いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

秋景色 その1:松ボックリに火がついた

2011-10-14 16:07:53 | Weblog
物心が付いてからも覚えていた「松ボックリに火がついた」。
ところが、意味を確かめようと辞書をひもといても言葉がありません。
それで、止む無くネット検索で頼り引っかかってきたのは、

焼けぼっくいに火がつく

その語源由来辞典によると、

『過去に関係のあった者同士が、再び元の関係に戻ることを意味し、多くは、男女関係について云う』
その由来は、

『燃えさしの切り株や焼けた杭のことを「焼け木杭(ぼっくい)」といって、「木杭」は「棒杭(ぼうくい)」が音変した語。
一度焼けて炭化した杭は、再び火がつきやすいことから、すぐに燃え上がる関係、特に男女の恋愛関係について言うようになった』

「松ボックリ」や「焼き栗」と混同して、

 焼けボックリに火がつく

とするのは間違い、と締めくくってある。

古稀を迎えるまで、とんでもない誤解をしでかしていたようです。

さて、チャッピーとの散歩道にある松(写真)のなかに白く見えるものが気になり、根元に近寄って、調べます。



それは、今年の夏受粉して白色になった雌花(種子錐)でした。
細長いシュートの先端に種子錐があるのですが、受粉後、それはなくなり、シュートは白色に変色し形も様変わりしています。
種子錐の根元には、受粉後の雄花(花粉錐)が生長して茶色に輝いていたんです(下写真)。



昨年の夏に受粉した緑色の花粉錐が左奥にあり、右手前にあるのは、今夏に受粉した花粉錐。
先のものより受粉時期が早かったのでしょう、種子錐はかなり小さくなっています(下写真)。



『松ボックリと呼んでいるのは、受粉1年後の花粉錐でしたね。来年の秋には、緑色の花粉錐が乾き茶色に変色して、鱗片が開いて種子を散布し始めるのです』
 
物知りのボケ封じ観音さまから助言があり、説明が省けて大助かり!!

この松の木には、1年経過した花粉錐や3年目のそれが散在していますが、殆どが今年の種子錐と花粉錐でした。白色に変色した種子錐(雌花)が遠目に見えた訳です。

今日までは、チャッピーとの散歩道脇にある何の変哲もない一本松でした。
緑色の針葉に混じって白く見えた雌花に興味をそそられて写真を撮り、その正体を調べると意外な発見。松ボックリに生長するまで3年も掛かるなんて、驚き桃の木山椒の木ですよ。
明日からは、チャッピーを共にした毎朝の散歩が楽しいものになります。
やはり、松ボックリに火がついた、が相応しいようで・・・。




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1 コメント

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焼けボックリ (T-Ohwaki)
2011-10-17 15:39:06
「焼けボックリ」だと思っていました!
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