去る11月9日、岐阜県大垣市で開催された講演会&交流会に参加いたしました(主催:NOBUNAGA21)。今年で5回目となるこのフォーラムには、毎年著名人がゲストとして登場し、しかも講演会には無料で参加できるとあって、大変「お得」なイベントとなっています。
今年のゲストは宋文洲氏。ソフトブレーン株式会社代表取締役会長にて、ベストセラーとなった「やっぱり変だよ日本の営業」をはじめとした数多くのビジネス書の著者でもあります。
さて、主催者であるNOBUNAGA21がベンチャー支援組織ということもあり、講演内容も「創業」を切り口としたお話が多くありました。その中でも、特に印象に残った言葉を2つご紹介いたします。。
お客様の立場で考えれば、お客様が必要としないものを売りつけたところで、お客様は「買わされた」と思い、きっと嫌な気分になることでしょう。お客様は、「『これなら買おう』と思う細かな事実が揃ったとき」に初めてその商品を買うのです。
裏を返せば、自らの扱っている商品が「お客様の立場で考えて役に立つ」と固く信じることができなければ、その商品をお客様に売ることは「悪いこと」になってしまいます。だからこそ、「この商品はお客様にとって必ず役に立つ、困りごとを解決するものなんだ」という信念が求められるのです。これが、ここでいう「正義感」です。
宋会長曰く、これまでの仕事から「残業が多い部署・会社ほど業績が悪い」ということがデータによって明らかになっているそうです。なぜなら、「残業をして頑張る=余分なコストをかけている」ということであり、それで多少の実績が上がったとしても、トータルでは儲かっていないことがほとんどだそうです。
マネジメントの本質とは「普通の労働を使って付加価値を高める」ことにあります。目先の業績にとらわれて頑張ってしまうと、かえって「変化の必要性」に気付かなくなり、結果として変化への対応力が弱まってしまうのです。
この他にも様々なお話がありましたが、これらについてはぜひ講演会のチャンスをつかむか、宋文洲氏の著書をお読み頂きたいと存じます。
さて、講演の最後に質問タイムがあったので、ずうずうしくも私から一つ質問させていただきました。
この質問に対し、宋会長からは
プロセスを評価することが必要
とのお答えを頂きました。
「プロセスを評価する」とは、「結果そのものではなく、『結果に繋がること(行動)』を評価する」ことを表します。なぜなら、結果は周囲の環境や外的要因に左右されますが、行動は「自らがやったかやらなかったか」というだけの問題だからです。この「プロセスを評価する」ことを意識することで、目先にとらわれない「フェアな評価」ができるようになると、お話がありました。
講演の内容全てをココに書くことはできませんが、私にとっては今後の仕事を進めていく上での「ネタ」をたくさん手に入れることが出来た、貴重なイベントとなりました。
今年のゲストは宋文洲氏。ソフトブレーン株式会社代表取締役会長にて、ベストセラーとなった「やっぱり変だよ日本の営業」をはじめとした数多くのビジネス書の著者でもあります。
さて、主催者であるNOBUNAGA21がベンチャー支援組織ということもあり、講演内容も「創業」を切り口としたお話が多くありました。その中でも、特に印象に残った言葉を2つご紹介いたします。。
【宋文洲氏の語録その1】
創業したいなら、儲かりたいと思う前に「正義感」をもつこと。
お客様の立場で考えれば、お客様が必要としないものを売りつけたところで、お客様は「買わされた」と思い、きっと嫌な気分になることでしょう。お客様は、「『これなら買おう』と思う細かな事実が揃ったとき」に初めてその商品を買うのです。
裏を返せば、自らの扱っている商品が「お客様の立場で考えて役に立つ」と固く信じることができなければ、その商品をお客様に売ることは「悪いこと」になってしまいます。だからこそ、「この商品はお客様にとって必ず役に立つ、困りごとを解決するものなんだ」という信念が求められるのです。これが、ここでいう「正義感」です。
【宋文洲氏の語録その2】
「頑張れば成功する、なんとかなる」という幻想を捨てること。
宋会長曰く、これまでの仕事から「残業が多い部署・会社ほど業績が悪い」ということがデータによって明らかになっているそうです。なぜなら、「残業をして頑張る=余分なコストをかけている」ということであり、それで多少の実績が上がったとしても、トータルでは儲かっていないことがほとんどだそうです。
マネジメントの本質とは「普通の労働を使って付加価値を高める」ことにあります。目先の業績にとらわれて頑張ってしまうと、かえって「変化の必要性」に気付かなくなり、結果として変化への対応力が弱まってしまうのです。
この他にも様々なお話がありましたが、これらについてはぜひ講演会のチャンスをつかむか、宋文洲氏の著書をお読み頂きたいと存じます。
さて、講演の最後に質問タイムがあったので、ずうずうしくも私から一つ質問させていただきました。
【筆者からの質問】
経営者やマネージャーを目指す場合には、どのようなことを身に付けておくべきでしょうか?
この質問に対し、宋会長からは
プロセスを評価することが必要
とのお答えを頂きました。
「プロセスを評価する」とは、「結果そのものではなく、『結果に繋がること(行動)』を評価する」ことを表します。なぜなら、結果は周囲の環境や外的要因に左右されますが、行動は「自らがやったかやらなかったか」というだけの問題だからです。この「プロセスを評価する」ことを意識することで、目先にとらわれない「フェアな評価」ができるようになると、お話がありました。
講演の内容全てをココに書くことはできませんが、私にとっては今後の仕事を進めていく上での「ネタ」をたくさん手に入れることが出来た、貴重なイベントとなりました。
KPIの設定は、きっと「どのようなプロセスがお客様の価値に繋がるのか?」というプロセス設計を通じてできるのでしょうね。・・・と口でいうのはやさしいのですが、なかなか大変です・・・・(^^;;
ただ、KGI(Key Goal Indicator)を要素分解するよりも、Processそのものを分解する方が、適切なKPI(≒Processの量や質)の導出がしやすいのかな?とは感じました。
また様々な事例から分析してみたいと思います。
その為の評価基準KPI(key performance indicator)の値として何を設けるかが悩みどころではあります。
実際に重要性はわかっているのに、なかなか実行、プロセスを評価しその後に役に立つ為のKPIが決定できなくて!
まぁ、過去を振り返ると、プロセス評価されたら、私の場合は「ドンドンと評価が下げられる」なことになってしまいそうですが・・・(^^;;
ちなみに、宋会長のコトバを借りると「プロセス=行動≠努力・頑張り・姿勢」です。生徒の「勉強プロセス」を見るとすると・・・例えば、問題集で最終的に正解までたどり着けた問題の数(何度トライしてもOK)というようなものをみていくことになるのでしょうか。奥が深いです。