すずめ休憩室

日々のこと、好きなこと、飼っていたペットのことなどなど・・・。
気の向くままにつづってみました。

フレッシェルモイストリフト

2007年01月31日 | 健康
若い頃は洗顔後にも何もつけなくてもへっちゃらのヘだったのに、年とともに乾燥肌になってきた。
私の分厚いツラの皮もやはり年とともに干からびて来ているのか(滝汗)

特に冬はお肌に最悪。

ズボラな私には珍しい位にせっせと入浴後に化粧水とクリームを付けていても、恐るべし冬場の乾燥は夏場には無かったはずのところにシワをくっきりと刻んでくれる。
この間も目の下のファンデーションがなんか撚れるなぁと思って、鏡に顔を近づけてよくよく見たら、タルミと共に無かったはずのシワを発見

ガーン・・・

ケチケチな私は漫画にはお金を使っても、ことに美容やオシャレに関してはお金を掛けないので、化粧水もクリームも安いのを使っていたけど、それじゃやっぱりやっぱり保湿が間に合っていないのかなぁ(汗)

などと思っていたある日、某ドラックストアで「とろとろ」という語感が気になって買ってみたのがカネボウのフレッシェル モイストリフト

ちなみに私は下記の2つを使ってみてます。
 フレッシェルモイストリフト コラゲディープコンク(濃厚保湿化粧水) ※クリックで説明

 フレッシェルモイストリフト ミルク コク潤 (保湿乳液) ※クリックで説明

茶色の瓶は化粧水と美容液が1つになったタイプ。
手に取ると本当にとろとろと言う言葉がぴったりの液でお肌につけると多少ベタつき感がありますが、その分蒸発せず、肌に留まっている時間が多い感じ。私はコットンに含ませ、全体を馴染ませた後に少量指に取り、特に気にしている目の周りに重ねつけしてます
寒い日とかは塗ったあと両手で顔を押さえて温めると尚しっとり

次に下の乳液を付けるんですが、こちらは化粧水に比べると反対にサラっとしてます。
化粧水をたっぷりつけて、ベタ付く感じなった上にこれをすーっと伸ばして蓋する感じ

これを使い始めて1週間ほど経ちますが、なんか調子が良いです。
朝、ファンデーションを塗るときの伸びが違うんです。
ほんと薄く付くの

ちょっとこのベタ付き感がイヤだと感じる人がいるかもしれませんが、1本1500円程度とお安いので、冬場の乾燥でお悩みの方、試してみます?
ちなみに乾燥が酷い方にはパックもありますよ

あっ、でも出来てしまったシワが消えることはないみたい。
残念無念

熊本から愛をこめて

2007年01月29日 | 日々つれづれ
先週なみださんより届きました。
なみださんは私の状態を知らずに送ってくれたのだけど、ちょうど凹みの大きかった時だったので、とても嬉しかったです。
ありがとう~なみださん

袋を開けると、南国・熊本の香りがいっぱいの贈り物。
デコポン、柚子胡椒、あごだしうどん、とんこつラーメン、辛子レンコンチップス、だんご汁。
なんかなみださんのブログでお馴染みの美味しそうな物たち(笑)


さっそく「あごだしうどん」頂きました

独特のアゴダシを味わいたいのであっさりとワカメ、ほうれん草、えのき茸、小葱。

ちなみに隣の小鉢はしめ鯖と大根のサラダ
大根、玉葱、大葉を千切りし、薄く切ったしめ鯖と混ぜて市販のドレッシングをかけただけの簡単サラダ

「あごだし」の「あご」とは飛魚(トビウオ)とのこと。
カツオとはまた違った力強い魚系の出汁がなんともいえず美味しい。
そういえば以前、きふぃみさんが五島の島巡りをした時にこの「あごだしうどん」の存在を始めて教えてもらったんだった・・・なんて懐かしいことを思い出しながら美味しく戴きました(笑)

