マスコミ：同じネタでも・・・

昨日のエントリで触れた経済産業省－企業価値研究会の提言案に関する報道ですが、一夜明けると日経の報道も出てきています。

ここで、大変面白いのが各社の「報道のスタンス」の違いです。昨日紹介した共同通信・読売新聞の記事では

黄金株、上場企業に容認を　経産省の研究会が論点案（共同通信）
敵対的買収に拒否権、上場企業にも「黄金株」容認案(読売新聞)

と「容認」の線で記事になっているのに対し、日経では

買収防衛策の「黄金株」、発行に制限・経産省研究会(NIKKEI NET)

と、真逆の「制限」の方向で記事となっています。

もしかするとネタの出所が異なるのかもしれませんが、なんとなく各社の「スタンス」が透けて見えるようで大変興味深いです。

また、このテーマについては47th氏のふぉーりん・あとにーの憂鬱も触れております。今でも「黄金株」ってあるんですね。（「会社法トリビア：「黄金株」は・・・」より）

企業防衛の実務の世界は、まだまだ奥が深そうです。