雑居空間
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 昨日は少し弱音を吐いていたのですが、創土社刊、鈴木直人著のゲームブック「悪魔に魅せられし者」のプレイを開始しました。

 「悪魔に魅せられし者」は、もう10数年も前に創元推理文庫版でプレイしたことがあるのですが、確か数階登ったあたりでやめてしまいました。なぜやめてしまったのかはあまり憶えてていません。
 そのときの印象としては、ルールがちょっとめんどくさいということと、マッピングが面白かったということが挙げられます。ルールに関しては、私は主にFF系をプレイしていたために、剣に鎧、盾、兜、篭手と装備が多いことと、攻撃と防御があるのでサイコロを振る回数が多いことで、少し面倒に思っていました。マッピングに関しては元々好きだったこともあり、8×8の方眼を埋めていく作業が面白かったです。その辺はFFでは味わえない楽しみで、どちらかというとCRPGに近いものがあります。

 「あとがきのあとがき」によれば、創元版からけっこう手を入れてあるようなのですが、いかんせん創元版の記憶はほとんど残っていませんので、違いは気にせずやっていこうかと思います。創元版も持っているので比較しようと思えば比較できるのですが、面倒ですしね。クリアした後、元気だったらやってみます。

 で、なにはともあれプレイ開始。
 序盤をプレイしていて、そういえばこんな形のマップだったなぁと、昔の記憶がなんとなく甦ってきました。しかし宝箱の中身とかは一切憶えていませんので、目の前にあるものには漏れなく手を出して、アイテムを入手するかたわら、罠も喰らいまくってしまいました。
 結局、原防御力ポイントのサイコロが最低の1だったことと、戦闘でのサイコロの目が微妙にふるわなかったことから、4階のブラックスライムとの戦闘で死亡。いくらなんでも、ちょっとしょぼい死に方ですね。

 しかし実際にプレイしてみると、評価の定まった名作だけに、さすがに面白いです。個人的なお楽しみポイントはやっぱりマッピングでして、地図を描くのと同時に、他のゲームブックではまずやらない、どこに何があるのかというメモも詳細に取っています。方眼が徐々にでも埋まっていくのは、やっぱり気分がいいですね。
 実は今回アイテムや罠の位置までメモしているのは、双方向移動のゲームブックである本作ならではのものなのです。私が考えるゲームブックの楽しみというのは、「次に何があるのか」「こう行動するとどうなるのか」という未来方向を向いているものだと思うのですが、このマッピングの楽しみというのは「どこに何があったのか」という過去方向を向いているものなのです。そのマッピングが楽しいということこそ、本作の大きな特徴となっていると思うのですが、その辺りのことは後日、ゲームブックの双方向移動に関する記事でまとめて書こうかと思っています。

 ともかく、しばらくは「悪魔に魅せられし者」で楽しめそうです。しかし貧乏性なので、「一日4階ずつ攻略していくと、5日で終わっちゃうなぁ」とか無駄に心配しています。階を進むごとにいろいろ大変になってくるだろうに。

 でも、「魔宮の勇者たち」もいつ出るかわかんないしなぁ。もしクリアしたら、速攻で創元版の「魔宮の勇者たち」に移行しそうな気もします。
 あ、一日1階ずつにすれば、20日間ももつぞ!




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