この曲を聴くとこの人を思い出すって曲、ありますか?
私はクイーンの「伝説のチャンピオン」(♪We~~~are the champions,my friendsってやつです)と言えばもう、セナのイメージ。
この曲、タイトルからしてすでに、アイルトン・セナのイメージが強いのですが(←私にとっては)、初めて聴いたのは、91年10月のF1日本GP開幕直前、フジテレビが放送した「F1日本GP前夜祭」という番組内で聴きました。
この「前夜祭」。いろんな名珍場面やドライバーのプライベート映像なんかを放送。そして番組のエンディング。「鈴鹿での名場面」映像とともに流れたのが、「伝説のチャンピオン」でした。
・・流れだした曲とともに、セナと、セナのチームメイトでもあり生涯最大のライバル、プロストのヘルメット越しの目が捉えられる。マシンのコクピット内で静かにその“時”を待つ二人。88年・日本グランプリ・・!
・・・・・・・☆・・・・・・・☆・・・・・・・・
鈴鹿とオーストラリアの2戦を残したこの時点で、セナ7勝。プロスト6勝。メモ1
この日本GPでセナが優勝すれば、88年ワールドチャンピオンシップのタイトルはセナの手中に、という状況でグランプリが始まった。
予選ではセナがポールポジション(1位)を獲得。プロストは2位。当然のようにフロントローメモ2を独占した。
運命の決勝。しかしセナは、スタート直後、マシン1台分も動かないうちにエンジンをストールさせてしまいエンジンストップしてしまう。
手を高く挙げ、必死に後方のマシンにサインを送るセナ。追突されたら、セナのレースはここで終わってしまう・・。
ワールドチャンピオンのタイトル獲得が遠のいていく中、セナにもう一度チャンスが舞い降りる。鈴鹿のホームストレートは緩やかな下り坂になっていて、セナのエンジンは息を吹き返したのだ。メモ3
この時セナのポジションは14位まで落ちたのだが、オープニングラップで8位までジャンプアップ。続く2周目で6位にまでつけてきた。
しかし問題はプロストとの差。この時点で9秒。5周目で13秒差まで広がる。
しかしこれは一時的なものだった。セナは「自分のリズムがつかめてきてどんどんスピードアップしていった」のだ。反対にプロストは、自分のマシンのギヤボックスの不調に悩まされる。
そして、鈴鹿の空に、雨。約束のような雨が降ってきた。
セナがプロストに追いつく。
27周目。プロストは最終コーナーの立ち上がりでシフトミス。これを見たセナは一気にプロストの背後に迫り、28周目に入ったホームストレートでプロストのスリップストリームメモ4に入る。
そしてストレートエンドで火花を散らしながらメモ5プロストをかわし、遂にトップに踊り出たのだ・・!
(右がセナ)
そのままセナはトップを守りきり、51周を1時間33分26秒173で走り抜いた。
チェッカーの瞬間、両手でこぶしを握り締めそして空高くつきあげた。セナ、28歳。新ワールドチャンピオン誕生の瞬間・・!!