デザートにはもちろんデコポン
ミカンより味が甘く、伊予柑よりもフルーティ
内側の薄皮も薄くてとっても美味しい・・・

こっちでもたまーに見かけるけど高いのでケチケチの私は買ったことがなかったのでした。
こんなに美味しい果物なら今度買って食べようっと。

凹んでいた気持ちも優しい気持ちと美味しい物のお陰でとても元気になれました
どうもありがとう

白い世界

2007年01月27日 | 日々つれづれ
今年は暖冬のせいか全く雪が降りません。
北海道の中でも雪が少ない地域だとはいえ、例年ならすでに2~3回は除雪車が出ててもおかしくないのに。
いつもならワカサギ釣りが出来る我が町の湖も結氷せず、鴨が泳いでいるそうな
エルニーニョ現象の影響なんでしょうか

なのに白髪も目立ってきたことだし髪を切りに行こうと予約していたのに、いざ行こうとしたらこの雪ですよ(汗)
行き付けの美容院は車で30分もかかると言うのに~

天気の神様まで意地悪しているのか?!(汗)

でもふと思ったのだけど、北海道のお水が美味しいのはこの雪のお陰なんですよね。
山に降り積もる雪が地下浸透し、自然ろ過されて湧き水となるのです。
そういえば我が町の上水道の源泉もとてもきれいな湧き水でした。
浄水器を付けていない、蛇口から直接注いだお水でさえ、ほんのりとした水の甘さすら感じられるくらいに美味しい

そういえば以前京都へ修学旅行へ行った時だからもう20年前の話でしょうか、何処で飲んでもお水が薬臭くて美味しくなくて、びっくりした記憶があります。
タクシーの運ちゃんは「京都は琵琶湖の水を使っているから美味しいはずだ」と言っていましたが(苦笑)それまで当たり前に飲んでいた北海道の水の美味しさを実感した瞬間でした。

この雪があるからこそ、どんな雨の少ない年でも美味しい水がたっぷりと使えるわけで、
雪も天からの恵みなんだよなと思った1日でした

でも雪道の運転は怖い・・・


叫べ!ベホイミ!

2007年01月21日 | 日々つれづれ
正月明けから1p、2pとじわじわとHPを奪われてきたけれど

和やかに進んでいたはずの宴席で50pのダメージを受けた
2次会へ行ったその場でも100pのダメージを受けた
挙句の果てに友達からのメールで100pのダメージ追い討ち

ホイミじゃ足らん、ホイミじゃ足らん

ベホイミを唱えなければ!
それにはMPがちょいと足らん・・・甘いモノでもまだ回復せず。

※コメントへのお返事はもう少し待ってくださいね。
 ごめんなさい、少しずつ書いていきますので


スケソウづくしの晩御飯

2007年01月18日 | 手作りあれこれ
日頃お世話になっているTさんよりまたまたスケソウ鱈を戴いてしまいました~!!
本当はこれの倍以上、全部で12匹も戴いたのだけど、食べきれないので食べ盛りのお子がいる同僚のトコへ半分お裾分けしてきました

さてそんな訳でスケソウづくしの晩御飯です


お献立
・スケソウ鱈のフライ(大根サラダつき)
・スケソウ鱈の子炒り
・スケソウ鱈の味噌汁
・なごいくさん家の飯寿司

スケソウ6匹中、メスは2匹。
生タラコが小ぶりなので煮付けやこんにゃくとの炒り煮にはちょっと少ないかな?
なので以前matildaさんが言っていた人参や高野豆腐などが加えてある秋田の郷土料理「こいり」を作ってみました。

作り方はまたもや適当(笑)
ネットで検索すると人参と白滝の他にゴボウなども入れるらしい・・・幸いゴボウと人参はあるものの、白滝がないからこんにゃくの細切りで代用し、高野豆腐の代わりに水切りした豆腐を崩して入れてみました。

