いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

論功行賞、何故悪い!!

2006-09-28 20:16:34 | Weblog
勝ち戦の論功行賞は、人の世の礼儀である。
戦国の世を待つまでもなく、今日でも常識だ。NHKの大河ドラマ「功名が辻」の主
人公山内一豊は、信長、秀吉、家康の3大名に仕えながら、「ぼろぼろ伊右衛門」
から一国一城の主に大化けする物語だ。3大名は、自分の家臣として一豊の戦場で
の功績に対して論功行賞を与えている。その積み上げがあったから、最後の仕上げ
として高知城を築城し城下町の整備を行っている。

安部総理が、総裁選挙での戦いに貢献した人に論功行賞を与え、感謝の気持ちを伝
えることは不思議な行為ではない。

サプライズ、サプライズは誰かと自薦、他薦をして騒ぎたてたTV各社は、安部内閣
の顔ぶれが決まると、安部総理誕生戦争に貢献した人たちに対する論功行賞内閣
だ、と論調を換えている。いつもの事ながら、出来事の表面をなぞるだけの騒ぎ報
道で、節操がない。

余談になるが、『朝日ジャーナル』の編集長を3年間務めたことがあり、それが休
刊したので、その雑誌の思潮を受け継ぐものとして創刊された『週間金曜日』の編
集委員、雑誌『潮』のノンフィクション部門選考委員などを務めている某ニューキ
ャスターの番組では、靖国参拝について各大臣にインタビューしていた。新旧各大
臣に靖国参拝をするかどうかのインタビューを行い、放送の名を借りて、それを何
処かへ情報発信していると勘ぐりたくなる。これは、きわめて巧妙な情報収集と伝
達であろう。何かと有名な放送局とキャスターだから、致し方のないことなんだろうか。

内閣総理大臣補佐官(首相補佐官)を定員の5名を任命したことで、安部政権運用
に期待を持った。これは、総裁選で公言していたことの一つであり、広報機能を重
視しているのは、「外にものを言う内閣」の性格を具体的に体現している。
首相補佐官の担当する役割は、①広報、②国家安全保障問題、③拉致問題、④教育
再生、⑤経済財政と明確にした。

首相補佐官は、内閣の重要政策に関して内閣総理大臣に進言し、また、その命を受
けて内閣総理大臣に意見を具申することを職務とする、と内閣法で規定されている
ため、28日の某TV番組で、広報補佐官は、首相補佐官が実施権限を持つように内
閣法を改正する意向を表明した。

「政治は結果である」を信条とする安部総理には、内閣法の改定が政権運営の将来
を左右する要因であり、内閣主導の政権運営を現実する決め手になる。
名前だけの○△諮問委員会、業界を代表する族議員提言、各省が当該大臣に熱を込
めて解説する省益最優先の政策提言などが罷り通っている政策決定の悪習をぶち壊
す最初の関門だけに、安部総理の手腕が問われる政治課題であり、特に、③、④は
焦眉の急になる。

安部総理は、経験不足と評されているが、広報補佐官の発言で、これから打つ手は
熟慮されていると判断した。

『政権運営戦争の論功行賞は、大いにやるべきです、観音さま』
『信長に仕えていた頃の秀吉、秀吉と天下統一に向かって葛藤していた家康が共
に、一豊の戦略提言や戦場での戦い振りを、自分の眼で見てキチンと掌握し判断し
ていたから、それに報いる論功行賞をした。それに負けまい、と一豊は努力を惜し
まなかった。人事の妙でしょう』
『鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギスです、ですね。観音さま』
『総裁を3期やって、鳴くまでまとう、ホトトギス。
 序・破・急(じょはきゆう)、1期、2期、3期と区切りをつけた夢のある安部
 政権構想の発表です。メリハリのない政権運営では、満員札止めは一期だけか、
 途中退場だって。下手をすれば休演です』
『来年の参議院選挙の顔で終わるか、長期政権を維持する基盤構築とするのか。
 政治に無関心な有権者は寝ていなさい、と公言した派閥の親方は、それを辞任し
 て院政を狙っている。有権者をなめるんじゃない、てんだ。野党に限らず、自民
 党内にも後釜を虎視眈々と窺っている輩が徘徊している。でも、安部内閣に論功
 行賞で礼を尽くすのは、選挙権を持った人たちです』
『無党派と呼ばれる有権者も、それは承知でしょう。そう、そう。こんな一節が小
 説「功名が辻」にあります。経験が多いということも、所詮は否定的な意見を豊
 富に云えるというだけのことで、だからどうしようという案を思いつくに至ら
 ぬ。とすれば、未熟と五十歩百歩か』