何度も何度も何度もこぶしを握りしめ、喜びを爆発させたウィニング・ラン。バイザーメモ6を上げたその奥の瞳には、涙があふれていた。
(想いがあふれる)
メモ1
この年最強だったマクラーレン・ホンダ。ほとんどのレースをセナかプロストのどちらかが優勝。正確に言えば、年間16戦のうち、マクラーレン・ホンダが15勝しました。うちわけはセナ8勝。プロスト7勝。
唯一、他チームでの優勝は、当時フェラーリに所属していたベルガー☆(まるちゃん!ベルガーよ。懐かしやぁ~~)
補足:「有効ポイント制」というルールで、優勝回数ではなく獲得したポイントで優勝が決定。
メモ2
レースのスタートは車列2列でスタート。なので1番、2番が真正面には誰もいない一番前となります。もちろん1番2番の間に差はあります。
バイクなんかは4列スタートとかありますよね。
メモ3
同時に、日本人ドライバー中嶋悟も、同じような状況に陥っていました。この時、予選初日・つまり決勝の2日前に、母親を亡くしていた中嶋選手。エンジンが下り坂で息を吹き返したときのことを「誰かが(←お母様のことでしょう)マシンを後ろから押してくれたように感じた」と語っています。
7位完走。
メモ4
マシンのすぐ後ろは真空状態のようになっていて、風の抵抗がなくなります。それが(そこが)スリップストリーム。ストレートでは、その状態を利用し、前のマシンを抜く際にスリップストリームに入り、スピードを上げて一気に抜かしにかかる方法がよく見られます。
メモ5
車体の底などが路面にすれて火花が散っていました。今のマシンはそうならないような造りになっていて、現在のレースではこんな迫力あるシーンは見られないそうです。マシンから飛び散る火花でさえ、“懐かしい”風景になってしまったぁ~。
メモ6
ヘルメットの前の透明なところ。
・・・・・・・☆・・・・・・・☆・・・・・・・・
この記事、実は去年の9月から書こう書こうと思って思考錯誤?していました。たはは。なんとか今日やっとこさできました!でも、いまいち何が書きたかったのか伝わらない仕上がりに・・。(すみません)
セナ、ほんとはまだ「伝説」なんかになってほしくなかったけれど・・。
今日、3月21日はセナの誕生日なんです。
セナが生まれてきてくれたことに、感動と感謝!!
そう、そしてそれは海よりも空よりも宇宙よりも大きいんです。
私はクイーンの「伝説のチャンピオン」(♪We~~~are the champions,my friendsってやつです)と言えばもう、セナのイメージ。
この曲、タイトルからしてすでに、アイルトン・セナのイメージが強いのですが(←私にとっては)、初めて聴いたのは、91年10月のF1日本GP開幕直前、フジテレビが放送した「F1日本GP前夜祭」という番組内で聴きました。
この「前夜祭」。いろんな名珍場面やドライバーのプライベート映像なんかを放送。そして番組のエンディング。「鈴鹿での名場面」映像とともに流れたのが、「伝説のチャンピオン」でした。
・・流れだした曲とともに、セナと、セナのチームメイトでもあり生涯最大のライバル、プロストのヘルメット越しの目が捉えられる。マシンのコクピット内で静かにその“時”を待つ二人。88年・日本グランプリ・・!
・・・・・・・☆・・・・・・・☆・・・・・・・・
鈴鹿とオーストラリアの2戦を残したこの時点で、セナ7勝。プロスト6勝。メモ1
この日本GPでセナが優勝すれば、88年ワールドチャンピオンシップのタイトルはセナの手中に、という状況でグランプリが始まった。
予選ではセナがポールポジション(1位)を獲得。プロストは2位。当然のようにフロントローメモ2を独占した。
運命の決勝。しかしセナは、スタート直後、マシン1台分も動かないうちにエンジンをストールさせてしまいエンジンストップしてしまう。
手を高く挙げ、必死に後方のマシンにサインを送るセナ。追突されたら、セナのレースはここで終わってしまう・・。
ワールドチャンピオンのタイトル獲得が遠のいていく中、セナにもう一度チャンスが舞い降りる。鈴鹿のホームストレートは緩やかな下り坂になっていて、セナのエンジンは息を吹き返したのだ。メモ3
この時セナのポジションは14位まで落ちたのだが、オープニングラップで8位までジャンプアップ。続く2周目で6位にまでつけてきた。
しかし問題はプロストとの差。この時点で9秒。5周目で13秒差まで広がる。
しかしこれは一時的なものだった。セナは「自分のリズムがつかめてきてどんどんスピードアップしていった」のだ。反対にプロストは、自分のマシンのギヤボックスの不調に悩まされる。
そして、鈴鹿の空に、雨。約束のような雨が降ってきた。
セナがプロストに追いつく。
27周目。プロストは最終コーナーの立ち上がりでシフトミス。これを見たセナは一気にプロストの背後に迫り、28周目に入ったホームストレートでプロストのスリップストリームメモ4に入る。
そしてストレートエンドで火花を散らしながらメモ5プロストをかわし、遂にトップに踊り出たのだ・・!
(右がセナ)
そのままセナはトップを守りきり、51周を1時間33分26秒173で走り抜いた。
チェッカーの瞬間、両手でこぶしを握り締めそして空高くつきあげた。セナ、28歳。新ワールドチャンピオン誕生の瞬間・・!!
