TAKE-LOG 竹ログ

TCC・竹島クラフトセンター、東京大田区のプラスチック精密加工の[シナノ産業]のみなさんの手織体験!

竹島海岸・俊成苑の芝生広場に にぎやかな笑い声や会話が聞こえてきました、
[シナノ産業株式会社]の皆さんが手織体験にやって来ました。

総勢9人の手織体験です。

竹島クラフトセンターでは常時準備している織機は5台なので
半分に分かれて織っていただく事にしました。



「どちらからお出ででしょうか」

とTCCの主人が聞くと

「物づくりの町東京都大田区から来ました」

と胸を張った社長の返事にTCCの主人は一瞬緊張が走った。

TCCの主人は、物づくりの言葉に弱いのです。

職人の作った物で、上手い事やって儲けるヤツは沢山いる
しかし、根っからの物づくり人間や物づくり名人はそんなにいない。

織機に座った社長が

「やっ!これは難しい」

といったときに思わず笑ってしまったが、物を作る人間の
完璧に作ろうとする本能から出た言葉だと解ったからだ。



今日は社員の旅行で 今夜は三谷温泉[明山荘]に泊まって
明日は岡崎城へ行くそうです。

東京都大田区のプラスチック精密加工の[シナノ産業株式会社]は
プラスチック切削加工の専門の会社である。

つまり、プラスチック加工の専門家であり職人の集団が
竹島へ手織体験にやって来たのだ。



「今度は上だね」

「あれ?どっちだ?」

「あー、上手くいかないなー」

それぞれ苦心しながらの作業が続きます。

プラスチックの専門家や機械を操る名人が、織物のやわらかい糸では
勝手が違って難しそうです。

わいわいとショークが飛び 笑い声が絶えない手織体験も
房作りも終わるとコースターの完成です。



「今年のコースターは毎日使えるからいいね」

会社の旅行で毎年物づくり体験を計画に入れているそうです。

その中で蒲郡の手織体験を選んでくれたのです。

職場の緊張とは違い、旅行での楽しい気分の手織でした。
会話のそこかしこに物づくり人間ならではの優しい心使いを感じて
温かい気持ちをいただいたTCCの主人でした。

物づくり人間の心は温かい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


バブルの頃の政治家や経済の専門家には、

「これからの日本は世界の金融の中心になっていく、
物は中国やアジア発展途上国で作れば良い」
と言っていた。

そして日本の技術は中国での生産を上げる為に、
明治以来百年の間積み重ねてきた日本の職人技術の本髄を、

たった十年で教えてしまった。

自分の弟子にしか教えない技術まで その時‥何かの代償に
中国まで行って授けてしまったのだ。

そして、今の日本であり、中国の姿なのだ。

技術を金に変えて伝えても 心は伝わらなかった‥。

蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「三河木綿の手織り体験」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事