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ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集

あなたの一票は?!

2005-09-07 | 国政選挙SP
昨日に引き続き、政策その他もろもろの分析から投票行動の選択にあたってのチェックポイントを示します。あくまでも個人の私見に基づいています点、ご留意ください

【Check-5】選挙期間中の運動姿勢は?


各候補者の選挙期間中の運動の様子をみて決めるのも一つの方法です。特に「自宅への電話をかけてこなかったか?」という視点は、個人情報保護に対する一つの見識の表れとして捉えることができます。

私は、今回の選挙である立候補者から電話攻勢を受けました。私の場合、自宅の固定電話については、電話帳への掲載はもちろんのこと、全くどこにも公表していません。自宅の電話番号をどこかに提示するのは、(1)各種届出や手続でやむを得ない場合(含む勤務先)、(2)宅配便の連絡先として使う場合の2つに限っています。相方を除いて、自宅の電話番号を個人的に教えたことは全くありません。にもかかわらずかかってきたということは、どこかで不公正な形で情報を入手している何よりもの証拠です。当然、今回の選挙では、この立候補者に入れる気が起こりません。

【Check-6】「地域の利益代表」を求めるか否か?


あなたが一票を投じる候補者に「地域の利益代表」としての行動を求めるのか否か?という視点でも考えることができます。これは特に「小選挙区での投票先」を決める際の重要な観点です。

もし、国会議員に「地域の利益代表」としての力を求めるのであれば、それにふさわしい人を、「国全体の利益代表」としての力を求めるのであれば、それはそれでふさわしい人を各選挙区から選ぶことが求められます。

これまでは、ややもすると各候補者からは「私が通れば、国から地域へ利益を獲ってくきます!」的な発言が繰り返されて来ましたが、このような仕組みを今後も是とするか否かは大きな論点になります。

この論点は、見方を変えれば、「国が地方をきちんと面倒をみる(=国から地域へ利益が配分される余地がある)」方が良いのか「地方は地方で自立した活動を行う(=地域は自ら利益を生み出す)」ことが望ましいのか?ということにもつながります。いずれにせよ、一つの大きな観点となるといえるでしょう。

【Check-7】「多数意見」に自らの意思を委任するか否か?


最後の観点は、投票するか否かの選択です。日本においては、投票には「自由」があります。すなわち投票するもしないも「あなたの選択=意思」に委ねられているのです。

投票しないという選択(又は白票を投票)をした場合、日本の制度では「無投票(全ての立候補者 or 政党を信任しない)」という制度がありませんので、自動的に「多数意見に従う」ことを意思表明したことになります。そのことをしっかり理解した上であれば、「投票しない」ということも立派な意思表明であると私は考えます。

「投票はしたいが、入れたい先がない。困った。」と嘆いていても仕方がありません。投票するorしないはあなたの自由意思にかかっています。入れるなら、投票先を決めてしっかりと入れる。入れないのであれば、多数意見に委任するわけですから、どのような投票結果となってもありのままを受け入れるというを、覚悟をもって決める必要があります。

有権者の全員に、等しく「選挙に参加する機会」は与えられています。その機会をどのように利用するかどうか、それはあなた自身にかかっていることを忘れてはなりません。そして、あなたが利用した機会の結果が「向こう4年間の国の方向性」を決めることに繋がるのです。

投票日まであと4日。アナタの選択は?

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