いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

六義園と枝垂れ桜

2008-03-30 16:48:07 | 時の話題
昨年夏に訪れた六義園に魅せられ秋に再訪問し、六義園と園主・柳沢吉保にまつわることを書き込んできました。

正門を入ると枝垂れ桜(写真)があります。

『このシダレザクラは、高さ約30m、幅約17mで、「エドヒガン」という品種が変化したものです。
戦後に植栽されてから、五十年以上が経過しています。開花は「ソメイヨシノ」よりやや早く、3月下旬です。
満開の時期、枝いっぱいに見事な花を咲かせた薄紅色の滝のような姿は圧巻です』

最初に訪れた時、無数の枝を垂れ下げ佇んでいる老木の左横にあるこの立て看板のガイドが気になっていました。

3月29日、六義園を訪れると、駒込駅側の染井門には大勢の観光客が並んでいます。正門へ向かうとそこにも入園する人が列を作っています。列の長さは染井門の3分の1位でした。目的の桜は正門から入った方が近く、染井門の左にある遺構「千里場(せんりじょう)」、江戸大名庭園にある馬場跡を通り抜け枝垂れ桜のある場所までは、本郷通を本郷方面に向かって正門まで行くのと同じ距離を歩くので、4~5分程度の回り道は正解でした。

徳川家康とゆかりの深い親子枝垂れ桜が、元気印の家の近くの寺院境内にあります。樹齢300年を超えた親桜の品種は、住職に聴いても定かでありません。そして、今年は見損なってしまいました。

樹齢50年を超えていると説明のあるエドヒガンは、樹齢300年を超えた親桜に劣らない情景です。幹回りは樹齢相当の太さであっても、上に伸びている枝、横に張り出している枝数が多いエドヒガンには、ふくらみがあり、壮観感があります。

エドヒガンは、3月20日から30日までライトアップされるとTVで紹介された翌日に訪れた土曜日のためでしょうか、普段より訪問者が多くて、狙ったポイントからの撮影は、構図内に出入りする見学者が頻繁にあって大変でした。シーズン中は、平日の早朝でなければ納得のいく写真は撮れないようです。

六義園の桜について前に書きました。
吟花亭(ぎんかてい)の周辺には桜が沢山植えてあり、あたかも吉野のような雰囲気でした。
徳川綱吉の長女・鶴姫と養女・八重姫が六義園に遊びに来ています。元禄16(1703)年3月13日に鶴姫、5日後に八重姫です。
吟花亭で休憩をした鶴姫と八重姫は、桜の素晴しさに心を奪われてしまい、しばし時を忘れていたとの伝聞が残っています。

エドヒガンの雄姿を観ていると、吟花亭周辺に桜を植樹して、鶴姫と八重姫が時を忘れて見蕩れた風景を復興する篤志家を募る知恵者が現れることを切望してしまう。
これは、貧乏人の浅知恵にしか過ぎないのだろうか。


コメント
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