軽井沢高校 校長日記 2012・2013

軽井沢高校の様子を校長の視点から伝えたいと思います。ご愛読願います。

10月7日(月)土曜日の東信高等学校教育研究会総会・研究大会など 2013-132

2013-10-07 10:20:00 | 日記

 

  この校長日記にも先週の金曜日にちょっと書きましたが、標題の総会・研究会が土曜日に開催されました。

 総会の内容はさて置き、研究大会の様子について少し書きたいと思います。

 図らずも、会員研究発表もその後の講演も、一貫した「意思」を感じました。

 あえて言うならば、「授業論・教授論・教育のスキル」に関する内容でした。

 久しぶりに知的好奇心を掻き立てさせられる内容でした。

 まず、最初の会員発表。

 岩村田高校の松原教頭先生の発表でした。

 内容は、「電子黒板を活用した授業の取り組み」です。

 電子黒板はスマートフォンを拡大したものと理解できます。

 岩高の先生方が、電子黒板の使い方を思考錯誤しながら、「生徒のためになるであろうより良い授業」を構築している姿にまずは感動しました。

 次の会員発表は、望月高校の綿内先生の実践報告です。

 内容は、「対話型授業の実践」です。

 先の松原教頭さんの発表と真逆な実践発表です。

 綿内先生の授業は、昨年も拝見したことがありますが、それはそれは生徒のことを考えた、生徒の自主性を尊重する緻密な素晴らしい授業です。生徒に自らの意見を言わせ、皆で考える授業です。そんな授業実践の一端を今回も勉強させていただきました。

 この両者に流れる授業の取り組みの流儀は、実は方法論としては異なって見えますが、目的は同方向を見据えていると思いました。それは、「生徒にとってより良い授業の構築」ということです。

 さらに、信州大学の島田英昭先生の講演、「ICT時代の授業はどう変わるか?」は、まさに2本の会員発表とリンクした講演内容でした。

 島田先生の講演の中で、キーワードとなる言葉を列挙しますと、

 オンライン学習、カーンアカデミー、MOOC、「レイヤー化する世界」、反転学習等々です。

 「ITC時代の授業について考える。『アンチICT』の立場からディスカッションしてください。ICT環境にできないことを列挙する。それをICT以外で支援する方法を考える」ということで、3人ほどのグループを作り話し合いもしました。

 講演会で、「話し合い」を行うという視点、わかっていてもなかなかできることではありません。やおら、テンションが上がり、一緒に参加したお二人の校長先生方と一緒に、真剣に話し合いました。

 このような研究会を企画してくださった望月高校の今井校長先生、和田教頭先生をはじめ、望月高校の先生方に改めて感謝申し上げます。

 松原教頭先生、綿内先生、信大の島田先生、本当にありがとうございました。

 話は変わり、本日午後、特別支援教育に関する会議を佐久市内の浅間中学校で行います。

浅間中学校昇降口 10月8日追加

 会議のほかに、浅間中学校の授業も参観させていただきます。今日も勉強してきます。

 校内では、軽井沢ロータリークラブ主催のグアム派遣事業の第1次選考会が行われます。

 参加希望者には、事前の勉強会を開催しています。

 学校近隣のレストランで、ロータリークラブの皆さんが面接を行います。

 ロータリアンの皆さん、よろしくお願いします。