岩切天平の甍

親愛なる友へ

アブ・グレイブの経典2

2007年09月07日 | Weblog

“アブ・グレイブの経典”解説から

Aidan Delgado は(外交官の親を持つ)国際人だ。しかし、世界中のどんな国もイラクでの米軍駐留地ほど彼の人生を劇的に変えたところは無かった。2001年9月11日、あの飛行機がワールド・トレード・センターを襲った時、彼は軍に入るための手続きの最中だった。2003年、彼は第320部隊と共にイラク入りする。戦友達は彼がアラビア語を話し、イラク人と会うのを好むと知ると、彼を利用し、そして同時に疑うようにもなった。

アメリカの差別や傲慢、非武装のイラク人にたいする虐待を見るにつれて
彼の反発は積み重なって行った。
数ヶ月経つとデルガドはこの戦争が不道徳であり、彼の信じる仏教の道義に反するとの結論に達した。

彼は自らの武器を翻し、良心的反対者の立場を得る為の長い手続きを開始した。イラクでの工兵としての任務を終えた後、彼の立場は認められ、円満に除隊されることが出来た。アメリカに戻り、見て来たことを批判する彼は、ちょっとした騒ぎを巻き起こす事となる。


 フロリダからアトランタに飛んで、デルガド君の自宅でストーリーのメインとなるインタビューを収録。簡素な家具と本と小さな仏像。質素なアパートだった。



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