タラコ以外の具が多くなりすぎて、「子炒り」と言うより「野菜炒り」になってしまいましたが、お味は美味しかったです

今日、部長と係長に「たれさん、疲れてたりストレス貯まってない?、明日慰労会かねて新年会するから」と言われました。
私はアルコールが苦手で、逆に会社関係のお酒の席にでることはストレス解消どころが、面倒くさい何物でもないので(反対にストレス)なので「いえ、私は疲れてもいないし、ストレスもないので遠慮しておきます」と言ったら(こういう風に言うトコロがきっと上司ウケしないんだろうな・汗)、「○○さん達も出るんだから、出なさいよ」と。

「慰労」というんなら、家でゆっくりさせて欲しい・・・

それでないなら業務命令の方として言われる方が割り切れるのに・・・
「慰労してあげた」という名目が欲しいのかな
これで会費取られたら、ますますやり切れんぞ

なごいくさんちの飯寿司

2007年01月17日 | どさんこ・ご当地ネタ
なごいくさんが管理運営しているHP「なごいく温泉」のキリ番を幸運にも踏むことが出来、そのキリ番プレゼントのなごいくさんお手製の飯寿司が今日、我が手元にやってきました~!!
実はこの飯寿司、私の大好物なのです。ありがとうね、なごいくさん

本当は昨日届いていたのですが、私が居なかったため、代わりに「不在届」が入っていたの。
なので今日仕事が終わった後いそいそと郵便局に取りに行ってまいりました

飯寿司とは主に北海道から東北地方で冬季に作られる、ご飯と魚・野菜・麹を混ぜて桶に入れ、重石をのせて漬け込んで作る「なれ寿司」の一種なのですが、実際は寿司と言うより「魚入りの漬物」みたいな感覚ですね。
北海道は鮭で作ることが多いですが、この他にハタハタやホッケなど色んなお魚でも作られ、今の時期はスーパーなどでもごく当たり前に売られている食べ物なのです

さっそく食べる

うんまぁ~い!

市販の飯寿司は麹が多くて、私は麹はこそげ落として食べるのだけど、なごいくさんの飯寿司は麹が少なめでお野菜がサラダ感覚でバリバリ食べられます。
しかもね、手作りだけあって中の鮭が厚いの、ほら・・・


生姜も効いてて私好みの味です。
なごいくさんが「今年はイマイチ」なんておっしゃってましたが、なんのなんのご謙遜。こんなに美味しいのならあっという間に無くなりますよ、私ん家(笑)

ほんと美味しいのでご飯の後にもぼりぼり食べ、つい食べ過ぎて満腹のあまりさっきまで寝てました(爆)

本当にありがとう~!!

来年のキリ番も冬にならないかなと密かに思っている私でした(爆)

北海道方言カルタ

2007年01月15日 | どさんこ・ご当地ネタ
北海道で百人一首といえば、下の句を読んで下の句をとるという「下の句」カルタが一般的。
それも札が紙じゃなく木なんですね。

私も中学の頃にしましたが、守備・中間・攻撃と3人一組となって相手もしくは自分の札を取り合うんです。下手っぴな私はまず自分手元の札を覚えるのに必死でした。自分のテリトリーだけは取られたくなかったもんで(笑)しかも読みやすい札(字の大きなのとか、最初が平仮名の)を選んで自分の手元に置いたりするという結構姑息な手段を使ってまで札を守ろうとまでしてました(爆)

ちなみに木のカルタとはこんなの
何故か女子には「乙女の姿~」が大人気でした。
そして嫌われていたのが「衣ほすてふ」の札。「衣かたしき」と間違えやすいからだったと記憶してます

なので本州では上の句を読んで下の句を取るのが当たり前だと知ったとき「こんなにある枚数、全部覚えれるわけないっしょや~」と思ったものです

そんな独自のカルタ文化がある北海道ですが、実はもう1つご当地カルタともいえる存在が・・・それは「北海道方言カルタ」というもの。その名の通り北海道弁を集めたものなのです

