遣る瀬無い・・

明日うちの県では高校野球夏の大会の開会式があります。
それに先立ち今朝、登録メンバーの発表が新聞であったわけですが。
長男は外されてました・・・

去年の秋、今年の春と、きわどい所でしたが背番号貰ってたんですよ。
でも今回は、ピッチャー要員の一年生が入ったので・・・；；；
長男が起きてくる前に新聞隠しちゃいました。今日テストだったし。
でも、三日前から知ってたそうです。しかも、新聞発表とは違ってて、外されたのは長男ともう一人で。
代わりに入ったのが、滅多に試合に出てなかった二年生だそうで。監督のお気に入りだそうですが。

外されたのが長男だけでなかったと知って、ちょっと気持ちは落ち着きましたが、彼にとってはそういう問題ではなく。
チーム１打率のいいおまえが、何故外されてんだ、と。代打はおまえしかいないだろうと、先輩にも同級生にも言われて、余計に遣る瀬無く、怒りを抑えきれない長男です。
今年の夏は出たかった。代打で、先輩たちの力になりたかった。

代わったのが、自分より実力があると認められるなら、それが一年だろうと納得いくけど、そうじゃないから許せない。彼の親にしか言えない本音です。

帰ってきた彼の話を聞いて、それでも周りは長男の力を認めてくれてるんだ、と思えば、親的には溜飲が下がりますが、でも使って貰えなければ何もならないわけです。全く理解不能な、最低な監督です。（親の本音）

今まで順風満帆で来た彼の野球人生、彼が言うには「一番の汚点」だそうです。
これがあったから、良かったんだとあとで思えるように経験のひとつにして欲しいですが、今はとてもそんな気分になれないでしょう。そんなこと聞きたくないでしょう。

頑張るったって、土俵に上がらなければ。

どこの野球漫画にも、こういう部分はあまり描かれていません。でも、実際は「戦う」ところまで行きつかない、下級生に追い抜かれ、ベンチやスタンドで応援して三年間が終わる、そういう高校球児が沢山いるんです。


今は無理かもしれないけど、この悔しい思いを、どうにか乗り越えて欲しい。
切に願って。
おまえには、まだ来年があるよ！！