てんくんのお気楽日記

気が向いたら書く健忘日記

頑張る 新潮100冊

2011-05-09 | 読書

太宰 治

ヴィヨンの妻

駄目な人間を書くのが本当に上手い(笑)

本人もこんな感じの人だったみたい

だけど・・・

昔の作家って、傲慢で自己陶酔の強い人

が多いなぁ~

しかも才能があるけど、堕落していくって

ストーリーが好きだよね(笑)

本の内容にそれを書くのが好きみたいだね

インテリちっくに書いてるけど、所詮ひもの

様な駄目男の話

ロバート・ルイス・スティーヴンソン

ジーキル博士とハイド氏

有名な小説

映画化もされてるのでなんとなく知ってるけど

ちゃんと読んだことがなかった

地位も名誉もある医師ジーキルが己の自己を

解放したくて発明した薬で、悪の心しか

もたないハイド氏に変身する

変身を繰り返すうちに、元の自分に戻れなく

なってしまった

読んだ感想は、どちらも紛れも無く本人

だと思った

言い訳をしたところで、どちらも自己

顕示欲が強く、傲慢

なるべくしての変身合体って感じかな

湯本 香樹実

夏の庭

孤独な独居老人と少年との不思議な

心の交流

人の死に敏感になる年代の少年3人組が

近所に住んでる老人の死を見たくて見張り

始めた

誰とも話すこともなく、誰からも気にかけて

もらってなかった老人が、少年達に

見張られてることで、生活に張りが出た

そして、何時しか老人の家に通う少年達に

老人を慕う気持ちが生まれる・・・

切なく感動のお話だった

アンデルセン

絵のない絵本

貧しい青年の部屋に入ったつ月明かり

月が語ってくれる33夜のお話

外国の、しかもヨーロッパのお伽噺って感じ

決してハッピーエンドだけではないお話です

川端 康成

雪国

これも出だしがあまりにも有名

読む前のイメージでは、駒子は儚くて健気な

イメージだったがまるで違った

自由奔放で男を振り回す感じ

もう一人の葉子も、献身的というよりも

頑なな女性

島村は確かに勝手な男だけど、あまり駒子に

同情できなかった・・・

普通の男女の話

雪国じゃなくてもいいかな(笑)

柳田 国男

日本の昔話

知ってる話も知らなかった話も、知ってるけど

チョッピリ違った展開もあったり

地方色が濃く出てたり

懐かしく、面白いお話が一杯つまった本

フランツ・カフカ

変身

不思議な話だった・・・

主人公はある日朝目が覚めると、大きな

虫になっていた

大きな虫だけど、リンゴが体に当たって

大怪我をする程度

結局、家族からも疎まれ孤独に過ごし

死んでしまうので

家族愛の話ではない感じ

何を伝えたかったのかな??

江國 香織

つめたいよるに

短編集

初っ端の「デューク」は泣けた

愛した生き物の死は受け入れがたい

その子がどんな風に思ってたか聞けたら

少しは気持ちが落ち着く気がする

私の元にも彼(愛猫)に来て

欲しかったなぁ・・・

遠藤 周作

海と毒薬

きつい話だった・・・

やるせない気持ちになった

戦争とは、人をここまで変えてしまう

ものなのか?

イヤ人はもともと残酷なんだ・・・

きっと

複数名

七つの怖い扉

色々な作家の怖い話が7つ

それぞれなかなか怖くて読み応えある

鈴木 英治

平蜘蛛の剣

口入屋用心棒第18弾

やっぱり面白い

直之進の強さに惚れ惚れする

江戸の町も生き生きと描かれ、楽しみにしてる

シリーズ

柴田 よしき

やってられない月曜日

平凡なOLにだって毎日事件は起こるのだ

やってられないのは

月曜だけじゃないのだ(笑)

読むほどに気持ちが入り込む

経費をごまかすな

コネ入社だからって得してると思うな

いちいち人の噂話するな

ほっといてくれぇ~

世の中の中堅(以上)OLはキット

皆思ってる(笑)