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魔界八犬伝SHADA 冒険記その3

2009年07月31日 23時29分33秒 | PCエンジン
 データ・イーストから発売されたPCエンジンのARPG「魔界八犬伝SHADA」をプレイし続けました。

 これ以降、「魔界八犬伝SHADA」のネタバレが大いに含まれています。ご注意ください。



 カエルの倒し方がどうしてもわからないので、webで攻略情報を調べてみることにしました。

ゲーム探検倶楽部
ゲーム探検倶楽部ゲームレビュー #122 魔界八犬伝SHADA(PCエンジン)

 えーと、カエルの体内に潜って、“かえん”で攻撃をすれば良かったらしいです。他の攻撃呪文ではダメで、一番弱い“かえん”でないといけません(他の術は、そもそも放つことすらできない)。うーん、納得できん。“ほうでん”とかなら試みていたんだけどなぁ。ボス戦に突入すると術を切り替えることができないので、その辺り抜け落ちちゃっていたんですよね。
 ま、それでもどうにかカエルを撃破。現われた箱の中から“もくしんのう”を入手します。これで四天王はあとひとつですね。
 ここで、“もくしんのう”を入手した箱をもう一回調べてみるたら、新たに“よみのかぎ”を見つけました。ずるい! これはずるい! 前にも最初調べたときは何も入っていなかったのに、後でフラグが立ってから調べたらアイテムが出てきたというケースもありましたけど、一度何かが出てきた箱を再度調べなくちゃいけないというのは、かなりずるいですね。私はたまたま2度調べたから良かったですけど、これ、入手に手間取った人も結構いるんじゃないかなぁ?



 カエルの部屋を抜けると、何故か城のようなところにでました。



 相変わらず説明が無いので、ここが何の城で、ここで何をすればいいのかもわからないまま、“しん”は城の中を探索していきます。なぜならそこに城があるから、っていうか、他に行けるところが無いから!

 妙に軽快でカッコイイBGMに乗って城内を疾走する“しん”。まるでヒーローもののBGMのようです。
 敵はそれなりにいますが、いかんせんこちらは既に最高レベル。多少のダメージは受けますが、大した問題にはなりません。
 箱の中から“とうけつ”の巻物を発見。しかしさらに進んだところで、とある箱を開けようとしたら罠にかかり、“どうのかぎ”を奪われてしまいました。入手した直後しか使用しなかったのに、今頃になって“どうのかぎ”? これは、“どうのかぎ”が絶対必要なので、どこかで取りもどさないといけないという流なんでしょうね。
 さらに進んだところで“きんのかぎ”の形をした穴があったので、そこに“きんのかぎ”を置いてみたところ、どこかで扉が開くような音がしました。そうなると、この調子で他の鍵も使わなくてはならないんでしょうか。やっぱり“どうのかぎ”も取り戻さないといけないようです。
 城の中は結構広い上に、変な仕掛けがあったりして迷いがちになってしまいます。
 とある箱の中から“どうのかぎ”を再入手。やれやれ。でも、普通に箱の中から出てくるという形で取り返せるなら、わざわざ一度奪われるという展開にする必要もなかったんじゃないかなぁ。よくわからん。

 多分“どうのかぎ”で開けることができるようになった扉の向こうで、中ボス・巨大ムカデと遭遇しました。



 ムカデの真中にいる人は、出たり消えたりします。ムカデにはダメージが通らないので、この人を攻撃しなくてはならないようです。ムカデが周囲を取り囲んでガードしているので、その隙を突いて攻撃しなくてはなりません。
 一度中に飛び込んである程度のダメージを与えても、ムカデはすぐに身体を曲げて中にいる“しん”を攻撃。そしてまた別の場所に移動してグルグル回転しながら、中の人をガードするという状態に入ってしまいます。
 ムカデから喰らうダメージはそれほど大きくないのですが、ムカデの身体が長いので、下手なポジショニングをしていると連続してダメージを喰らってしまい、大ダメージを受けてしまいます。割と不規則な動きをすることもあるので、油断しているとあっという間に瀕死まで追い込まれてしまいます。
 何度も何度も殺されましたが、それでも回数をこなす内にだんだん慣れてきました。コツとしては、多少のダメージは構わないので、大ダメージを受けることだけは避けることですね。中の人は反撃してこないので、ムカデの体当たりさえ耐えられれば勝機は見えてきます。ムカデの真中で人にダメージを与えるために十字キーをカチャカチャ連打して指が疲れてしまいましたが、どうにかムカデを倒すことに成功しました。四天王最後のひとつ、“てんしんのう”を入手しましたよ。
 ここで、さっきまで戦っていた人だと思うんですけど、突然我に返ったようです。どうやら彼も、ガリョウの術にかかっていたんですね。で、彼のセリフで知ったのですが、なんと今日が満月の日。このままでは珠梓が復活してしまいます! だからそういう重要な情報は、ちゃんと事前に知らせておけってば! そして、“れいのちから”を入手……、って、もしかしてこの人、“だいかく”だったの? 相変わらずこのゲーム、説明少なくて話がわかりにくいっす。
 ガリョウの部屋へ行くには“きんのかぎ”が必要だそうです。“だいかく”は部屋の仕掛けを壊しに行くとか言っていますが、具体的に何をするのかはよく分かりません。とりあえず後で落ち合うことを約束して、“だいかく”は行ってしまいました。何故か誰も“しん”に同行してくれない八犬士のみなさん。さみしい……。