28日のNHK「安部内閣新閣僚に問う」に出演した新閣僚の発言を聴くと、論功
行賞より、担当する分野でのエキスパートであり、安部内閣のチームワークの好さ
を感じた。

郵政解散を断行した小泉前総理に匹敵する太っ腹があるかどうかが問われる局面が
待っている。安部内閣の政権運営が向日葵のように耀くようにと、ボケ封じ観音さ
まも、安部総理のリーダーシップ、官邸主導型の政治運営を期待している。

霞ヶ関改革なくして、美しい国、日本の再生はない。

『元気溌剌の元気印さん、早寝早起きが健康の元です。お休みなさい』



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安部総裁への風当たりは強い

2006-09-21 21:40:29 | Weblog
戦後生まれで52歳の安部晋三自民党総裁が誕生した。オメデトウ。

「小泉さんの功績ですね」
政治音痴のボケ封じ観音さまが慶んでいる。

「副官房長官時代は福田内閣官房長官との不仲があり、細田さんを任命していた小
 泉総理が、ポスト小泉組閣で安部さんを官房長官に返り咲かせた。これは、小泉
 さんだから出来たことです」
「大抜擢人事。日朝平壌宣言調印時に、日本人拉致に謝罪させるよう強く主張する
 外交的な政治感性を見抜いていたんだ。そうですね、観音さま」
「それくらいは、政治音痴にも解ります」

NHK「8・45首都圏ニュース」で安部新総裁始動を報じていた
新総裁に対する、自民党内、野党などのコメントを報道していたが、拉致被害者家
族代表の横田夫妻はこれまでの心境をインタビューで訴えていた。
 
横田滋さん
「新しい首相の誕生で何らかの動きが出てくるんじゃないか、ということで、我々
 は一日も早い解決を望んでおります」
横田早紀江さん
「安部さんをとりまかれる組閣をされた方が、本当に一緒になって、一つになって
 心を一つにして、なんとか、どうしたらいいか本気で考えて、協力していってく
 ださる方が(組閣のメンバーに)選ばれて欲しいなって、それだけが願いなんです」

ブッシュ大統領との面談を陰で支援していた安部新総裁は、拉致担当大臣を任命す
る意向があると報道されているが、是非実現して戴きたいと願う。

一方、海外メディアも報道したとしてその番組を紹介していたが、韓国と中国だけ
を取り上げていた。

韓国のイ・ジョンソク統一相。
「北東アジアとりわけ朝鮮半島の平和に寄与すること心から願っている。(特に)
 北朝鮮と日本の関係正常化は非常に重要な軸になる」

中国外務省の泰 剛 報道官。
「歴史問題と台湾問題の適切な解決が日中関係の政治的基盤だ。歴史問題での反省
 と謝罪を実際の行動で表してほしい」

ハングル語、北京語などは不勉強で、映像の画面下に流れた翻訳テロップをそのま
ま全文を記載してあります。NHKが報道すべき内容と判断したものでしょう。

誰が総裁になっても一部マスメディア、マスコミ推奨か自称進歩的文化人、テレビ
番組のコーデイネーターは反権力=ジャーナリズムが基本思考であるから風当たり
は強くなる。

「オクラの写真は、咲き始めの状態ですか」
「逆です、観音さま。昨日の朝、咲いていた花が夕方になって萎んだんです。
 今朝には萎んだ花の首下にオクラの実を残して、萎んだ花は散ってしまった。
 後ろにあるのは、これから花を咲かせるオクラですよ」

安部新総裁は、朝に花を咲かせ、夕方萎む時は果実を実らせているオクラに通ずる
かも知れない。開花するまでの時間は長く、直ぐに成果を生み出す。

父・安部晋太郎総裁の誕生を願い、それも叶わず7年間の議員時代、第2次森改造
内閣で官房副長官に就任してからは、確実に総裁への階段を登りだす。
これは、後だしジャンケン推測です。