だいぶ前の話ですが、ウチの職場にSさんという秋田弁バリバリの年配の方がいるんですが、こういうのが好きらしく「面白いから」とこれのCDを持ってきてくれました。ですが、ちょっと聞ける状態ではなかったので、聞かずにお返しすると今度は社員食堂に持って行ったらしく、私達が行くとシーンとした食堂に男性の野太い声で

「この毛糸のパンツ、いずいし、もちょこいわぁ」とか
「そうやっておだっているから頭ぶつけんだ、はんかくさい」

等々が淡々と流れてました(苦笑)
その中で会話もなく、ただ食事をする従業員・・・ちと怖かった
その後の食事委員会での意見交換では「あの北海道弁のCDやめてくんないかなー喉詰まりするっしょやー」と(爆)

やはり生の北海道弁に適う者はありません

和洋折衷ご飯

2007年01月14日 | 手作りあれこれ
冷蔵庫整理の晩御飯です(苦笑)
冷凍庫にお正月の残りのタコと新巻の切り身、冷蔵庫に豆腐のハンパがあったのでこんなご飯になりました

お献立
・豆腐のグラタン
・タコのサラダ
・鮭ご飯
・味噌汁(ワカメと長ネギ)

豆腐のグラタンは適当に初めて作ってみました。
1.ジャガイモ、玉葱、人参、椎茸をコンソメで味付けし軽く煮た後に豆乳を入れて煮る
2.レンジで水切りした豆腐を耐熱皿に並べた後、上から1をかける
3.スライスチーズをちぎって乗せ、パン粉と粉チーズを掛けてオーブンで焼く

お豆腐からの水分がでるのでやや水っぽい仕上がりとなりましたが、牛乳やバターを使っていないのであっさり目で美味しかったです。お豆腐がプルプルなのでスプーンで食べるのがお奨め

鮭ご飯は焼いた新巻鮭の切り身を箸でほぐし、ご飯に混ぜただけですが、ゴマや青シソ、生姜の甘酢付けとか入れてもいいかも

さて年賀状のお年玉番号が発表されましたね。
皆さんもう確認しました?
ウチは切手シート1枚だけでした・・・_| ̄|○

くじ運って無いのでいつもこんなもんです
1等なんて贅沢は言わない、一度でいいからふるさと小包当たって欲しい・・・




ゆらゆら

2007年01月13日 | 日々つれづれ
お昼頃、2階の自室でネットをしているとユラユラ・・・

「あっ地震だ」と思ったけど、そんなに大きな揺れではないのでそのままでいた。
でもそのユラユラは小さくゆっくりだけど中々収まらない。
2~3分は続いたであろうか・・・たぶん大きな地震がどこかで起きたなと思い、TVを付けてみると津波警報が出てました。

マグニチュードは8.2とのこと

関東大震災を引き起こした関東大地震はマグニチュード7.9
阪神・淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震はマグニチュード7.3

と言われているから、かなりの大地震のようです

北海道を含め、日本ではまだ目立った被害は起きていないけど、北方領土である国後、択捉はどうなんだろう?
この寒い冬に建物の倒壊などがあれば大変だろうし・・・

なにはともあれ被害が少ないことを祈ります


キムチ雑炊

2007年01月11日 | 手作りあれこれ
今日も寒かったですね~
この間までのプラスの気温が嘘のように冷え込んでいます。
今日は日中の最高気温も-3℃
風もあって寒かった~!!

なんか温かいモノが食べたくて一人用土鍋でキムチ雑炊を作ってみました。
鳥ガラスープにちょっとお味噌をいれ、キムチと豚バラ肉、シメジにシイタケ、長ネギに主役のご飯。
そして仕上げには玉子ですよ玉子!!

