てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

飛 浩隆

2005年09月11日 | 読書
「2005年版SFが読みたい」国内版1位の飛 浩隆『象られた力』を手に取り、
最初の短編を数行読んで気付きました。。。

これ、もしかして、読んだことある?!



あぁ~、ダブって購入の話じゃないです。

以前、SFマガジンで読んで、とても印象に残っていた話があるのですが、
この最初の短編『デュオ』がそれなんじゃないかと。

あとがきをみると、1992年SFマガジン掲載とあります。

じゃあ、やっぱりあのとき読んで衝撃を受けた作品なんじゃ。。。と
ドキドキしながら、ページをパラパラめくってみると、やっぱりそう!!


すっごい嬉しいです。

当時、この作品を読んで、やっぱ日本人は日本語で書かれた作品が一番だとしみじみ思いました。
3回ぐらい読み返しましたよ。
その年の読者アンケート結果でも1位に違いない!と調べたら(数年遅れて読んでいたので…)、ベスト10には入っていたものの、1位は別の作品。
解説でも言及されていないし、なんか釈然としないまま、作者名だけは頭に刻んでおいたはずなのですが、月日を重ねるうちに、作者名はすっかり忘却のかなたに。。。


あとがきによると、1992年のこの『ディオ』を最後に10年沈黙していたそうで、これまでお目にかからなかったのも仕方がない感じでした。

というわけで、これから『象られた力』をゆっくりじっくり読む予定です。

あんまり嬉しかったので、つい記事にしてしまいましたー。