今日、国旗掲揚、国家斉唱を疎かにする教職員を罰した東京都が、それは憲法違反
であると訴訟を起こした都教職員組合に敗訴する判決が出された。

入学式、卒業式などの式典で国旗掲揚を拒否する教師、国家を歌わない、ピアノを
弾かない教師に、その資格はないと思うが、如何なものか。

東京都教育委員会が定めた「都教職員行動指針」を「思想の自由を侵すもの」とし
て訴訟を起こす教師が教鞭をとる国が、世界の何処かにあるのだろうか。
行動指針を定めざるを得ない状態を教育の現場に生み出したのは誰であったか、を
忘れてはいないだろう。
さらに言うと、戦争は嫌だ、平和を愛しましょう。憲法九条は死守しましよう、と
念仏のように唱えるだけで、自国の平和が守れると信じている政治家や国民が大手
を振ってまかり通る国もあるのだろうか。

今年は夏の気温が不順で雨が多く、オクラの苗を植えた当初は発育が悪くて、途中
で苗を抜いてしまおうかと思った時期があった。それでも、折角だからと追肥を施
しこまめに育てると、写真のように見事に生育した。

言語学の某先生が安部総裁の演説などの言葉遣いを分析して「経験不足」と評価し
ていた。麻生氏は「権威的」、谷垣氏は「官僚的」との評価であった。

「経験不足、大いに歓迎でしょう。これからの経験は総裁として栄養満点です」
かすみを食している観音さまらしい。
「からかっちゃ、いけません。人の世の辛酸を慰めることが栄養なのです」

『美しい国へ』では、自主憲法の制定=現憲法改定、教育基本法の改正が強調され
ている。国造りの基本、国を治める基本姿勢なので、是非とも取り組んで実現して
戴きたい。特に、教員免許更新制度の導入は、即時、実施に大賛成。

「安部新総裁は、やってくれます」
「組閣を静かに見守りましょう。元気印さん。安部総裁が家庭菜園に植えたオクラ
 は美味に育ちます。肥料不足と感じた時は、皆で追肥することです」











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自民党総裁3候補の風向き

2006-09-12 12:29:22 | Weblog
自民党の総裁を選らぶ、日本の総理大臣を誰にするかを自民党員が選択する時期
が迫り、マスコミを賑わしている。

中には来年の参議院選挙を絡めた報道さえあり、マスコミの早読み合戦に発展して
いる。更に、総裁候補の公式記者会見において靖国参拝をするかを問い質し、中韓
との関係をアジア外交の全てと誤認識して、それを総裁選の争点にしたがる記者が
いることも散見され、マスコミ各社の報道姿勢や質が鮮明になったので、今後の報
道内容を検証する判断材料にはなった。

記者会見前に配布されたマニフェストの中身よりも、その分量(厚さ)を問題にし
て質問した某番組のコメンテーターに対して、安部候補の回答を紹介する番組が面
白かった。

総裁選候補の麻生、安部、谷垣(50音順)氏はマニフェストを記者会見前に配布
していた。麻生、谷垣の両候補は分厚いそれであったが、A3の用紙1枚に纏めた
安部候補に”所信表明するには分量が少ない”と質問の矢を放った。

「A3用紙1枚のマニフェストにしても読んでくれる記者は少ない。分量が多けれ
 ば良いというものではないと思う」

質問者は翌日の番組でこのやりとりを得意満面で報告すると、「見事な切り返えし
ですね」と女性アナウンサーにコメントされたが、マニフェストの中身についての
説明は皆無であった。つまり、記者会見で代表質問する立場にありながら、候補者
から事前に配布されたマニフェストを読み込んでおらず、それを比較検証する余裕
がなかったのだろう。だから、安部候補の回答を受けても突込みがなされない。
安部候補は、これからもマスコミに対しては毅然とした態度で応対されるだろう。


安部候補の祖父は、日本国憲法の改定を念願しながら、当時のマスコミ、文化人、
野党からは安保条約破棄を連呼され、有権者の大多数から日米安保条約の改定・
締結を強引に進めた、と叩かれて総辞職しているが、日本のあるべき将来を考え
ていた政治家だと思う。

安部候補の著書「美しい国へ」を一読して、祖父の流れを汲む政治家だと知った。

『政治家には、闘う政治家と闘わない政治家がある。ここ一番、国家のためとあれ
 ば、批判を恐れず行動するのが前者である。後者は、あなたのいうことは正しい
 と同調するものの、けっして批判の矢面に立とうとしない。初当選して以来、私
 はつねに闘う政治家でありたいと願っている』

