僕らは感情でできている

家にある当時の本や雑誌なんかを引っ張り出し、セナのこといろいろ考えていたときに見つけました。

以前、ちらっと書いた、ポルノグラフィティの曲名にもなっている「サウダージ」という言葉。
“ＳＡＵＤＡＤＥ”はブラジル人特有の表現で、英語に直訳することはできないそう。「誰かを失った気持ち」に近い意味があるんですって。

ちょっとしんみりしてしまったので、今日はちょっとおもしろい（？）エピソード♪

シルバーストーン（イギリス）で行われたテスト走行中でのこと。
日本人ピットレポーター「Ｋわいチャン」が、周回を終えたセナをつかまえマイクやら資料やらで両手がふさがってる中、必死にセナにインタビュー～～ＧＯ！
紙コップに入ったミネラルウォーターをおいしそうに飲み干したセナにすかさずマイクを向けたＫわいチャン。
するとセナは、その紙コップを自分に向けられたマイクの先に「かぽっ」とかぶせ、クスッ・・と笑ったのでした☆

何気にセナはいたずらが好きで、チームスタッフに差し入れたクッキーに緑色の着色料を入れといて、口の中マミドリ騒動を引き起こすなど、ベルガーのそれには負けるけど、いろいろお茶目（？！）なことしてるのです。

自己探求。勝利への愛情。限界を超える集中力。自分にも周りの人間にも厳しく、もはや芸術ともいえる走りから“天才”と謳われたセナですが、その強さの裏には、疑いに悩まされ、苦悩し、信じられないほどの努力を捧げ、泣き上戸で、家族と故郷ブラジルをこよなく愛するセナがいました。

　“Ｗｅ　ａｒｅ　ｍａｄｅ　ｏｆ　ｅｍｏｔｉｏｎｓ．
　　Ｗｅ　ａｒｅ　ａｌｌ　ｌｏｏｋｉｎｇ　ｆｏｒ　ｅｍｏｔｉｏｎｓ　ｂａｓｉｃａｌｌｙ．
　　Ｉｔ　ｉｓ　ｏｎｌｙ　ａ　ｑｕｅｓｔｉｏｎ　ｏｆ　ｆｉｎｄｉｎｇ　ｔｈｅ　ｗａｙ　ｔｏ　ｅｘｐｅｒｉｅｎｃｅ　ｔｈｅｍ．”

　「僕らは感情でできているんだ。
　　基本的に誰でも感情を探している。
　　どうやってそれを経験するかが問題なだけさ」

そしてセナの言葉でとても好きな言葉・・
　「透き通った人に出会ったら感動すら覚える。信頼が人間にとって一番大事」

　＜ ベルガーの「それ」なおまけ ＞
★セナが運転する車に同乗していて、交差点で止まったときに、いきなり車のキーを抜いて路上に投げた。

★セナと一緒にヘリコプターに乗っていて、いきなりセナのアタッシュケースを上空から放り投げた。