ちょっと蓋して、蒸らして半熟になった玉子を崩してハフハフして食べました。
ちなみにこの土鍋の蓋、ひっくり返すとお茶碗になるんです。1人には便利な鍋です。
昨日の残りのタラコ煮とジョニー豆腐を食べたらお腹いっぱい
でも野菜が少ないよね、明日は気をつけなくっちゃ


そうそう私事ですが、なんとかお休みをいただき3月始めに神戸に行くことになりました。
初めて行くので楽しみにしているところなのですが、何か情報をお持ちの方いましたらお教えくださいませ
あれが美味しいとか、ここは見どころとか、なんでもいいです

宜しくお願いします~!!

タラコとタチ(白子)の煮付け

2007年01月10日 | 手作りあれこれ
今日、買い物に行くとスケソウ鱈の卵(生タラの子)とタチと言われる白子が売られていました。
このスケソウ鱈は北海道の冬の味覚の代表格。
これの卵を塩漬けしたものが皆さんご存知のタラコや明太子になります。

いつも生タラの子は道産子のせっちゃんと同じく北海道の郷土料理ともいえる「タラコとこんにゃくの炒り煮」にするんですが、今回はちょっと目先を変え、タラコとタチを一緒に生姜風味に甘辛く煮付けてみました
作り方は簡単
だし汁に細く千切りにした生姜を入れて砂糖と醤油、お酒で味付けした煮汁と一緒に生タラコとタチを煮付けるだけ。
ちなみに今回は手綱切りにしたこんにゃくも一緒に煮てみました

火の通ったタチがプルプルとしてて美味しかったです

それはそうと今日買い物しててびっくりしたのですが、スーパーの陳列棚から全てメーカーの納豆が消えていました
ちゅーか納豆がひとつもなかったの!!

もしかしてこの間放送した「あるある大辞典」の影響でしょうか?
凄いね~TVの影響って

たまやのごまひとひら

2007年01月09日 | 美味しいモノ
本日のオヤツ

銀座たまやのごまひとひら

たっぷりの黒ゴマが練りこまれ、びっくりするほど真っ黒い花びら型の薄いクッキーの間にはこれまた黒ゴマのクリームが挟まっています


ここのお菓子ではこれの他に「ごまたまご」という一口黒ゴマケーキも食べたことがあるけどとちらもゴマの味がしっかりしてて、美味しかったです
クッキーだけど緑茶が欲しくなる味かな

ウルトラマンガタロウ

2007年01月08日 | 好きなモノ・面白いモノ
麻生氏、早くも「ポスト安倍」に意欲(朝日新聞) - goo ニュース
正月早々やる気満々ですね(笑)

そういえば数ヶ月前に行われた前回の自民党総裁選の時
麻生○郎氏を応援するこんなフラッシュが流行っていたそうです
知らなかったよ・・・

ウルトラマンガタロウ(※音が出るので注意)
※画面が大きくて見にくい場合は右方向上にあるF11キーを押して全画面表示にしてください
 元に戻すときは再びF11キーか画面右上の画面表示を押すと戻ります


すごく面白くてツボにハマるんだけど、素直に笑ってよいものか・・・(汗)
危なくないのかな?これ(色んな部分で・苦笑)

ちなみにハシレアソウタロウというのもあります(笑)


もっとみたい人はこちら→重くてたまらないフラッシュ工房

「龍-RON-」

2007年01月07日 | 漫画・本
「龍-RON-」 村上もとか 全42巻 小学館刊行

ここんとこ村上もとかさんの漫画の魅力にハマっている私ですが、なかなか手が出せなかったこの大作を歴史トピでお世話になっているパールさんよりお借りできました。ありがとう~!!パールさん

時代は1928年男爵の爵位を持つ京都の押小路家の御曹司・龍は晴れて武道専門学校に入学した。過酷ともいえる武専独自の上下関係と稽古の中、かけがえのない師と友を得るが、時代は確実に激動の時代へと進む。そして龍もまた例外ではなく、己の半分を占める血と壮大な秘密のために大陸へと導かれていくのだった・・・。

