すずめ休憩室

日々のこと、好きなこと、飼っていたペットのことなどなど・・・。
気の向くままにつづってみました。

訃報

2006年06月10日 | どうぶつ回想録
昨日の定時後、パソコンの前に座っていると同僚のK田さんが私の目の前に何やら茶色の物体を置いた。よくよく見るとハクセキレイのヒナらしい。
成鳥は白と黒のコントラストが美しいセキレイも幼鳥の時はこんな茶色なんだね。
どうしたの?と聞くと、工場内をフラフラと飛んでいたのだが、力尽き落ちてきたそう。

あちゃ~・・・・誤認保護だよ。

一見巣立ちに失敗した様に見えても近くに親鳥がいる場合があるから拾わない方がいいって前にも言ったのに・・・
でも弱って飛べなくなった鳥を見つけたらつい拾ってしまうのも人間のサガなのかも。

だからと言って人間の匂いがたっぷりついたこの弱ったヒナを今更元の場所に置いたとしても死んでしまうんだろうしなぁ・・・一番いいのは巣に戻すことなんだけど、飛んでいたなら巣が何処なのかもわからない。
セキレイは人に慣れないから育てるのは難しいのに・・・とも思ったけれどそのままにも出来ず連れて帰ってきた。

タオルの下に使い捨てカイロを敷き、ストーブの前に置いたけど一向に元気にならず・・・

以前もう少し育ったセキレイの子を保護した時は温めたら元気になってウルサイ位に親を探して鳴いたんだけど、少し食べさせたほうがいいのかな?

以前、ネットで調べたらセキレイの餌は「虫」だと書いてあったので、今回はこんなのを買ってきました。
ミルワームという虫の缶詰

ちょいとグロテスクですが、まぁ私は魚釣りもするんで大丈夫。臭いがキャットフードを思わせるこの缶詰ですが加熱処理してあるんで、ちゃんと「死んで」くれてますし。本来は魚類や爬虫類なんかの餌なんですが、箱に「野鳥類」という表示があったので。
これでいいかわからないけど野鳥であるセキレイ用の餌なんて売ってるはずがないもんな。

口の前につけても全く食べようとせず・・・野鳥にありがちな人の手からの餌は食べないってヤツです。しょうがないので口をこじ開け、一つ入れてみたけど、全く飲み込もうとしません。小さくちぎって、水と共に流し込み、またタオルに包んで温めておいておきましたが、やはり残念な結果になってしまいました(涙)

虫より最初はもっと消化の良いご飯とか粟玉とかあげれば良かったかなとか、弱っているところに無理やり餌を食べさせたことがストレスになって返って弱らせてしまったのかなとか、色々考えちゃいました。
考えたって獣医じゃないから仕方がないけど・・・。

助けられた時は嬉しいけど、ダメだった時はやはり凹みますね。

やっばり野生動物は難しい