2人の生徒さんが紡錘車を使って紡いでいました。
まだ習い初めの2人ですが初心者とは思えない糸が引けていました。

田中さんと松岡さんは原毛のスライバーをハンドカーダーを使って
ミキシングした棉を紡いでいます。

「なかなか上手くいきませんわ」
と言いながら 今日で3回目ですがもう慣れた手つきです。
「慌てないこと」
「撚りを棉に入れない!」
などなど、師匠の喝がとぶ中で懸命の作業です。

松岡さんは今日で2回目ですが、和棉の手紡ぎをやっていたので
極細の糸が紡げますが 和棉の癖で撚りが強すぎる傾向があります。
紡ぎが好きなだけあって見事な糸が出来ています。
「もっとゆったりとした気持ちで優雅に紡げ!」
などと訳の分からない師匠の注意にもめげずに紡いでいます。
今日は手紡ぎ車の操作に気を使って 紡ぎ手に集中できないから
電動紡錘車を使っての練習です。

その後ろでは安城から来た広浦さんが経て太細の糸を使って織る課題
作品の綜絖通しの最中です。
「今日は話してる余裕などありません」
と言って笑っていました。
秋らしい日差しの竹島海岸ですですが、台風の予想進路が気になるTCCの主人でした。