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ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集

備忘録:力の足りない人、力のある人、力の強い人

2006-11-14 | リーダーシップ
昨日の404 blog Not Foundのエントリで、目を引くものがありました。
しかし、手加減というのは真剣勝負よりさらに一段上の技術が必要だというのも「最強の駒落ち」を読んだ実感で、これもまた他の世界に通じることである。駒落ちの上手というのは、平手でよく知られた定石が使えない。それだけでも大変で、それがゆえに普通の人どおしが駒落ちで指すということがあまりないのだとも思うのだけど、しかし駒落ちにも定石はあり、それらを知ることで将棋の強弱をスケールできるというのは、プロにとっては当たり前なのかも知れないが、素人の私からは目から鱗があかすりのあかのようにおちまくりんぐなのであった。
(404 blog Not Found - 先崎に学ぶ将棋より)

これを読んでふと思い出したのが「力が足りない人は、相手の力量だけしか自分の力を出せないから、強い相手にもそこそこ対応できるが、弱い相手にも取りこぼす。本当に力のある人は、自分の力量をいつでも発揮できる」という話し。この話しは確か中学時代の部活の時に聞いたと記憶していますが、私は正に「力が足りない」状態で、強い相手にも(勝てないまでも)そこそこ立ち向かうけれども、変なところでころっと負けるという状態でした。今でもこの話しは人生の教訓として心に残っています。

そして、今回の話を読んで「本当に力の強い人は、相手に合わせて手加減ができる。」という一文を後ろに追加。将棋に限らず、勝負事から学ぶことは多いです。このことは、実は「リーダーシップを発揮する」時の一つのポイントを示唆しているのかもしれないなぁ、と感じました。

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2 コメント

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RE:リーダーシップ (m.avatar)
2006-11-15 01:44:20
こちらには初めて書き込みを致します。

今年の夏休み、某大学において、先生の特別講義を受講させていただいた高橋という者です。いつもブログの方、楽しく拝見させていただいています。

さて、今回の力加減の記事について、このことを痛感する事を私も経験したことがあります。

それはあるボランティアの会議に参加していた時で、
私はその会議で全力で自分の主張の正当性を説き、
相手の意見の矛盾を突き、
自分が尊敬する大人の人に対して
自分の主張を通す事ができました。

その時は、自分の主張を通す事ができた事を
嬉しく思いました。
ですが後々になってよく考えてみれば、
相手が手加減してくれていた事が分かりました。

今思えばあの時の私は、自分の事しか考えておらず、
他の人がどう思っているのかを汲み取る余裕がありませんでした。その一方で、相手の方々は私が気持ちよく会議に参加できるように、会議の空気が悪くなってしまわないように手加減してくれていたのだと思います。
ただ、力を振るう事しか考えていなかった自分を
恥ずかしく思いました。

強い力を持ち、力を加減する方法を身につければ
どんな役割の人間にもなれます。
その場に必要な人間になれる事、
その場に足りないものになれる力。
それがリーダーシップなんだと私は思います。

これから色々な経験を通じて
そんな力を磨いていけたらと思います。
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Re: リーダーシップ (Swind)
2006-11-15 22:39:33
高橋@m.avatar様>
コメントありがとうございます。また、夏の特別講義をお聞きになったとのことで、誠にありがとうございます。

非常に貴重な経験をされたご様子、素晴らしいことと思います。ぜひこの経験を糧として、いつかの日に「次世代」に伝えていっていただければと存じます。

私もまだまだ研鑽の日々です。一緒に力を磨いていきましょう!
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