何度も何度も何度もこぶしを握りしめ、喜びを爆発させたウィニング・ラン。バイザーメモ6を上げたその奥の瞳には、涙があふれていた。
(想いがあふれる)
メモ1
この年最強だったマクラーレン・ホンダ。ほとんどのレースをセナかプロストのどちらかが優勝。正確に言えば、年間16戦のうち、マクラーレン・ホンダが15勝しました。うちわけはセナ8勝。プロスト7勝。
唯一、他チームでの優勝は、当時フェラーリに所属していたベルガー☆(まるちゃん!ベルガーよ。懐かしやぁ~~)
補足:「有効ポイント制」というルールで、優勝回数ではなく獲得したポイントで優勝が決定。
メモ2
レースのスタートは車列2列でスタート。なので1番、2番が真正面には誰もいない一番前となります。もちろん1番2番の間に差はあります。
バイクなんかは4列スタートとかありますよね。
メモ3
同時に、日本人ドライバー中嶋悟も、同じような状況に陥っていました。この時、予選初日・つまり決勝の2日前に、母親を亡くしていた中嶋選手。エンジンが下り坂で息を吹き返したときのことを「誰かが(←お母様のことでしょう)マシンを後ろから押してくれたように感じた」と語っています。
7位完走。
メモ4
マシンのすぐ後ろは真空状態のようになっていて、風の抵抗がなくなります。それが(そこが)スリップストリーム。ストレートでは、その状態を利用し、前のマシンを抜く際にスリップストリームに入り、スピードを上げて一気に抜かしにかかる方法がよく見られます。
メモ5
車体の底などが路面にすれて火花が散っていました。今のマシンはそうならないような造りになっていて、現在のレースではこんな迫力あるシーンは見られないそうです。マシンから飛び散る火花でさえ、“懐かしい”風景になってしまったぁ~。
メモ6
ヘルメットの前の透明なところ。
・・・・・・・☆・・・・・・・☆・・・・・・・・
この記事、実は去年の9月から書こう書こうと思って思考錯誤?していました。たはは。なんとか今日やっとこさできました!でも、いまいち何が書きたかったのか伝わらない仕上がりに・・。(すみません)
セナ、ほんとはまだ「伝説」なんかになってほしくなかったけれど・・。
今日、3月21日はセナの誕生日なんです。
セナが生まれてきてくれたことに、感動と感謝!!
そう、そしてそれは海よりも空よりも宇宙よりも大きいんです。
1度だけ、てけてけちゃんが連れて行ってくれた鈴鹿!私の素敵な思い出になってます。
雨もいっぱい降ったよね~。あ~、懐かしい!
ほんと読みごたえがあって、素敵です。
先日、夜更かししてTVでF1観たよ。全然詳しくないけれど、けっこう見入っているもけです(笑)
私もじっくり読ませてもらったよ。
セナへの深い想いがダイレクトに伝わってきて、なんだか私も感情移入してしまいそう・・・
そして私も、伝説のチャンピオンを聴くとF-1を思い出してしまうのよ、実は・・・
♪もけちゃん
セナが亡くなったまさにそのシーズンの鈴鹿だったねぇ。セナの追悼セレモニーの時の土砂降り・・、あれは絶対セナが来てくれていたんだと思ったよ。
真夜中、グランドスタンドで柵にもたれて語りあったね~。懐かしい!
私も最近は全くF1わかんないねん・トホホ。でも、好きやわやっぱり。
♪まるちゃん
いや~~~。こちらも雨がすごかった。
この時は私も観戦2回めでまだ要領悪わるわる子で・・まるちゃんにたくさんしんどい思いさせちゃって申し訳なかったです。雨の野宿★地面の土、ネロネロベトベト。しかも決勝、セナは目の前で白煙あげてリタイヤ(まだ3周目やのに!)しちゃったし。
でも、一緒に盛り上がって嬉しかったです。
まるちゃんも「F1のイメージ」って思ってたなんて、ものすごく嬉しい~~!!
お二人さんがいなければ味わえなかった鈴鹿。私に宝物をくれて、ありがとねん!