 “だいかく”の言葉を信じて、置いてきた“きんのかぎ”を取ってきてます。そういえばこの城では、“ぎんのかぎ”だけ使ってないなぁ。不憫なやつよ。
 どこへ行けばいいのかと適当に彷徨っていると、城の天守閣のようなところに出ました。夜空には見事な満月が輝いています。



 そしてその先にいたのが、ラスボスのガリョウです。



 そういえばガリョウとは、すげー序盤に会っていたんでしたっけ。あのときしっかりと“しん”に止めを刺しておけば、こんな面倒なことにもならなかったのにね。RPGの敵さんにはこういうのはよくある話ですけど、ラスボスが自ら殺すつもりで序盤から登場してきたのに主人公を仕損じるというのは、かなりマヌケな部類に入るかもしれませんね。
 今度こそ“しん”の息の根を止めるべく、配下の者どもをけしかけるガリョウ。しかし、そのとき!



 出た! 壁をぶち破って、八犬士のお歴々が登場ですよ! “だいかく”が言っていた仕掛けを壊すっていうのは、こういうことだったのか。
 八犬士の勢ぞろいに恐れをなしたのか、ガリョウはスタコラサッサと逃亡を図ります。ここは俺達に任せてガリョウを追え、と、“しん”に言う八犬士。いや、雑魚なんて今更敵じゃないんだから、みんなで一緒にガリョウと戦おうよ。



 “しん”は単身、ガリョウを追って城の屋根までやってきます。しかしガリョウは最後の力を振り絞り、珠梓の力を借りてパワーアップ。普通に体当たりしていれば多分こちらが勝つのですが、反撃もそこそこあるんで体力的にあまり余裕はありません。そんなわけで、戦闘中に炎のダメージを喰らってしまうと、その分だけ負けてしまうという感じですね。
 何度かやられましたが、炎攻撃自体は割と素直な動きなので、慣れるのに時間はかかりませんでした。何度目かの挑戦で、残り体力3というギリギリの状態ながら、どうにか辛勝を収めることができました。やれやれ。



 ガリョウを倒した後で、おっとり刀で駆けつける八犬士の面々。おせーよ。っていうか何故三人しか上がってこないの? 他の人は戦死しちゃったんですかね?

 ガリョウは倒したものの、夜空にはまだ珠梓の怨霊が輝いています。八犬士の奮闘は空しく終わってしまうのか。
 しかし、そのとき……。



 “しん”の胸に輝く光の力で、珠梓の怨霊が消えていってしまったようです。
 光の正体は、“しずの”から貰った“てかがみ”でした。昔、八犬士に力を与えたのは里見の伏姫でした。もしかしたら、“しん”たちが八犬士の生まれ変わりであるように、“しずの”は伏姫の生まれ変わりだったのかもしれません。

 そしてエンディングに突入します。







 戦いを終え、それぞれの故郷へと帰っていく八犬士。ほとんど“しん”一人で戦い抜いたようなものでしたが、ここに新たな八犬士の伝説が生まれたのでありました。

 いきがポーンとさけた。



 というわけで、しゅーりょー。

 ボリュームはあまり無く、思っていたよりもあっさりと終えることができました。きちんと計ってはいませんが、総プレイ時間は10時間くらいだったでしょうか。
 とにかく“しん”以外の八犬士の活躍が少なかったのが印象的でしたね。“しん”以外では、“どうせつ”はそれなりにがんばってくれました。“だいかく”もまあ、ほとんど敵に操られていたとはいえ、ストーリー上はそれなりに意味のある役どころ。“そうすけ”は一瞬だけですが、一応活躍してくれました。しかし他の四人はいまいちで、“けの”は紅一点でヒロイン的な立ち位置かと思いきや、塔から救出されて、岩戸を開けただけでお役御免。“しの”はせっかく“むらさめ”を取り返してあげたのに、その後はやはり岩戸を開けただけ。“げんぱち”と“こぶんご”に至っては、単に“だいかく”に珠を奪われただけです。
 せっかく八人も仲間がいるんだから、もっと他の人も活躍させてあげれば良かったと思うんですけどね。

 それから、それほど長くないのにも関わらず、話がとてもわかりづらいです。アイテムにしろ、村の名前にしろ、名前が何の説明もなしにいきなり出てくるので、何の話をしているのかすぐには理解することができません。セリフなどでも、それまでに説明の無かった事柄を、既存のものであるかのように話されることが多く、後追いでストーリーの流を理解する場面も多々ありました。
 ゲームの構造が一本道で、やれることしかやれないゲームであるため、それによってゲームの進行が困難になるというほどのことはありませんでしたが、意味もわからずに進まされるというのは感情移入面では大きなマイナスですね。

 あと、やっぱりイースに似ているというのは確かなようですね。私はARPGに対する素養があまりないので自信が無かったのですが、クリアしてから、「魔界八犬伝SHADA」について書かれているあちらこちらのサイトを拝見しましたが、ほとんどのサイトで「イースに似ている」という評価でした。
 正直なところ、「魔界八犬伝SHADA」はあまり出来のよくないゲームであると言わざるを得ないのですが、ゲームの基本的な部分がイースと同じなので、なんとか遊べるものになったのかもしれません。



 そういえば、最終バトルの直前でセーブはしたけど、パスワードを保存しておくのを忘れました。エンディングが終わってタイトル画面に戻ったら、セーブデータは消えてしまいました。
 別にそれほど惜しいわけではありませんが、せっかくだからクリア直前のパスワード、保存しておけば良かったなぁ。




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