海賊日記

子育てと趣味の日記

ちょっと言わせて

2009年07月27日 23時00分01秒 | Weblog
書きたい事が溜まってるんですけど、ワンピの感想も書きたいところなんだけど、まだちゃんと読めてないんで//

昨日見てた番組のことを。
どっかの幼稚園(保育園)のドキュメンタリー。英才教育、といえばそうも見えるし、早期教育といえばそうも言えるよーな保育内容で、わずか5歳の子がすげー身体能力を開発されてたり、困難に立ち向かう強さを養われてる・・それは園長の確固たる教育信念の元に、とゆーような。
何かしながら見てたので、抜けてた部分も多かったのかも知れませんが、画面に映るのは幼児とは思えない器械運動をやりこなす姿や、英語・文字の獲得、水への恐怖の克服。

すげぇ。
「こどもはちょっと難しい事をやりたがる」とか、「競争が好き」とか「頑張る姿を大人が『見てるよ!』と信号を送ってやる」とか。
理論は全く同感であります。ほんとにそう思います。確かにその通りに子供達は伸びて行ってました。

でも、一言。

やり過ぎだろ。

友達と競争させることでどんどん早く走れるようになる。一番になる快感と、ビリになる悔しさを両方味合わせることで、子供はもっと頑張る。
まーそうでしょう。
でも、幼児が小学校低学年並の速さで走ることに、何の意味があるんでしょう?
その年にその速さで走れればいいじゃない。
どの子にも得意不得意の特性があって、勉強ができなくても運動は出来る、とかあるじゃないですか。それでいいんじゃないの?走るのが好きな子は、走ることに天性の素質があるからだと思うんですよ。誰もが同じように走ることに執着しなくたっていいと思う。

水への恐怖を克服した子の頑張る姿を感動的に映すシーンがありましたけど。
あんなにみんなに見られて、あの子は「追い詰められて飛び込むしかなかった」んじゃないのかな。
這い上がってきた時「どうだった?」と保育士に聞かれて、その子は恐怖の消えない涙一杯の顔で「楽しかった」と言ったけど。
どう見ても「楽しい経験をした」後の顔じゃないよ。「死ぬかと思った;;」って張り付いてたでしょ?
「楽しかった」と言えば大人は納得して引いてくれる事を子供は知ってるんだよ。

理論も理念も素晴らしいのかも知れないけど。
ああいう「出来る」ことを目的とした保育環境の中で、幼児期に一番育てたい「感受性」は育つのだろうかと不安に思いました。自然に親しむのだって、わざわざ山の家なんか連れていかなくても、雨上がりの水溜まりで十分よ。そこから子どもの発想を引き出して遊びを広げるのが保育士の腕の見せ所でしょ!(落ち着け)
やり遂げる根性や出来た自信はとても尊いと思うし、引き出された能力は今後その子を支えるのかも知れない。でも、その分置き去りにされてるものもあるんじゃない?
もっと、子供は、ゆったり、一人一人の個性に寄り添いながら育てて欲しい。そう思います。
あの番組を見て共感してた方がいらしたらごめんなさいね。あたしの正直な気持ちなので、気にしないで下さい。そう見たヤツもいるんだな、ってことで。

こうも辛口なのは、あたしが「早期教育」って言葉が大っっ嫌いで、自由保育の勉強を一杯してきたからだと思います。どーしても一斉保育は馴染めん・・・・(溜息)




メルフォ、ありがとうございますv鼻息が荒いのでお返事は明日落ち着いてから(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする