いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

小泉劇場の主役は、有権者だ!!

2005-09-03 15:12:28 | Weblog
小泉劇場で上演されている”衆院解散物語”は連日満員御礼の垂れ幕が下がっている。

チャンネルを何処に回しても、連日小泉劇場からの実況中継ばかり。
○△選挙区に送られた刺客は大物で対立候補は戦々恐々、刺客は送られていな
い□◎は、4人の争いになって当落が読めない、など、など。

田中角栄元総理が、地域誘導型政治家の代表格とされた。
経済基盤が弱い中越を全国レベルに近づけようと、関係省庁を口説き落とす予算
分捕り合戦に勝利し、故郷を豊かにする財源を確保していた。そのためには、議
員立法で自ら法案を立案し国会に提出して成立させてもいる。

小泉劇場では、田中元総理の遺産を先生方が相続している実態を世に知らしめ
てくれた。候補者は、自民党本部が公認すると考えていたが誤解だった。
地域にある支部、○□県連など、が公認した候補者を党本部が承認していると。

つまり、○□県連などは自分達の地域のために働いてくれる人を候補者に選び党
本部に公認申請する。党本部は、それを追認するだけの機能しか持たない。
田中元総理が得意とした手法と、まったく変わっていない。投票率が選挙毎に落
ちるはずだょ。業界、団体などから推薦を取り付け公認候補としていた、これま
での実態が毎日実況中継されている。入場料無料の小泉劇場は立ち席にも入れ
ない。

「それは違いますよ。元気印さん。小泉劇場は、テレビ観覧席でみるんでしょう」
「羅漢さま、たとえ、例えですよ~。分かっちゃいないんだから」

国民新党、新党「日本」が選挙対策に追い込まれた産物として立ち上がった。
北の国では「大地」も産声を挙げた。みんな、立党理念なんてひとかけらも見受
けられない。議員バッチをつけて赤絨毯を踏み登院したい執念にとりつかれてい
るだけ。

新党を立ち上げた諸先生方が、その志を議員立法に託してなし遂げたという話を
ご存知でしたら、紹介して欲しい。

旧選挙制度を変えないと日本は良くならないと、先生方が激論を交わし施行され
た今の選挙制度に、自ら首を絞められたんだから文句は言えまい。

「どら平太」が封切られたのは5年前になる。
山本周五郎の「町奉行日記」を原作にして、黒澤明、木下恵介、小林正樹、監督
をした市川崑が脚本を書いた痛快時代劇。

望月小平太(どら平太)・役所広司、こせい・浅野ゆう子、仙波義十郎・宇崎竜
童、安川半蔵・片岡鶴太郎、大河岸の難八・菅原文太 のキャステイイグが抜群
に良かった。

「遊蕩児として悪評高い望月小平太が町奉行に任ぜられて江戸から国許に赴任
し、壕外と呼ばれる不法地帯の諸悪を一掃するという痛快な話である。しかも
悪事の根源は悪徳商人と結託した藩の重役であり、小平太は巧みにその根源を
さぐり、見事な裁きを下す。さらに痛快なのは、赴任から奉行を辞して江戸に帰
 るまで、小平太が一日も役所に出仕しなかったという愉快な趣向である」
(木村久邇典:どら平太解説冊子より)

どら平太と難八(なだはち)の対決もスリル満点で面白いが、文太の難八がいい。
鶴太郎の半蔵も味がある。キャステイングが実に上手い。ハリウッド映画には、
必ずキャステイング者名がクレジットされているが、邦画界では余り重視してい
ないようだ。スタッフにキャステイング者名はない。

話が横道にそれたついでに、映画談義をもう一言。
映画は、その時代を反映する鏡のような性格があって、映画を観るとその国の思
考が解るといわれている。
「亡国のイージス」が8月に封切られた。イランへ派兵している今の日本を象徴し
ていると思う。
映画の出来に関しては、キャスティングに失敗している。実力派の役者が揃って
演じている割には・・・。映画華やかなりしころのオールスター映画のような印
象が強かった。小泉劇場で踊っている役者も変わり映えがしないが、地元最優先
の先生方に釘を打ち込んだ功績は認めよう。

硬派向けのストーリーだから、オールスターで集客を狙う。興業成績を優先して映
画配給をする立場からは、致し方ない要求なのかも・・・。でも、日本が明日に向
って変わっていることを証明する映画の1本になった。

