お盆。@石川県輪島市

お盆は正式には「盂蘭盆会（うらぼんえ）」と呼ばれています。詳しくは「しばわんこ/和のこころ」（←クリック）を御覧になる事をお勧め致します。


お盆の期間中には故人の霊魂がこの世とあの世を行き来するための乗り物として、「精霊馬（しょうりょううま）」と呼ばれる「きゅうり」や「ナス」で作る動物を用意します。


きゅうりは「足の速い馬」に見立てられ、あの世から早く家に戻ってくるように、また、ナスは「歩みの遅い牛」に見立てられ、この世からあの世に帰るのが少しでも遅くなるように、また、供物を牛に乗せてあの世へ持ち帰ってもらうとの願いがそれぞれ込められています。


13日の野火を迎火（むかえび）と呼びます(故人を家に迎えます)。盆が終わる16日の野火を送火（おくりび）と呼びます(故人を彼岸に見送ます)。


偉そうに語っていますが、全部、私がこよなく愛する「しばわんこ/和のこころ」(←クリック)のDVDを購入して覚えたてです(爆)。



(↑実は「しばわんこ」を見るまで意味が分かりませんでした。「毎年毎年、何やってんだろう?」と思っていました(笑)。)


そしてお盆と言えば「終戦記念日」。1945年8月15日正午、ＮＨＫラジオは天皇の肉声により日本の全国民に日本が戦争に負けたというお知らせを流しました。一般にこれを太平洋戦争の終結として、この日を終戦記念日としています。


同年の8月6日と9日には人類史上初の原子爆弾が落とされました。それから今年で62年目に当たります。


皆さん御存知の漫画「はだしのゲン」は小さい子供達にとって恐怖でした(嫁さんは眠れなかったそうです)。グロテスクな「漫画」ですら残酷さが伝わってきますが、それを現実で体験された方々は想像を絶するものであったと思います。


何の落ち度も無い沢山の小さな子供達が命を落としました。私だったら気が狂ってしまうと思います。


鎮魂の夏。


平和な現在では若い人を始めとして過去の現実が風化しかかっています。二度と繰り返しては行けない「戦争」。その為にも私自身にも毎年、過去を振り返らなければならない義務があると思っています。


今回は超真面目な話をしましたが、お盆ぐらいはこうあるべきだと思っています。
ちなみに私事ですが、次回のブログは8月20日以降～となります。


あっ、このブログのコメントはブログ内容と関係なく気楽に雑談でお願いします。
(重ーい話は嫌(笑)。テキトーに段駄羅か何かで(爆)。)。


お盆で帰省する皆さん、車の運転、水難事故、そして熱中症には気をつけて下さいね。
それでは、また。



輪島塗御箸製造元
有限会社天野屋
http://www1.ocn.ne.jp/~tennoya/
天野誠


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