「天空の里 いもい農場」通信

長野市芋井広瀬の里山で、自然を身近に感じ、環境・農業・食べ物を大切に思う気持ちが育まれる事を目指した活動です。

芋井広瀬竹取物語プロローグ

2017年03月18日 | 活動こぼれ話
天空の里 いもい農場事務局の西沢です。
4月22日活動スタートに向けて、現地での準備が始まりました。

 
畑では、12月に牛糞堆肥を施肥して耕運したことで、ふわふわした柔らかい土になっていました。
畑から長野市市街地を見下ろすと「今年も始まるなあ!」という思いに駆られます。ワクワク。

 
畑や田んぼの回りでは、フキノトウや福寿草など、春を感じる風景が目に入ります。

田んぼの脇では、水がわき出ていました。事務局歴7年目ですが、湧き水、初めて気づきました。きっと、季節柄の雪解け水と思います。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回の目的は2つ。雪の重みで田んぼに覆い被さった竹を間伐すること。そして、6月の参加者向けの企画の下見。

うっそうとした竹林は、少なくとも「コープながの いもい野遊び塾」・「天空の里 いもい農場」の15年の歴史の中で、一度も手を入れていない秘境。荒れに荒れた竹林に入り、田んぼに支障となる竹を間引いていきました。
 
大きく弓のように曲がった竹にのこぎりを入れると、割れるように跳ね上がり、同時に、不思議な薄い膜が現れました。この後、風に舞い上がり、物語にでてくる羽衣が舞うよう。
 
ただ切りっぱなしとはいかないので、脇の枝を落とし、枝葉を分別しました。たくさんの竹を間伐したので、コレがまた、重労働。ナタを持つ手、力が入らなくなります。 

2時間の作業で、40本程を処理しました。


BEFOR(2016年夏)

AFTER(2017年春)
今回の作業で、田んぼに迫ってきていた竹林を、間伐により田んぼの輪郭が分かるようになりました。この作業により、田んぼの日当たりも良くなり、稲の生育にも好影響になるのでは、と思います。合わせて、竹林の拡大による棚田の土手崩壊予防となり、景観を守ることにもつながります。切った竹は、畑の支柱や水鉄砲などのおもちゃや、流しそうめんなどに活用を考えていきます。

素人仕事の活動ですが、天空の里 いもい農場の活動を通じて、微力ながら地域のお役に立てればなあ、と感じました。


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