー
テンションプーリーのボルトは極軽く締めておき、ガイドプーリーをバラします。
テンションプーリーの時と全く同じ。
ただしガイドプーリーの正転方向は反時計回りです。
ガイドプーリーは構造上というか機構上プーリー自体が左右に動きますから、カラーと接する部分に油脂用の溝が切ってあります。
はみ出したグリスは砂などが付着しますから拭き取ってあげましょう。
ディレイラーのガイドプーリー周辺部を洗浄します。
ガイドプーリーを組み付けますが、テンションプーリーとなんら変わりません。
回転方向に注意です。
両方のプーリーボルトを規定圧で締め付けます。
スプリングにはスプレーグリスを、リンク部分には5-56などを吹き、拭き取りして完成です。
綺麗になりました。
なのでここではトランスミッション洗浄をメインに記事を書いてます。
後ほど裏技的なものも書きますので。。。
リヤディレイラーの分解と洗浄。
実はリヤディレイラーを制御しているケーブルのフレーム側、「受け」の形状によってケーブルを切る・切らなくても良いの別が出ます。
トレック7.3FXのアウター受けはこんな感じ。
真下から見ると縦に割れています。
旗艦RNC7はこんなの
貫通しています。
トレックの方はディレイラーを押し込み
アウターを引っ張るとケーブルがフリーになりますからこのまま作業することができます。
こんな感じ
RNC7のようなアウター受けはケーブルを切らないと作業し難いのでここではケーブルを切って作業します。
まずはシフトインナーケーブルケーブルのキャップを引っ張って取り外します。
軽くかしめてあるだけですので引っ張ると抜けます。
プライヤーで軽くつまんでもOK。
余談ですがインナーケーブル先端を瞬間接着剤などで固めておくとばらけません。
ケーブルマウントボルトをアーレンキーで緩めてケーブルを解放します。
ディレイラーのマウントボルトを緩めてフレームから切ります。
両方のプーリーボルトを緩めます。
アームの先端のプーリーは「テンションプーリー」と言います。
ディレイラーのマウントに近い方は「ガイドプーリー」と呼びます。
「初心者でもメンテできること」を主眼とした単発メンテシリーズですから一気にバラすのではなく作業理解優先で極力シンプルにいきます。
まずは先ほど緩めたガイドプーリーボルトが作業中に抜けないよう極軽く締めておきます。
テンションプーリーの方からバラしますがこの時にプーリーの回転方向が決まっているものがあります。
この回転方向はプーリーのブレードに矢印で書かれていますから写メるなりなんなり記録しておきましょう。
ちなみにテンションプーリーの正転方向は時計回りになります。
テンションプーリーボルトを緩めて
こんな風に人差し指でボルトの頭を押さえ
ひっくり返します
アームを左に振ってプーリーを引き抜きます。
抜いたプーリーとワッシャーを洗浄液のザルに入れておいてプーリーボルトを押し落とし、残ったワッシャー共々洗浄します。
洗浄したプーリーをグリスアップして組んでおきます。
右下の部品はプーリーのボルトが貫通するカラーです。
プーリーの溝にグリスを盛り、
ワッシャーを被せます。
こんな感じでプーリーを保持し
ひっくり返して
グリスを盛り
カラーを入れて
ワッシャーを被せます。
はみ出したグリスは拭き取り保管します。
これでテンションプーリーのグリスアップは終了
ここでリヤディレイラーの本体に付いているケーブルアジャスターを反時計回りに回して抜き取ります。
こんな風に指で挟み持ち
アジャスターを回転させて
取り外します。
こんな感じになってます。
これも洗浄して保管
ここでディレイラー本体を洗浄します。
ガイドプーリーは付いたままでOK。
インナーケーブルを押さえる部分もバラして洗浄します。
この部品、シマノは構造的に正規の位置でしか組めないようになってますから安心してバラしてしまいましょう。
スプリングや入り組んだ部分もしっかりと。
エアで吹いて乾燥させます。
各部品をグリスアップし組み付けます。
手順はバラした時の逆。
アジャスター
ケーブルマウントボルト
テンションプーリー
テンションプーリーのボルトは極軽く締めておき、ガイドプーリーをバラします。
テンションプーリーの時と全く同じ。
ただしガイドプーリーの正転方向は反時計回りです。
ガイドプーリーは構造上というか機構上プーリー自体が左右に動きますから、カラーと接する部分に油脂用の溝が切ってあります。
はみ出したグリスは砂などが付着しますから拭き取ってあげましょう。
ディレイラーのガイドプーリー周辺部を洗浄します。
ガイドプーリーを組み付けますが、テンションプーリーとなんら変わりません。
回転方向に注意です。
両方のプーリーボルトを規定圧で締め付けます。
スプリングにはスプレーグリスを、リンク部分には5-56などを吹き、拭き取りして完成です。
綺麗になりました。