憲法と教育基本法の改定を最優先とする見識は、政治の最重要課題を経済発展に
据えてきた政治・経済運営がもたらした当然の帰結のように思う。
国民あっての経済、そろばん玉に乗らない貴重な価値があることを、安部候補は祖
父の後ろ姿に学んでいる。

何か自分達の考え方に不都合があると「人権侵害だ、格差を助長する」を金科玉条
にして声高に叫び、それを許す風潮が熟成されている社会のヒズミを正すことにも
なる。悪臭を放つ元は、根から根絶する。教育基本法は改めるべきで、安部候補は
教員免許を更新制にする意向を表明している。大歓迎!!

だから、消費税を何%にする、靖国参拝は控える、などは日本の国としての背骨が
固ってからでも間に合う。

「今日は、元気ですね。2百10日も過ぎ白露も終わり涼しくなったからですか」

ボケ封じ観音さまの冷やかしだ。

「元気印さんも年金暮らしでしょう。消費税が10%になったら困りません」
「何でもかんでも10%にする発想は素寒貧だよ。生活必需品は3%、贅沢品は
 15%とかメリハリを付ければいいんだ。見做し消費税は死語になってしまった
 の。納税者に不平等だからって、消費税の導入に猛反対していたのに」
 

2週間後には自民党総裁が決まる。3候補への風向きが変わるのだろうか。
極東国際軍事裁判で判決が下された後で、その判決を解除する、日本に戦犯はいな
いと国会で議決し、それを連合国各国に説明し了解を求めたのは当時の国会議員で
す。与野党が一体となって国会で議決し、各国へ働きかけ了解を得て獲得したので
す。少なくとも、そのことを認識していない候補者は、国会議員失格だから御免蒙
りたい。また、A級戦犯を云々する与野党国会議員も確信犯か不勉強の結果なので
日本の国会議員として失格に相当する。だから、辞職勧告したい。

「そんな過激な行動は許せません」
「観音さまの世界と下司のそれでは、価値観が違うんだ」
「そうでしょうか。貴方の勧告は与党をもって自任している国会議員へすべきでし
 ょう。万年野党の議員さんへそれをしても馬の耳に念仏。骨折り損のくた・・・
 です」

マスコミ、特に放送報道が頻繁に行っている世論調査、極少人数を対象としたアン
ケートを国民全体の意識と称して憚らない調査結果では、3候補への風向きは決ま
っているようだけれど、選挙が終わるまで油断は禁物だ。

いつもなら7月中頃になると、小泉総理の靖国参拝を阻止するための中韓からのメ
ッセージをマスコミはこぞって報道するが、今年は鳴りを潜めていた。そして、富
田メモが日経新聞のスクープとして公表された。

その新聞社の最高責任者は、中国共産党の公安責任者と面談しているが、そのこと
は一切報道していないと、評論家の桜井よしこが指摘している。(WiLL10月号・
「富田メモ」に「異議あり!!)

富田メモの真贋を巡り色々な人の見解が、他にも報道されている。

小野田自然塾を設立して青少年の健全な育成に尽力している小野田寛朗塾長の指摘
した判定根拠が、簡単明瞭で最も納得するものだ。

『(前略)このメモはわざわざ手帳に貼り付けてある。これも不自然です。後で書
 いたものを手帳に貼り付けたという可能性もある。科学的にメモのインクの年代
 や紙を調べるというところまで、徹底した検証が必要だったはずです。富田さん
 は非常に几帳面な方だったそうですから、大体毎日同じ筆記具を使っていたでし
 ょう。他のページやメモと比べてみれば分ることです。私たちのように情報を専
 門に教育されてきたものに言わせると、こんなものは偽者に決まっています』
(WiLL10月号・靖国参拝を「踏み絵」にするなより)

今回の総裁選に、小泉首相の靖国参拝を阻止する目的で、絶妙のタイミングを見計
らい、偽富田メモを報道するような企みが練られていなければ良いが。

これまでにあったような、対抗者の下ネタ・スキャンダルをビラにして配布して泥
沼戦を繰り広げる、政治家としての品格が問われる候補者は見当たらないので、元
気印の杞憂に終わるだろう。

「政界の常識は、一寸先は闇の世界なんですよ」

ボケ封じ観音さまは、心配している。















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