いや~面白かった!一気読みしてしまいました。
さすがに昭和の激動の時代を背景としているので読むのに時間がかかり1日では読みきらず、2日かかりとなったけど(笑)最初の5巻位までは龍の精神的成長のためのプロローグという感じですね。本格的に面白くなるのは押小路家の下働きをしていた田鶴ていという女性と龍が想いを通い合わせてからぐんぐんと惹きつけられました。

以前パールさんが「村上もとかさんの作品に誠実さと品格がにじみ出てる」とおっしゃっていましたがほんとそう思います。
人間が本来持っているであろう「人間としての良さ」が滲んでいる感じがします。もちろん人間がもっている「悪」の部分も描かれてますけど、それらを併せ持ちながら、そういう部分が現されている感じなのです。

そしてもう1つの魅力は徹底した時代考証ですね。
勿論、主な時代は満州事変後の日本、中国、満州ですから歴史的登場人物は当然出てきますが、ていが女優としての階段を登り始めた時に出逢う映画関係者も実在の俳優さんをモデルとしているトコも作品自体にリアリティを与えている感じがします。
入沢たき子(モデルは入江たか子)、岡山時彦(同、岡田時彦、ちなみに女優岡田茉莉子さんの実父)、溝田健一(同、溝口健二監督)など・・・(実際に入江たか子と岡田時彦は「滝の白糸」という作品に共演していたそうです)
また田鶴てい自体が「坂根田鶴子」という日本初の女性監督にヒントを得ているみたいですね

そしてもう1人忘れてはならないのが「甘粕正彦
物語の中盤から後半にかけては主人公・龍は世界中が血眼になって探す「紫禁城の秘宝」を封印するために追い続け、ていは1人の女優から満州映画協会(満映)の監督として、それぞれが自分達の目的に向かって突き進みます。その2人に大きく関わってくるのが、この時代の重要人物でもあるこの甘粕正彦。この時代の歴史背景に疎い私は今まで甘粕正彦といえば大杉栄が惨殺された「甘粕事件」と映画「ラストエンペラー」で坂本龍一が演じた彼しか知らなかったので、なんとなく「冷酷」なイメージがあったんですね。

でもこの作品は違う。
国を憂い、満州を愛した甘粕正彦の生き様、精神がビリビリと伝わってきました。
確かに満州時代、日本に虐げられた韓国や中国の人がみたら異論はあるだろうし、戦時下「映画」という満州メディアの頂点にいた彼がそれを全くの大衆娯楽として考えていたとは思い難い。でも色んなエピソードを知るうち、この「龍-RON-」の甘粕像が一番近いように感じましたね。

いつも村上さんの作品を読むたび思うのですが、この膨大なる時代背景や知識はどうやって得ているんでしょうね。専門にブレイン(頭脳)となる人がスタッフとしているのならまだしも、これらを調べ上げ、そして自身のキャラクターと共に作品中への寸分の狂いもなく納める村上さんの力量にただただ驚くばかり・・・。

人が羨むであろう才能を次々と開花させる押小路龍と田鶴てい夫婦がフィクションだとはわかりつつも、すっかりその世界に魅せられてしまいました。
全42巻という大作ですが、これほどのスケールの作品がよくぞ収まったという感じ。
歴史漫画好きの方、アクション好きの方、色んな方を満足させる作品だと思います。是非お試しあれ!!


ルー語変換

2007年01月05日 | 好きなモノ・面白いモノ
gooのトレンドをみていたら?なのがあった
その名も「ルー語変換」
なんでもサイトのアドレスを入力するとルー大柴調の文章に替えてくれるらしい(笑)

さっそくやってみる
ウチのブログ「すずめ休憩室」→変換後
ちなみに皆様のコメントもこんな感じ(爆)

そしてHP「御宿すずめ亭」変換後


ぎゃははは~(爆)訳わからん

女将が「ミストゥレス」になっている~
しかも漫画レビューに至っては何を言っているのか全く判らん(苦笑)

ブログやサイトをお持ちの方、試してみます?