岩切天平の甍

親愛なる友へ

キャブストライキ2

2007年10月22日 | Weblog

  イエローキャブのストライキ第二弾が決行された。
ニューヨーク市が発表した、GPS装備の義務付けに反対するものだ。

ニューヨークのタクシーはどこを走ったかの記録を市に報告することが義務付けられている。ドライバーは用紙に書き込んで、終業時に提出する。この事務処理を自動化し、能率を高めるために車にGPSを積んで、情報を直接コンピュータ処理しようと言う事らしい。

問題は取り付けの費用、車両の所有者が負担するのだが、これはたいがいがタクシー会社で、その費用は結局ドライバーへの車のレンタル料金に転嫁される事になる。

乗り合わせたドライバー氏にきくと、一日のレンタル代はおよそ百ドル。ガソリンは自分持ちで、一日最低十時間は運転して(たいていはもっと長い時間)良い日でだいたい百五十ドル残る(しか残らない)。ストレスのせいで精神に障害をきたす人が後を絶たない、「ヒドイ仕事だよ。」と、半ばあきらめたような口調で話してくれた。

最近、後部座席にテレビが取り付けてあるタクシーが目に付く。コマーシャルがガァガァ流れていて不快なことこの上ない。「一体コレは何なの?」と聞くとクレジット・カードのマシンと一緒につけられたとの事。そのクレジット・カード決算も、カードを通した後でマシンがうまく動かないと言って現金を要求し、小金をだまし取るドライバーがいるらしい。小額の事なので、客も面倒くさい手続きを嫌がってあきらめるのがほとんどだと言う。

いやはや・・・。


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