岩切天平の甍

親愛なる友へ

ブラッドとケイティ

2007年07月26日 | Weblog

 農務省の職員、ブラッドさんとケイティさんにコーンと大豆の生育状況の調査を見せてもらう。

一定の面積に育っている株、花、実などの数や大きさを調べて収穫の予想をたてる。このデータを検討して取引の値段が決められたり投資家の動向が決まったりするのだそうだ。

密集したコーン畑は背が高くて、中に入って行くと方向が解らなくなる上に風が通らないので恐ろしく暑い。慣れた足取りでどんどん畑の奥へ進んで行く調査員に、重いカメラを回しながらついて行くのはなかなかだ。葉っぱで引っ掻くので腕や顔がひりひりする。すぐに玉の汗が吹き出して、シャツもズボンもぐっしょり、目にも容赦なく流れ来んで来るので撮影は大変だったけど、普段こんなに汗をかく事が無いので、なかなか気持ちが良かった。貰ったペットボトルの水を一気に飲み干してしばしおしゃべり、別れ際に写真を撮らせて貰った。この人達はホントに上手に笑う。

暑さの残るゆらめくような夕暮れを迎える。
どこかの土地で誰かと会って手を握って話して笑い合って・・・
最近、涙もろいのはトシのせいかと思っていたけど、
そうでもないのかもしれない。
いろいろなことを見て、聞いて、嗅いで、ぴんと張ったアンテナにひっかかるものが年齢と共に増えてくる。感性は発達しているんだ・・・っていうことにしておこう。
あ、それが“トシのせいで涙もろくなる”って事なのかな。

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