長々と映画談義をしてきたのは、小泉劇場で演じられている「衆院解散物語」の
主役は誰かを問いたかったから。

「誰だと思いますか?」
ボケ封じ観音さまが、仁王さんに問う。
「元気印君は、小泉総理本人だろう」
「それに、選挙権を持つ有権者だって、主役を張らないとねぇ」

「そう、そこなんです。日本は変わろうとして産みの苦しみに襲われている。それ
 を後押しするのが有権者の意思表示で、新生児を生み出す力になるんだ。
一人の1票が世の中を変える起爆剤になるんです」
ボケ封じ観音さまの助言に、元気印は興奮している。[

「マスコミが勝手に命名して騒ぎ立てられている刺客が、主役ではありません。
 小泉劇場で主役を引き立てるピエロみたいなもんです」
今日の観音さまは、歯切れが良い。

「小泉劇場からのライブを連日見ている有権者が、9月11日の投票を棄権するな
 んていう馬鹿げた行動はしない。テレビ観覧席に座って井戸端会議ばかりやっ
ていても、有権者が持っている貴重な1票は何も言わない」
名無し羅漢も賛成してくれる。
「投票箱に入れらると、投票率を向上させた、候補者の当落を決める1票として声
 なき声を聴かせることが出来る。そうでしょう、観音さま」」

郵政民営化法案に反対票を投じた自民党議員の選挙区に党本部が送り込んだ
対抗候補者に付けたマスコミの呼び名が、刺客。

投票で選ばれる刺客だから「どら平太」のように選挙区で顔が見えない刺客では
落選する。刺客の役割は、「どら平太」のように第三者が知らないうちに悪徳商
人や役人を駆除して役目を終え退任する。坂本竜馬暗殺に放たれた剣の使い手
が刺客だ。マスコミは、読者受けすれば何でもやると考えた方が間違いが少ない
ようだ。

写真を見つけた羅漢さまが聞いてくる。
「ソバでしょう」
「台風13号が千葉に上陸して、ゴーヤが滅茶苦茶になってしまった。強風に
 煽られ支柱が倒れてしまい、収穫の真っ最中だった苦瓜も終わってしまった」
「トマト、インゲンも風に倒されていた」
「雨にも風にも負けず花を咲かせていたのが、ソバ」
「根性を感じたんでしょう。元気印さん」
ボケ封じ観音さまは、優しい。
「ソバの収穫は大変です。根気が要ります。 お分かりですネ」









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3 コメント

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確かな目で・・・ (おばちま)
2005-09-03 17:27:29
TBありがとうございます。

楽しい文章、面白く読ませて頂きました。

郵政の民営化?否か?私には難しい選択です。

でも、今回の小泉独裁は明らかです。それについていく組織に縛られた人が多いのには不思議としか言い様がありません。

この1週間、よい意味での改革をしてしてくれる方々を、この目でしっかりと見極め投票したいと思います
返信する
劇場型選挙の是非 (takechihannpeita)
2005-09-04 15:56:03
TBありがとうございます。

こういった形で選挙に引っ張り込むの事の是非はありますけども、少なくともこれが投票率に結び付けられたら、と思ってます。

各紙は「自民単独過半数」という文字が躍ってますけど、個人的には最後まで悩みそうです。
返信する
マスコミに流されず (こちゅ)
2005-09-04 23:48:45
TBありがとうございました♪

おもしろいものを読ませていただきました(*´▽`*)



「小泉劇場の主役は、有権者」‥‥全くその通りだと思います。

小泉首相がせっかく国民に選挙の機会を与えてくれたのですから、これに乗らない手はないと思います。

結果、小泉自民が敗北したとしても、「民意を問うた」結果なので、小泉首相も納得するんじゃないでしょうか。



「どら平太」は機会があったら見てみたいと思います、そういうお話は大好きなので♪





>おばちまさん

「小泉独裁は明らか」とおっしゃっておりますが、自分はそうは思っていません。

あくまで、総裁としてのリーダーシップの範囲だと思いますよ。

「独裁」「刺客」「変人」といったものは、センセーショナルな方がお好きなマスコミや他党の方々、さらには自民党の方針(マニフェストの第一に載っている郵政民営化の方針)に逆らって党を追われた方々によるイメージ操作に過ぎないんじゃないでしょうか。



他のことに関しては大賛成なので、どうかお気を悪くなさらないでくださいね(^^;

おばちまさんのおっしゃる通り、確かな目で(マスコミに流されず)政策等を見極めて判断していきたいです。





乱筆・乱文失礼いたしました。
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